ディ・グラッシがポール・トゥ・ウインで最終戦へ(フォーミュラE第11戦:モントリオール、1) | 日日不穏日記・アメブロ版

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 2016/17年シーズンは、初開催のカナダ、モントリオール2連戦を残すのみとなった。

 

 10戦で6勝(出場は8戦)を挙げ、独走していたセバスチャン・ブエミは、先のニューヨーク2連戦を欠場。その間、ポイント2位のルーカス・ディ・グラッシは、サム・バードに2連勝を許したものの、ブエミとのポイント差を10に縮め、勝負を賭ける。

 

 ディ・グラッシはPPを獲得し、3ポイントを加算し、7ポイント差に。一方、ブエミは、フリープラクティスの影響もあり、予選12位。

 

 ディ・グラッシ、ステファン・サラザン、フェリックス・ローゼンクヴィスト、ニコラス・プロスト、ジャン・エリック・ベルニュの予選トップ5でレースはスタート。

 

 ディ・グラッシがスタートを順調に決めたのに対し、ブエミは、ターン1での混乱で若干の影響があったか、17位まで順位を下げてしまう。ただ、ヒットはしたものの、ダメージは感じさせず、順位を徐々に上げてゆく。

 

 モントリオールのコースは、1周2.745キロ、ターン14、高低差があり、ストリートコースにしては、コース幅が広く、オーバーテイクしやすい。

 

 

 

 

 13LAP、ディ・グラッシは、サラザンに4.059秒の差を広げ、ローゼンクヴィストは、1度サラザンに仕掛けたものの、0.956秒差で続いている。

 

 一方、ブエミは、ニック・ハイドフェルドをパスして11位、14LAPにロイック・デュバルを捉え、ポイント圏内の10位に。15LAPにデュバルはハイドフェルドをブロック。

 

 ハイドフェルドは、右フロントタイヤを破損し、動かなくなってしまい、マシンをストップ。フルコースイエローとなり、各マシンは一斉にピットイン。

 

 ブエミは、ピットレーンで先行するダニエル・アプトが遅いと怒りを露わに。マシンを乗り換えピットアウト時には、アプトを逆転。がピットロードで、ブレーキをかけ、アプトに追突されると、また怒ると焦りなのか、謎の行動の連続。

 

 ディ・グラッシが再び独走。ブエミは、21LAPにオリバー・ターベイ、23LAPにミッチ・エバンスをパスして、6位に浮上。

 

 24LAP、サム・バードとバトルをしていたホセ・マリア・ロペスがターン8でクラッシュ!ここでセーフティカーが入り、ディ・グラッシのリードがなくなり、レースはリセット。

 

 

 

 

 27LAPにリスタート。ディ・グラッシはファンブーストを使い、トップをキープ。ブエミは、28LAPにチームメイトのプロストに譲られ、遂にトップ5にまで上がってくる。

 

 顔ぶれは、ディ・グラッシ、ベルニュ、サラザン、ローゼンクヴィスト、ブエミだ。29LAP、ブエミが白煙を上げ、オーバーシュート。

 

 30LAP、サラザンのすぐ後ろにローゼンクヴィストが迫るが、その直後にウォールに左フロントをヒットさせ、失速。ブエミに譲った上、順位を一気に下げてゆく。

 

 34LAP、ベルニュに迫ったブエミは、ファイナルラップに抜きにかかるが、サラザンもタイヤをヒットさせながら、3位は譲らない。

 

 ディ・グラッシは、ファンブーストを持つベルニュに再三迫られるが、そのまま逃げ切り、今季2勝目!ブエミは、4位に終わり、ポイント逆転。

 

 さらにブエミは、アプト、サラザンに喧嘩を売るなど、大荒れ。さらに驚愕の結末が待っていた。レース後車検で最低重量違反が発覚。失格裁定が下されたのだ。

 

 これでブエミは、10ポイントリードから、一転して18ポイントのビハインドに。最終戦でこの差を逆転するのかかなり厳しい状況だが、どうなるか?