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おはようございます。
くもりです。寝坊したのであささんぽなし。
霊峰富士方面に向かい、四方拝、八宝菜。
疫病退散、家内安全、国家安康、
世界平和、一病息災、経過良好を祈ります。
My季語集「雛祭り・雛」NHK俳句2023年3月19日
「星野高士先生」兼題「雛・雛祭」
 
雛祭(ひなまつり)  
桃の節供(もものせっく《もものせつく》) 上巳(じょうし《じやうし》)
 三月節供(さんがつせっく《さんぐわつせつく》)
 弥生の節供(やよいのせっく《やよひのせつく》) 桃の日(もものひ)
 雛の日(ひなのひ) 雛(ひな) ひひな 雛遊び(ひなあそび) 
雛飾(ひなかざり) 雛飾る(ひなかざる) 
雛人形(ひなにんぎょう《ひなにんぎやう》) 内裏雛(だいりびな)
 官女雛(かんじょびな《くわんぢよびな》) 五人囃(ごにんばやし)
 男雛(おびな《をびな》) 女雛(めびな) 古雛(ふるびな) 紙雛(かみびな) 立雛(たちびな) 土雛(つちびな) 吉野雛(よしのびな) 雛段(ひなだん) 
雛の調度(ひなのちょうど《ひなのてうど》) 雛道具(ひなどうぐ《ひなだうぐ》) 雛の鏡(ひなのかがみ) 雛菓子(ひながし《ひなぐわし》) 
雛あられ(ひなあられ) 菱餅(ひしもち) 白酒(しろざけ)
 雛の燭(ひなのしょく《ひなのしよく》) 雛の灯(ひなのひ) 
雛の客(ひなのきゃく《ひなのきやく》) 雛の宴(ひなのえん) 
雛の家(ひなのいえ《ひなのいへ》) 雛の間(ひなのま)
 
「春-行事」の季語
三月三日に女児の息災を祈って行われる行事で、
古くは桃の節句、
雛遊びなどといった。桃の節供はもとは五節句
(人日=一月七日、上巳=三月三日、
端午=五月五日、七夕=七月七日、重陽=九月九日)の一つ。
雛に桃の花を飾り、
白酒・菱餅・あられなどを供えて祝う。人形(ひとがた)で
身体の穢れを祓い川に流した上巳の日の祓の行事に、
雛遊びの風習が習合したもので、江戸時代から紙雛にかわって
内裏雛が多く作られるようになり、豪華な段飾りへと発展した。
 
草の戸も住み替はる代ぞ雛の家    芭蕉
綿とりてねびまさりけり雛の顔    其角
裏店や箪笥の上の雛まつり      几董
蠟燭のにほふ雛の雨夜かな      白雄
厨房に貝があるくよ雛祭       秋元不死男
潮引く力を闇に雛祭         正木ゆう子
眼覚めけり上巳の餅を搗く音に    相生垣瓜人
雛の日の海をのせたる籬かな     轡田進
天平のをとめぞ立てる雛かな     水原秋櫻子
鎌倉の松風さむき雛かな       久保田万太郎
きぬぎぬのうれひがほある雛かな   加藤三七子
黒髪の根よりつめたき雛かな     田中裕明
雛飾りつゝふと命惜しきかな     星野立子
折りあげて一つは淋し紙雛      三橋鷹女
仕る手に笛もなし古雛        松本たかし
手にうけてかぐはしきもの吉野雛   吉田鴻司
歪まざるものなき雛の鏡かな     山西雅子
雛菓子の蝶のむらさき鶴の紅     大橋敦子
菱餅の上の一枚そりかへり      川本臥風
白酒の紐の如くにつがれけり     高浜虚子
日の高きうちより灯し雛の燭     片山由美子
雛の灯を消せば近づく雪嶺かな    本宮哲郎
雛の家ほつほつ見えて海の町     原石鼎
月光は川原伝ひに雛の家       廣瀬直人
ひんやりと人の影ゆく雛の家     酒井弘司
美しきぬるき炬燵や雛の間      高浜虚子
雛の間の更けて淋しき畳かな     高浜年尾
 
特選
一席
「部屋中に色のあふれる雛祭・・・東京都豊島区 小栗しずゑさん
*雛飾りも集う子ども達も色鮮やか。心も明るく鮮やかになります。
普通の言葉で楽しさを描写。
 
二席
「カステラを分厚く切りて雛祭」・・・静岡県富士市 堀内幸江さん
*雛祭りのお菓子は、雛あられと、「桜餅」と相場は決まっていますが、
カステラも楽しい。紅茶も添えて、現代ッ子の雛祭りとなった。
伝統俳句協会らしからぬ選句が面白い。
 
三席
「雨音に耳澄ますなり古雛」・・・北海道 大橋祐子さん
雛人形の擬人化が面白い。古雛なので、たくさんの時代の声を聴いて
生き抜いてきたのだろう。「この雨ではお客は少ないな」とでも
想っているのかも知れない。
 
入選
・夕まぐれほのと明るい雛の家・・・愛知県名古屋市 山田由美子さん
・父虚子を招き立子の雛まつり・・・愛知県半田市 新美達夫さん
・カウンターバー一隅の張り子雛・・・富山県富山市 神保と志ゆきさん
・人間をじっと見てゐる雛かな・・・東京都八王子市 梅澤春雄さん
・女官まで届く陽射しや雛の間・・・千葉県習志野市 沼元美穂さん
・ほろ酔ひの耳にユ-ミン鄙の夜・・・北海道札幌市 北山てるみさん
 
二百面相落選句
戦災を生き残りたる雛飾る
 
養花天  
(取り合わせが巧みな句ですなー  )

(「養花天」は中華屋の名前では無い。(^^ゞ
よゐ子も読んでいるので解説

「養花(ようか)」とは、“花を養う”という意で、
春の花のつぼみが膨らむ様子を
指しています。春の花が咲くころは曇り空が多く、
天気がさまざまに移り変わるもの。
花冷えという言葉もあるように、
急に冷え込んだりすることもあれば、
急に熱くなることもあります。このような天気が
花を育てつぼみを膨らませていくこと
から、曇り空が花を育て養うという様子を指して
「養花天(ようかてん)」と
言うようになりました。
「花曇り(はなぐもり)」の異名として使われ、
桜の花が咲くころの空一面が
うすぼんやりと曇った晩春の様子を指します。

  「養花天なんとかせねば目のかすみ  哲菴」

新刊書    
  (面白そうな本ですね。小生も引き籠もり人間なので興味ありますが
  何処かの受験予備校の宣伝文句みたいですなー)

「新刊書」をいただいて

刊書の匂いが好き鳥曇  哲菴

「鳥曇」でおあとよろしく。

写真は、八海山の酒瓶にヒマラヤユキノシタ