男と女のあいうえお その9
#043
姉妹とお付合いできるなんぞ
男冥利に尽きますなあ
ただ二人が揃ってましたら
立場が微妙ではありまして
そう考えますと
付き合ってみたいと思っている
うちが華ということで
ご勘弁を ・ ・ ・
「 ようこちゃんなんでまた
料理教室なんか行ったんです 」
「 いつかできれば小料理屋でも
やりたいって云ってたのよ 」
「 なるほど 」
「 あいつアタシに振られてさ
役者諦めて 手に職ってことで
また教室行ったんだってさ
よっぽど気に入られたんだろうね
そこの講師だもんな まさか
あいつが居るとは思わないもん
ようこにすすめちゃったのよ 」
「 と云うより何故付き合ちゃった
んでしょうね 」
「 苗字も違うし ・ ・ ・
まさかってことでしょ 」
この姉妹 所謂異母姉妹
なかなかに複雑なのであります
その割にはやけに似ているので
見れば判るはずなのですが
余程大好きな造作なんでありましょう
明日につづく
***** 本日の「あいうえお」相性学 *****
*別れた相手が妹と ・ ・ ・
では何故別れてしまったのでしょう
「 まいこ 」 ・・・・・・・ [ a / i / o ]
「やすとよ 」 ・・・・・・ [ a / u / o / o ]
◎母音のかさなりは [ a ] と [ o ]
女性の愛情は男性の [ u ] が受け止めて
男性の愛されたい欲求は女性の [ i / o ] が
こだわりを持って受け止めるはずである
ただ 「 ま 」 の子音 [ M ] は相手に尖がりが
二つ向いている形であり相手の心に突き刺さる
ような強い愛情を表わす 相手に受入れの
[ u ] がないとしつこい愛情と受け止められかねない
この二人の場合 男性が [ u ] を持ち一見すると
強い愛情も受け止め可能に見えるが 「 す 」 の子音
[ S ] は全曲線構成で後ろの母音の意味を薄める
働きがある 「 す 」 では強い愛情は苦しいかもしれない