2022年1月
兼題 「冬深し」 「当季雑詠」
出題者 一桂

(東大和市 画像:泰山さん)
「冬深し」は「一年で寒さの最も極まる時期のこと。積もった雪や北風に吹かれる枯草、
防寒着に身を包む人々など、どこを見ても冬真っ盛り。春が待たれる日々である。」
(インターネット歳時記・きごさい歳時記の解説より)
オミクロン株はあれよあれよという間に感染者数を増やし
リアル句会の予定が急きょオンライン句会に変更になりました。

(札幌市 画像:鈴蘭)
真冬日や新聞めくる響あり 泰山
「響きますか・・・」
「冬は乾燥しているから」
鵲初めて巣くう雨の夜 泰山
「季語にあったような、造語のような」
「陽暦1月10日から14日の頃を言うそうです。」
★「鵲初めて巣くう(かささぎはじめてすくう)」は冬の季語
鵲はじめて巣くふ玄海荒れにけり 大石悦子
鵲巣をくひそめし日の夜となりぬ 茨木和生 など
冬深し鰹のだしの湯気温し 一桂
「暖房の足しになる」
「「深し」「温し」の韻がよい。歯切れのよい句」
★鰹、温し、と気にはなりましたが、季語として使われていないので〇・・・。
単線のレール真つ直ぐ冬ふかし ゆめ
「レールはまっすぐでないと脱線します。」
「真っ直ぐほど遠くまで続いているのが感じられます」
★単線を廃線でもよいかも、廃線だと心なしか歪んで見える。
雑踏の中にひとりや冬ふかし ゆめ
「中に、が落ち着きません。雑踏の中ひとりなり冬深し」
「「イモを洗うよう」と言いますが、更に「ふかしたよう」」の一兎さんにコメント賞

(新宿区 画像:泰山さん)
四囲闇に犬の遠吠え冬深し 素頓
「狼かも知れない」
「狼だったらいいのに、だが字余り」
*四囲闇(しいやみ)
夜の海怒濤の聞こゆ冬深し 素頓
「冬の海は荒海」
「津軽海峡冬景色」の鈴蘭コメントにコメント大賞。
★「夜(よ)の海の・・)でとか「冬深し怒涛きこゆる夜の海」などで三段切れ解消。
読み直す大河小説冬深し 鳥閑
「坂の上の雲です。」
「吉川英治の三国志か」
「山岡荘八「徳川家康」26巻、私も。」
★大河小説という一言でこれだけの本が上がるとは流石石の会です。
冬深し手書き漢字の覚束かず 鳥閑
「手が問題か頭が問題か」
「さむさで手がゆうことをきかないからです」
鉢植えの花の萎びて冬深し 摩天
「水を差して上げましょうよ」
「〇が肥料になりますように」で〇をつけた鈴蘭にコメント賞。
★人の一生に例えて詠まれたそうですが枯れてしまいそうで心配・・
微笑めば父の面影初鏡 摩天
「親に似てきたのは嬉しいか悲しいか。」
「鏡の中に父の面影」

(札幌市 画像:鈴蘭)
冬深し田を売ることを墓に告ぐ 一兎
「買い手があれば良いが」
「農地転換はお済みですか」
菰を着て眠る老松冬深し 一兎
「老松とは我のことなり」
「永久にねむらないでね」
★◎2〇4の最高得点句。
「冬深し田を売る・・・」の句に◎1〇3と高得点に
気をよくした作者は「〇を付けて下さった方には金一封を」と。
気持ちだけでしょうね、多分。
上州は風の大地よ冬深し 碧水
「ニューイアー駅伝の優勝旗はどこに」
「かかあ天下と空っ風。女性は強い」
冬深し空手少女の突きと声 碧水
「凛々しいことです」
「ピリピリと空気を震わせています」
★元空手部の方から「下五は「突き気合」としたい。」。
気合いだ!気合いだ!気合いだ!
冬深しビーフシチューの煮込む音 鈴蘭
「冬はシチューです」
「クツクツとフランスパンとワイン添えて」
★「ビーフシチューの・・」の「の」は「を」に。
「の」だとシチューが自分で煮込んでいることになる。
冬深し窓の曇りを拭い取る 鈴蘭
「結露がひどくて。」
「日常感に溢れています。」

(札幌市 画像:鈴蘭)
本年もよろしくお願いいたします。
兼題 「冬深し」 「当季雑詠」
出題者 一桂

(東大和市 画像:泰山さん)
「冬深し」は「一年で寒さの最も極まる時期のこと。積もった雪や北風に吹かれる枯草、
防寒着に身を包む人々など、どこを見ても冬真っ盛り。春が待たれる日々である。」
(インターネット歳時記・きごさい歳時記の解説より)
オミクロン株はあれよあれよという間に感染者数を増やし
リアル句会の予定が急きょオンライン句会に変更になりました。

(札幌市 画像:鈴蘭)
真冬日や新聞めくる響あり 泰山
「響きますか・・・」
「冬は乾燥しているから」
鵲初めて巣くう雨の夜 泰山
「季語にあったような、造語のような」
「陽暦1月10日から14日の頃を言うそうです。」
★「鵲初めて巣くう(かささぎはじめてすくう)」は冬の季語
鵲はじめて巣くふ玄海荒れにけり 大石悦子
鵲巣をくひそめし日の夜となりぬ 茨木和生 など
冬深し鰹のだしの湯気温し 一桂
「暖房の足しになる」
「「深し」「温し」の韻がよい。歯切れのよい句」
★鰹、温し、と気にはなりましたが、季語として使われていないので〇・・・。
単線のレール真つ直ぐ冬ふかし ゆめ
「レールはまっすぐでないと脱線します。」
「真っ直ぐほど遠くまで続いているのが感じられます」
★単線を廃線でもよいかも、廃線だと心なしか歪んで見える。
雑踏の中にひとりや冬ふかし ゆめ
「中に、が落ち着きません。雑踏の中ひとりなり冬深し」
「「イモを洗うよう」と言いますが、更に「ふかしたよう」」の一兎さんにコメント賞

(新宿区 画像:泰山さん)
四囲闇に犬の遠吠え冬深し 素頓
「狼かも知れない」
「狼だったらいいのに、だが字余り」
*四囲闇(しいやみ)
夜の海怒濤の聞こゆ冬深し 素頓
「冬の海は荒海」
「津軽海峡冬景色」の鈴蘭コメントにコメント大賞。
★「夜(よ)の海の・・)でとか「冬深し怒涛きこゆる夜の海」などで三段切れ解消。
読み直す大河小説冬深し 鳥閑
「坂の上の雲です。」
「吉川英治の三国志か」
「山岡荘八「徳川家康」26巻、私も。」
★大河小説という一言でこれだけの本が上がるとは流石石の会です。
冬深し手書き漢字の覚束かず 鳥閑
「手が問題か頭が問題か」
「さむさで手がゆうことをきかないからです」
鉢植えの花の萎びて冬深し 摩天
「水を差して上げましょうよ」
「〇が肥料になりますように」で〇をつけた鈴蘭にコメント賞。
★人の一生に例えて詠まれたそうですが枯れてしまいそうで心配・・
微笑めば父の面影初鏡 摩天
「親に似てきたのは嬉しいか悲しいか。」
「鏡の中に父の面影」

(札幌市 画像:鈴蘭)
冬深し田を売ることを墓に告ぐ 一兎
「買い手があれば良いが」
「農地転換はお済みですか」
菰を着て眠る老松冬深し 一兎
「老松とは我のことなり」
「永久にねむらないでね」
★◎2〇4の最高得点句。
「冬深し田を売る・・・」の句に◎1〇3と高得点に
気をよくした作者は「〇を付けて下さった方には金一封を」と。
気持ちだけでしょうね、多分。
上州は風の大地よ冬深し 碧水
「ニューイアー駅伝の優勝旗はどこに」
「かかあ天下と空っ風。女性は強い」
冬深し空手少女の突きと声 碧水
「凛々しいことです」
「ピリピリと空気を震わせています」
★元空手部の方から「下五は「突き気合」としたい。」。
気合いだ!気合いだ!気合いだ!
冬深しビーフシチューの煮込む音 鈴蘭
「冬はシチューです」
「クツクツとフランスパンとワイン添えて」
★「ビーフシチューの・・」の「の」は「を」に。
「の」だとシチューが自分で煮込んでいることになる。
冬深し窓の曇りを拭い取る 鈴蘭
「結露がひどくて。」
「日常感に溢れています。」

(札幌市 画像:鈴蘭)
本年もよろしくお願いいたします。