2021年2月
兼題 「薄氷(うすごおり・うすらひ)」 「当季雑詠」
出題者 素頓

春さき、うすうすと張る氷。淡く儚い印象の薄氷です。
溶けてしまわぬうちに薄氷句会をお楽しみください。
薄氷名を知らぬ鳥さんざめく 泰山
「季重なりにならない工夫かも」
「鳥の名は詠んだ方が」の碧水さん、コメント無理賞。
薄氷行き先見えぬ世をしのぎ 泰山
「まずは溶けるのを待ちましょう」
「オリパラ組織委員会のごたごた」の鈴蘭、コメント賞。
薄氷の張る水溜りビルの陰 一桂
「氷が水たまりに出来るのは当たり前では。」の泰山さん、コメント氷結賞。

藁くずを抱え放さぬ薄氷 ゆめ
「大事な藁くずです。」
「大事なんです」
屈み込み薄氷にふれ細き指 ゆめ
「ちょっと説明的かな?」の摩天さん、コメント矛盾賞。
「細き指よりごつい指のほうが、おかしみがあるのでは。」
「太き指ではどうなんでしょうか」
薄氷の溶けてゆく先光りけり 素頓
「溶けゆく先の光かな では」
「「解けゆく先の光りけり」の方がいいかな?」の摩天さん、コメント技能賞。
空と地と海新たにし春来る 素頓
「春は蘇りの季節です。」
「空海の降臨だ」の素頓さん、コメント自援賞。

白球を追へば薄氷草野球 鳥閑
「転ばぬように追って下さい」
「滑って転んでエラーして」の鈴蘭、コメント敢闘賞。
解けさうで解けぬ難問薄氷 鳥閑
「薄氷が溶けそうで溶けない訳?なーんて」
「薄氷のように溶けます」
難問も薄氷もきれいに解けて◎3〇2の最高得点句。
薄氷や売地の旗のひっそりと 摩天
「日当たりの悪い土地は売れ残り」
「売れないか・・・」
ホッコリと薄紅梅の咲きし庭 摩天
「咲いた場所は要らないと思う」のゆめさん、コメント殊勲賞。

薄氷むさしの川は子供用 一兎
「小次郎は大人用か?」の素頓さんにコメント大賞!
武漢肺炎返せや支那へ春一番 一兎
「だけど黄砂で返されるのよ」の素頓さん、コメント賞。
薄氷を割って得意気子犬の手 碧水
「犬は四つ足と思っていたが・・・」
「犬は足しかないのでは?」
長閑さや猫陽だまりで丸くなり 碧水
「最近コタツが少なくなってきたもので・・」
「わが家はストーブ焚いてくれないからね」
薄氷わざわざ踏んで登校児 鈴蘭
「遅刻するぞ」
「皆経験あり」
薄氷だれかが先に踏んじゃった 鈴蘭
「一歩遅かった」
「猫踏んじゃった」

兼題 「薄氷(うすごおり・うすらひ)」 「当季雑詠」
出題者 素頓

春さき、うすうすと張る氷。淡く儚い印象の薄氷です。
溶けてしまわぬうちに薄氷句会をお楽しみください。
薄氷名を知らぬ鳥さんざめく 泰山
「季重なりにならない工夫かも」
「鳥の名は詠んだ方が」の碧水さん、コメント無理賞。
薄氷行き先見えぬ世をしのぎ 泰山
「まずは溶けるのを待ちましょう」
「オリパラ組織委員会のごたごた」の鈴蘭、コメント賞。
薄氷の張る水溜りビルの陰 一桂
「氷が水たまりに出来るのは当たり前では。」の泰山さん、コメント氷結賞。

藁くずを抱え放さぬ薄氷 ゆめ
「大事な藁くずです。」
「大事なんです」
屈み込み薄氷にふれ細き指 ゆめ
「ちょっと説明的かな?」の摩天さん、コメント矛盾賞。
「細き指よりごつい指のほうが、おかしみがあるのでは。」
「太き指ではどうなんでしょうか」
薄氷の溶けてゆく先光りけり 素頓
「溶けゆく先の光かな では」
「「解けゆく先の光りけり」の方がいいかな?」の摩天さん、コメント技能賞。
空と地と海新たにし春来る 素頓
「春は蘇りの季節です。」
「空海の降臨だ」の素頓さん、コメント自援賞。

白球を追へば薄氷草野球 鳥閑
「転ばぬように追って下さい」
「滑って転んでエラーして」の鈴蘭、コメント敢闘賞。
解けさうで解けぬ難問薄氷 鳥閑
「薄氷が溶けそうで溶けない訳?なーんて」
「薄氷のように溶けます」
難問も薄氷もきれいに解けて◎3〇2の最高得点句。
薄氷や売地の旗のひっそりと 摩天
「日当たりの悪い土地は売れ残り」
「売れないか・・・」
ホッコリと薄紅梅の咲きし庭 摩天
「咲いた場所は要らないと思う」のゆめさん、コメント殊勲賞。

薄氷むさしの川は子供用 一兎
「小次郎は大人用か?」の素頓さんにコメント大賞!
武漢肺炎返せや支那へ春一番 一兎
「だけど黄砂で返されるのよ」の素頓さん、コメント賞。
薄氷を割って得意気子犬の手 碧水
「犬は四つ足と思っていたが・・・」
「犬は足しかないのでは?」
長閑さや猫陽だまりで丸くなり 碧水
「最近コタツが少なくなってきたもので・・」
「わが家はストーブ焚いてくれないからね」
薄氷わざわざ踏んで登校児 鈴蘭
「遅刻するぞ」
「皆経験あり」
薄氷だれかが先に踏んじゃった 鈴蘭
「一歩遅かった」
「猫踏んじゃった」
