2020年11月
兼題 「嚏(くさめ・くしゃみ)・咳(せき・しわぶき)」 「当季雑詠」
出題者 鳥閑

マスクいろいろ。中にはあのアベノマスクも。
突然思いがけないところで出るくしゃみ。
地下鉄やバスなどの車中で、コンサートや演劇などを見ていて、
はたまた子供の授業参観中など止める間もなくハックショ~ンという経験はありませんか。
コロナウイルス感染者数が過去最多を更新続けている今、
咳やくしゃみ後の視線も気になるところです。
今回もオンライン句会となりました。
「川柳と俳句の違いについて」が話題の中心になりました。
季語が有る無し、切字を使う使わない、俳句はイメージを川柳は意味を大切にする等々。
蝶と蛾の分類にも似ていて、どれも例外があるからややこしい。
「大先生が蝶と言ったら蝶、蛾と言ったら蛾。」と我が昆虫の師が申していました。
もしかしたら俳句と川柳も大先生の一声で決まるものなのかも・・

咳くしゃみ鼻水涙厭な日々 泰山
「すぐに病院に行って下さい」
「景、、老人、女、化粧無し、髪ボサ・世捨て人に成れぬ人」
冬立ちて空広がりし野球場 泰山
「だあれもいないからね」
「景、、朝、人気なし」
くしゃみして飯粒こぼれ笑みこぼれ 一桂
「愛嬌笑いと言うべきか」
「景、、老人、家族、夕食・団らん」
暗転の間に咳の二つ三つ ゆめ
「お行儀の良い観客です」
「景、、オペラ、聴衆、幕間・ワーグナー」
咳き込みし母の背中の薄き事 ゆめ
「昭和の母か、今の母は恰幅がよい」
「景、、女性、年配、自宅、半纏」

スカイツリー雲を走らす大嚔 素頓
「豪快なスカイツリーのくさめ?それともゴジラ襲来?」
「景、、晴れ間、老人、男、大勢の人」
黒雲に血の通いたり今朝の冬 素頓
「血の通いたりとはすごい措辞」
「景、、空、赤い雲、早起き老人」
回覧板咳込みながら届けけり 鳥閑
「迷惑です」
「景、、戸建住宅地、築40年、高齢化、年金生活・ついでに妻の介護」
吹き飛ばしたきこと数多大くさめ 鳥閑
「先ずはコロナを」
「景、、一人、縁側」
一楽章終えて安堵の咳払ひ 摩天
「終楽章終えて、拍手より咳喝采」
「景、、音楽教室、発表会、ピアノ、孫娘、父母ジジババ、」
義母百歳ひ孫としゃぶる千歳飴 摩天
「おめでたいご一族です。」
「景、、七五三、家族、祝膳」

第二楽章終えてしわぶき合唱す 一兎
「演奏一段落するまでは我慢」
「景、、音楽会、オーケストラ、聴衆、満員・モーツアルト25番」
明けの雲やうやう消えし虎落笛 一兎
「風が落ち着いたようです」
「景、、早朝、晴れ間、風少し」
言いさして一瞬の黙大くさめ 碧水
「くしゃみが出そうな出なさそうな」
「景、、老人、男、隣人、女、世間話・もちろん悪口」
=◎2〇4の最高得点句=
くさめ指南新ネタ下ろし落語会 碧水
「「あくび指南」ならぬ「くさめ指南」。新ネタを是非一席。」
「景、、噺家、高座、お客、笑い」
大くさめ壷から魔王出てきそう 鈴蘭
「さすがの魔王も驚いたんでしょうね」
「景、、一人、夜」
大くさめ隣の旦那元気なり 鈴蘭
「内の旦那は弱っています」
「景、、戸建住宅地、老人、年金生活」

おひとつどうぞ♪
兼題 「嚏(くさめ・くしゃみ)・咳(せき・しわぶき)」 「当季雑詠」
出題者 鳥閑

マスクいろいろ。中にはあのアベノマスクも。
突然思いがけないところで出るくしゃみ。
地下鉄やバスなどの車中で、コンサートや演劇などを見ていて、
はたまた子供の授業参観中など止める間もなくハックショ~ンという経験はありませんか。
コロナウイルス感染者数が過去最多を更新続けている今、
咳やくしゃみ後の視線も気になるところです。
今回もオンライン句会となりました。
「川柳と俳句の違いについて」が話題の中心になりました。
季語が有る無し、切字を使う使わない、俳句はイメージを川柳は意味を大切にする等々。
蝶と蛾の分類にも似ていて、どれも例外があるからややこしい。
「大先生が蝶と言ったら蝶、蛾と言ったら蛾。」と我が昆虫の師が申していました。
もしかしたら俳句と川柳も大先生の一声で決まるものなのかも・・

咳くしゃみ鼻水涙厭な日々 泰山
「すぐに病院に行って下さい」
「景、、老人、女、化粧無し、髪ボサ・世捨て人に成れぬ人」
冬立ちて空広がりし野球場 泰山
「だあれもいないからね」
「景、、朝、人気なし」
くしゃみして飯粒こぼれ笑みこぼれ 一桂
「愛嬌笑いと言うべきか」
「景、、老人、家族、夕食・団らん」
暗転の間に咳の二つ三つ ゆめ
「お行儀の良い観客です」
「景、、オペラ、聴衆、幕間・ワーグナー」
咳き込みし母の背中の薄き事 ゆめ
「昭和の母か、今の母は恰幅がよい」
「景、、女性、年配、自宅、半纏」

スカイツリー雲を走らす大嚔 素頓
「豪快なスカイツリーのくさめ?それともゴジラ襲来?」
「景、、晴れ間、老人、男、大勢の人」
黒雲に血の通いたり今朝の冬 素頓
「血の通いたりとはすごい措辞」
「景、、空、赤い雲、早起き老人」
回覧板咳込みながら届けけり 鳥閑
「迷惑です」
「景、、戸建住宅地、築40年、高齢化、年金生活・ついでに妻の介護」
吹き飛ばしたきこと数多大くさめ 鳥閑
「先ずはコロナを」
「景、、一人、縁側」
一楽章終えて安堵の咳払ひ 摩天
「終楽章終えて、拍手より咳喝采」
「景、、音楽教室、発表会、ピアノ、孫娘、父母ジジババ、」
義母百歳ひ孫としゃぶる千歳飴 摩天
「おめでたいご一族です。」
「景、、七五三、家族、祝膳」

第二楽章終えてしわぶき合唱す 一兎
「演奏一段落するまでは我慢」
「景、、音楽会、オーケストラ、聴衆、満員・モーツアルト25番」
明けの雲やうやう消えし虎落笛 一兎
「風が落ち着いたようです」
「景、、早朝、晴れ間、風少し」
言いさして一瞬の黙大くさめ 碧水
「くしゃみが出そうな出なさそうな」
「景、、老人、男、隣人、女、世間話・もちろん悪口」
=◎2〇4の最高得点句=
くさめ指南新ネタ下ろし落語会 碧水
「「あくび指南」ならぬ「くさめ指南」。新ネタを是非一席。」
「景、、噺家、高座、お客、笑い」
大くさめ壷から魔王出てきそう 鈴蘭
「さすがの魔王も驚いたんでしょうね」
「景、、一人、夜」
大くさめ隣の旦那元気なり 鈴蘭
「内の旦那は弱っています」
「景、、戸建住宅地、老人、年金生活」

おひとつどうぞ♪