2020年4月
兼題 「肺」 「当季雑詠」
出題者 一兎

(「小学館の図鑑NEO「人間」体のふしぎ」より。
数年前のマクドナルド、ハッピーセットのおまけの図鑑です。)
「密閉、密集、密接」を避けて外出自粛生活、ステイホーム週間中に付き2回目のネット句会です。
原因を作っているのは新コロナウイルス肺炎感染症、そして兼題は「肺」。
肺は呼吸器の中で最も大切な器官と言われています。
その肺を襲う恐ろしいウイルスと世界中が戦っています。
明けない夜はない!

桜ちる肺に癌ある友の笑み 泰山
「上5は病人の前では禁句」
「「桜ちる」が悲しいですね。笑みも寂しそうです」
さえずりや今日の命を謳歌せり 泰山
「明日も大丈夫」
不要不急の外出は自粛中ですが運動不足解消やストレス解消の散歩には出かけましょう。
そしてさえずりに耳を澄ませましょう。
空真青肺肺とする藪椿 素頓
「肺肺とする、うーん、難しい」
「肺肺-盛んに茂るさま(詩・陳・東門之楊)---「漢字海」第三版より」
肺肺の意味を知るとなんともすばらしい句です。
肺直し世界俯瞰す老ゆる春 素頓
「大きな目で世界を見ることができました」
コロナを全人類の力を合わせて駆逐しましょう。
肺活量足らぬ横笛月朧 鳥閑
「絶え絶えの笛の音」
「途切れ途切れ」
「肺活量」という言葉を自然に使い◎1〇4の最高得点句。
松の芯旧街道の長屋門 鳥閑
「どこの街道?日光か」
どこの街道かとの問いありましたが、昔吟行で行った府中あたりの記憶です。

目に見えぬ肺の敵なり春嵐 摩天
「春嵐の中にいるコロナか」
「見えないほど怖いものはない」
ウイルスを制し祝杯春の夢 摩天
「春の夢は甘くはかないものだ」
その日が一日でも早く来ることを願っています。
春風を肺いっぱいに退院す 一兎
「入院中は息をひそめていました」
ご退院おめでとうございます。
吐く息は肺ふたつ分猫の恋 一兎
「呼吸困難になるような恋です」
「うゎーーーーーーーーーーーーぎゃーーーーーーーーーーー」
意表つく、柔軟、ユニークな発想で高評価。
春の海肺膨らませホルン吹く 碧水
「ゆったり感が漂う」
「アルプスの牧場で琴を弾くようなことでしょうね」
春爛漫オペラの歌手の肺活量 碧水
「豊満な胸が連想されます」
「この頃のオペラ歌手はスマートになりました」

人工肺増産急かれ春憂い ゆめ
「この際新規事業を立ち上げよう」
「コロナの穴埋めに、日本よ、人口増産急がれよ」
肺を病む隔離病棟花の冷え ゆめ
「これでは救われません」
「暖房が効いていないんですね」
ふらここや肺レントゲン検査の日 鈴蘭
「健診は不安がいっぱいで揺れる心か。」
「ふらここのユラユラが心の動揺をあらわすか」
「きぼう」見る四月四日の夜のこと 鈴蘭
「コロナ撃退の希望は未だみえない」
「国際宇宙ステーションーー仙台は19時37分でした」

お気をつけてお過ごしください。
兼題 「肺」 「当季雑詠」
出題者 一兎

(「小学館の図鑑NEO「人間」体のふしぎ」より。
数年前のマクドナルド、ハッピーセットのおまけの図鑑です。)
「密閉、密集、密接」を避けて外出自粛生活、ステイホーム週間中に付き2回目のネット句会です。
原因を作っているのは新コロナウイルス肺炎感染症、そして兼題は「肺」。
肺は呼吸器の中で最も大切な器官と言われています。
その肺を襲う恐ろしいウイルスと世界中が戦っています。
明けない夜はない!

桜ちる肺に癌ある友の笑み 泰山
「上5は病人の前では禁句」
「「桜ちる」が悲しいですね。笑みも寂しそうです」
さえずりや今日の命を謳歌せり 泰山
「明日も大丈夫」
不要不急の外出は自粛中ですが運動不足解消やストレス解消の散歩には出かけましょう。
そしてさえずりに耳を澄ませましょう。
空真青肺肺とする藪椿 素頓
「肺肺とする、うーん、難しい」
「肺肺-盛んに茂るさま(詩・陳・東門之楊)---「漢字海」第三版より」
肺肺の意味を知るとなんともすばらしい句です。
肺直し世界俯瞰す老ゆる春 素頓
「大きな目で世界を見ることができました」
コロナを全人類の力を合わせて駆逐しましょう。
肺活量足らぬ横笛月朧 鳥閑
「絶え絶えの笛の音」
「途切れ途切れ」
「肺活量」という言葉を自然に使い◎1〇4の最高得点句。
松の芯旧街道の長屋門 鳥閑
「どこの街道?日光か」
どこの街道かとの問いありましたが、昔吟行で行った府中あたりの記憶です。

目に見えぬ肺の敵なり春嵐 摩天
「春嵐の中にいるコロナか」
「見えないほど怖いものはない」
ウイルスを制し祝杯春の夢 摩天
「春の夢は甘くはかないものだ」
その日が一日でも早く来ることを願っています。
春風を肺いっぱいに退院す 一兎
「入院中は息をひそめていました」
ご退院おめでとうございます。
吐く息は肺ふたつ分猫の恋 一兎
「呼吸困難になるような恋です」
「うゎーーーーーーーーーーーーぎゃーーーーーーーーーーー」
意表つく、柔軟、ユニークな発想で高評価。
春の海肺膨らませホルン吹く 碧水
「ゆったり感が漂う」
「アルプスの牧場で琴を弾くようなことでしょうね」
春爛漫オペラの歌手の肺活量 碧水
「豊満な胸が連想されます」
「この頃のオペラ歌手はスマートになりました」

人工肺増産急かれ春憂い ゆめ
「この際新規事業を立ち上げよう」
「コロナの穴埋めに、日本よ、人口増産急がれよ」
肺を病む隔離病棟花の冷え ゆめ
「これでは救われません」
「暖房が効いていないんですね」
ふらここや肺レントゲン検査の日 鈴蘭
「健診は不安がいっぱいで揺れる心か。」
「ふらここのユラユラが心の動揺をあらわすか」
「きぼう」見る四月四日の夜のこと 鈴蘭
「コロナ撃退の希望は未だみえない」
「国際宇宙ステーションーー仙台は19時37分でした」

お気をつけてお過ごしください。