12月22日(土)冬至吟行 <敬称略>
吟行場所:田端文士村記念館・子規の墓
句会場:くまちゃん(駒込)
出席者:泰山・素頓・鳥閑・摩天・一兎・碧水・ゆめ・鈴蘭

14時30分JR田端駅北口集合
【短日や唯ぼんやりと朝になる 碧水】
「唯ぼんやりと」とお詠みになっていますが、
この日の碧水さん、午前中は母校のラグビー応援に行って、
その後に吟行と句会に参加された大忙しの1日でぼんやりする間もなかったことでしょう。

田端駅から歩いて2分、田端文志村記念館へ。
芥川龍之介、室生犀星、板谷波山など田端文士芸術家の作品や資料を展示、その業績や暮らしぶりを紹介している記念館。
【次男死す母の嘆きよ冬至かな 泰山】
【冬至雨文士つどいし田端の夢 素頓】
【行く年や明治の風の吹く館 摩天】
【時雨来て禅智内供の鼻白し 一兎】
【冬ぬくし吟行田端文士村 ゆめ】
【冴え返る机上にペンとインクつぼ ゆめ】
【暮れ早し龍之介の名残る街 鈴蘭】
芥川龍之介の次男多加志は22歳で戦死、禅智内供の鼻は芥川作品の「鼻」、
書斎の模型にある机に置いてあるペンとインクつぼなど皆さま見事な観察眼と知識です。

東覚寺は通称赤紙仁王と呼ばれていて、
赤い紙を自分の患部と同じ場所に貼って仁王さまに身代わりになってもらい、病気の回復を願います。
そして祈願が叶ったあかつきには草鞋を奉納します。
【ポインセチア赤札仁王の顔見えず 鳥閑】
【仁王尊赤紙みがく冬の雨 碧水】
クリスマスの花のポインセチアを仁王様句の季語にするなんてテクニシャ~ン。

正岡子規の墓がある田端の大龍寺。子規寺とも呼ばれています。
子規の墓の右側に母八重の墓があり、左側にはヘチマをあしらった墓誌銘碑。
【鼻水や竹に囲まれ子規の墓 泰山】
【子規の墓雨に洗わる冬至かな 素頓】
【竹箒添へし子規墓冬ぬくし 鳥閑】
【時雨(しぐ)るるや首を傾(かし)げし八重(やえ)の墓 摩天】
【冬至句会薄暮に探す子規の墓 一兎】
【冬紅葉右に傾く八重の墓 鈴蘭】
子規の墓は本堂の裏にあることはわかっていたけどなかなか見つからなくて
手分けして探しました。
墓地の中央当たりの左側に子規の墓がありました。
そうそう、鼻をよくかまれていましたね。病は季(気)から!?

駒込の居酒屋「くまちゃん」にて句会。
テーブルには刺身の盛合せと寄せ鍋がセットされていましたが、
いただく前に短冊に一人2句書いて投句です。
全員の投句が済み16句をシャッフルして3つに分けて清記。清記は女性3名が担当。
全員に清記した3枚を回し3句選。泰山宗匠による披講、そして名乗り。
結果、高得点句は
素頓・摩天・ゆめ・鈴蘭選 【冬至句会薄暮に探す子規の墓 一兎】
素頓・摩天・一兎選 【ポインセチア赤札仁王の顔見えず 鳥閑】
お疲れさまでした カンパ~イ!
吟行場所:田端文士村記念館・子規の墓
句会場:くまちゃん(駒込)
出席者:泰山・素頓・鳥閑・摩天・一兎・碧水・ゆめ・鈴蘭

14時30分JR田端駅北口集合
【短日や唯ぼんやりと朝になる 碧水】
「唯ぼんやりと」とお詠みになっていますが、
この日の碧水さん、午前中は母校のラグビー応援に行って、
その後に吟行と句会に参加された大忙しの1日でぼんやりする間もなかったことでしょう。

田端駅から歩いて2分、田端文志村記念館へ。
芥川龍之介、室生犀星、板谷波山など田端文士芸術家の作品や資料を展示、その業績や暮らしぶりを紹介している記念館。
【次男死す母の嘆きよ冬至かな 泰山】
【冬至雨文士つどいし田端の夢 素頓】
【行く年や明治の風の吹く館 摩天】
【時雨来て禅智内供の鼻白し 一兎】
【冬ぬくし吟行田端文士村 ゆめ】
【冴え返る机上にペンとインクつぼ ゆめ】
【暮れ早し龍之介の名残る街 鈴蘭】
芥川龍之介の次男多加志は22歳で戦死、禅智内供の鼻は芥川作品の「鼻」、
書斎の模型にある机に置いてあるペンとインクつぼなど皆さま見事な観察眼と知識です。

東覚寺は通称赤紙仁王と呼ばれていて、
赤い紙を自分の患部と同じ場所に貼って仁王さまに身代わりになってもらい、病気の回復を願います。
そして祈願が叶ったあかつきには草鞋を奉納します。
【ポインセチア赤札仁王の顔見えず 鳥閑】
【仁王尊赤紙みがく冬の雨 碧水】
クリスマスの花のポインセチアを仁王様句の季語にするなんてテクニシャ~ン。

正岡子規の墓がある田端の大龍寺。子規寺とも呼ばれています。
子規の墓の右側に母八重の墓があり、左側にはヘチマをあしらった墓誌銘碑。
【鼻水や竹に囲まれ子規の墓 泰山】
【子規の墓雨に洗わる冬至かな 素頓】
【竹箒添へし子規墓冬ぬくし 鳥閑】
【時雨(しぐ)るるや首を傾(かし)げし八重(やえ)の墓 摩天】
【冬至句会薄暮に探す子規の墓 一兎】
【冬紅葉右に傾く八重の墓 鈴蘭】
子規の墓は本堂の裏にあることはわかっていたけどなかなか見つからなくて
手分けして探しました。
墓地の中央当たりの左側に子規の墓がありました。
そうそう、鼻をよくかまれていましたね。病は季(気)から!?

駒込の居酒屋「くまちゃん」にて句会。
テーブルには刺身の盛合せと寄せ鍋がセットされていましたが、
いただく前に短冊に一人2句書いて投句です。
全員の投句が済み16句をシャッフルして3つに分けて清記。清記は女性3名が担当。
全員に清記した3枚を回し3句選。泰山宗匠による披講、そして名乗り。
結果、高得点句は
素頓・摩天・ゆめ・鈴蘭選 【冬至句会薄暮に探す子規の墓 一兎】
素頓・摩天・一兎選 【ポインセチア赤札仁王の顔見えず 鳥閑】
お疲れさまでした カンパ~イ!