臨時の吟行句会を鳥閑さんが企画してくださいました。
4月14日午後2時新宿御苑新宿門集合、
新宿御苑、玉川上水記念碑、四谷大木戸跡碑、太宗寺、成覚寺、正受院、花園神社をかしましく巡り、
吟行句と兼題「春日傘」で4句投句です。
いつもの「花ぜん」で投句、清記、選句、披講などビールを飲み飲みかしましく~~

★兼題「春日傘」
       

久方に朝日を浴びて春日傘 泰山

春日傘区の花柄のマンホール 鳥閑

夢二より抜け出でし女(ひと)春日傘 摩天

春日傘肩ごしに聞く君の声 摩天

吹く風と戯れ行くや春日傘 一兎

春日傘さしてベンチの老夫婦 ゆめ

垣根ごし春日傘の通り過ぐ ゆめ

春日傘午後二時に待つ御苑前 鈴蘭

★新宿御苑吟行句
  

古池に音なく桜散りにけり 泰山

古池へ伸びて臥竜の花となり 鳥閑

桜散る飛び交う雀戯れ合ふて 摩天

濃く薄く風にたゆたふ花筏 一兎

ラクウショウ気根は花の風を吹く ゆめ

 

千本の中の一本御衣黄桜 泰山

延命の花に染井の名札かな 鳥閑

新人に気遣う上司花見酒 摩天

樹を盾にちゃんばらごっこ飛花落下 一兎

散策の髪にひとひら花衣 一兎

石の上カナヘビ昼寝花の昼 ゆめ

ふらふらり桜の園へ迷い込み 鈴蘭

★玉川上水記念碑、四谷大木戸跡碑、太宗寺、成覚寺、正受院、花園神社など吟行句
  

投げ込みの寺にやさしき花の満つ 泰山

咳止めの奪衣婆像や柳絮飛ぶ 鳥閑

つくづくし四谷大木戸跡に生ふ 鈴蘭

桜散る飯盛女の弔い寺 鈴蘭