皆様方の積極的なご参加のお陰で
40名、合計 200句の投句を頂きました。
参加者は次の通りです(順不同、敬称略)。
永田満徳、石川順一、江口秋子、上野梢楓、とばやまちはる、
江村享、中村秋穂、小保方国秀(無弦奏)、眉山ケイ、いわきりかつじ
祐(牧内登志雄)、松原白士、佐竹康志(/夜亜舎)、森川雅美、青橙(たかはし)
貴田雄介、寺嶋法子/杳杳、小倉正人、荒一葉、林宏尚(常住)、
長谷川ひろし、本田しどみ、浮游子、辻井市郎(一路)、今村とも子、
慢鱚、姫(三高邦子)、寒太郎(岩根泰彦)、藤澤迪夫(みちお)、桑本栄太郎、
山下明寿、古閑寛昭、滿/杉山満、娯老(高尾光彦)、大津留 直
美空らら、武藤隆司、亜仁子、ゐるす、北野和良、
選句は【特選1句、並選4句】をお願いします。
投句に参加された方は必ず互選をお願いします。
なお、未投句の方の選句のみも歓迎いたします。
【選句の締切は7月15日(月)pm10時】までとします。
【以下全投句作品】
1 アルプスの風と遊びてゐる早苗
2 インタンーハイ胸に守りのペンダント
3 ガラス瓶取っ手ボトルの焼酎と
4 ぐゐぐゐと胃の腑にしみる生ビール
5 こきこきと運転席の帰省の子
6 こきこきと茄子漬旨き朝餉かな
7 梅雨寒に一風呂浴びて昼の酒
8 梅雨寒の余震にゆれる点滴よ
9 こきこきと顎でプールを作らせる
10 早苗田や筑波峰映す水鏡
11 この田だけ父祖伝来の早苗植ゆ
12 コンテナ車こきこき走る鉄路灼け
13 サイダーの塊が今胃の辺り
14 スーパーの変わらぬ温度梅雨寒し
15 すくすくと早苗育つや吾子乳歯
16 そうめんや切り割る竹のこきこきと
17 たおやかに並ぶ早苗のみどりかな
18 梅雨寒し店のあるじの大目玉
19 焼酎や掌で説く進化論
20 梅雨寒し降水帯の居候
21 梅雨寒やポケット瓶のウヰスキー
22 梅雨寒や雨ビへ入れる新聞紙
23 梅雨寒や温泉宿の卓球台
24 梅雨寒や畦にぽつんと田の神さぁ
25 梅雨寒や肩寄せくぐる縄暖簾
26 焼酎や選挙結果に騒ぎをる
27 ちびちびと焼酎嗜む若き考
28 にほひ又旨みの余韻焼酎汲む
29 パーマ屋の鏡しげしげ梅雨寒し
30 冷奴こきこき削る鰹節
31 バスを待つ早苗さみどり渡る風
32 ビールかな燻らる牛の第一胃
33 ピストルの鳴る競技場梅雨寒し
34 ひとり飲む「百年の孤独」てふ焼酎
35 フランスも旅も叶はず甘藷焼酎
36 梅雨寒や両手に包むラテの縞
37 梅雨寒し心の痛み起こす日々
38 ふるさとが溺れていく梅雨寒し
39 ふるさとにみな集まりぬ早苗かな
40 根を張りて風と語らふ早苗かな
41 へうへうと風とじゃれ合ふ余り苗
42 べたべたのマットに胃痛シャワー浴び
43 ぺンダント下げ来たるらし蛍哉
44 こきこきと寄木細工や梅雨明ける
45 こきこきと気温上昇風死せり
46 こきこきと鯖缶を開け冷やし汁
47 ペンダント久々にかけ夏の海
48 ペンダント交わす単線時鳥
49 ペンダント重たし夜の金魚売
50 焼酎やカット煌めく江戸切子
51 より多き命与へる早苗かな
52 胃カメラを終えて甘味屋ところてん
53 胃の紋は冷やし中華に開けており
54 胃は丈夫腸が弱くて暑さ負け
55 胃検診のバリュウム不味し半夏生
56 胃弱でも土用鰻は別腹に
57 遺されし短き煙管早苗月
58 一口の焼酎や胃の焼くるほど
59 一息に胃の腑の容生ビール(容=かたち)
60 梅雨寒や言い訳多きバイトの娘
61 梅雨寒や向こう三軒空き家なり
62 梅雨寒や大枚はたくペンダント
63 雨しきりうねる早苗の棚田かな
64 炎昼や鎖骨に歪むペンダント
65 縁側に暮れて焼酎すこし減り
66 遠き日の隠れ焼酎父寡黙
67 夏の宵ザク切り豆腐と焼酎と
68 梅雨寒し空気清浄機故障中
69 梅雨寒し空席二つランチ会
70 夏の蝶フリマで光るペンダント
71 夏の旅ご当地物のペンダント
72 夏雲や胸元弾むペンダント
73 夏季講座胎児の如き胃の形
74 夏空やコキコキ歩く麒麟の子
75 焼酎を一滴零せば絶望し
76 梅雨寒し舞台稽古のどなり声
77 梅雨寒し無人駅での写真展
78 夏祭り屋台の味の胃に満つる
79 夏料理五人前胃の無尽蔵
80 夏薊こきこきとくる三輪車
81 嫁と酌む焼酎今日は加減して
82 解禁の胃の染みとほる生ビール
83 葛水に今朝の胃の腑を預けたり
84 粥啜る胃の腑を過る蝉の声
85 干草のんぐゎんぐゎんと牝牛の胃
86 歓送会焼酎町で蛇口ひねる
87 缶詰をこきこきこきと山開き
88 幾千の水輪生まるる早苗取り
89 帰省子やつひにハートのペンダント
90 胸内を風吹きぬくや梅雨寒し
91 梅雨寒し外に奇跡は君を待つ
92 梅雨寒し新舗装路で犬が鳴く
93 空きつ腹胃に染みわたる芋焼酎
94 空蝉や胃薬は皆素通りす
95 交差して早苗の列の右カーブ
96 今日もまた早苗観察下校の子
97 差し向かひこきこきこきと胡瓜漬
98 砂日傘胸に張り付くペンダント
99 三度目の苦き胃薬半夏雨
100 歯の痛み父の焼酎咥えたり
101 梅雨寒し木々走る窓新幹線
102 梅雨寒し野球選手のペンダント
103 次々に頭痛の種や梅雨寒し
104 七宝焼ペンダントづくり大夏炉
105 車座の黴の宿にて球磨焼酎
106 車窓から早苗つや姫こしひかり
107 出張の部下に焼酎買いに行く
108 初めての胃カメラ検査梅雨寒し
109 初めての靴はおあずけ梅雨寒し
110 初浴衣あなたのくれたペンダント
111 諸共にバケツリレーや早苗箱
112 焼酎が語らせてゐるお追従
113 焼酎で胃腸消毒してやすむ
114 焼酎と三味と輪になりカチャーシー
115 梅雨寒し大病院は検査の日
116 こきこきと三輪車行く梅雨晴間
117 こきこきと三輪車漕ぐ夕映えに
118 こきこきと首振る古い扇風機
119 焼酎にも賞味期限と言い募り
120 焼酎のジンジャー割りのアメリカン
121 梅雨寒し要観察という結果
122 梅雨寒し厠にやつと我の眼鏡
123 梅雨寒し鴉が仲間待つてゐる
124 焼酎の藷派麦派の一家言
125 ペンダント真珠は伊勢の夏の海
126 ペンダント透けそうな白や蝉が鳴く
127 ペンダント白い胸元宵の月
128 焼酎の呑んで地獄をみてる夢
129 焼酎の白波の黒父偲ぶ
130 梅雨寒や紅茶にたらすブランディー
131 梅雨寒や思い立てども何もせず
132 梅雨寒や小指で拇指を隠す癖
133 焼酎の余韻に浸る夜闇かな
134 焼酎を角打ちで呑む給与前
135 振る舞ふや蕎麦焼酎に手打ち蕎麦
136 水口の余命十日の余り苗
137 星今宵こきこき音や森に消え
138 晴天の早苗に映る逆さ富士
139 赤潮や胃袋巣くうピロリ菌
140 早苗の穂まちまち揺れる帰り道
141 早苗ゆれひかりを放つ水田かな
142 早苗刺す三本づつの速さかな
143 こきこきと唐子からくり夏の月
144 こきこきと迫る七十路夏旺ん
145 こきこきと鳴る首と肩老い溽暑
146 早苗植える子どもの陰のない故郷
147 早苗束配るをさなの顔に泥
148 早苗束落つるところに落ちにけり
149 早苗田に影絵となりし阿蘇五岳
150 早苗田のニューテリトリーを鳥が決め
151 早苗田の山影映す入日かな
152 焼酎やあなたと飲める当たり前
153 焼酎や運命を書き換へる日々
154 早苗田や米食まねども賞でてをり
155 早苗田を眺る考の胸のうち
156 早苗投げ的あやまたぬ父の技
157 早苗箱高く積み上げ一町田
158 体験の子らにひと束ずつ早苗
159 大家族順に運んで行く早苗
160 大茅の輪くぐるクルスのペンダント
161 卓袱台に壜の泡盛島の宿
162 断食で休ます胃の腑夏断かな
163 昼飲みの胃の腑に染みる生ビール
164 鉄壁の胃の吾娘世界へ発ちし夏
165 盗み喰ひ氷砂糖と焼酎と
166 日焼濃しマッチョな胸にペンダント
167 年上に席譲られて梅雨寒し
168 溶け残るココアの粉や梅雨寒し
169 梅雨寒しカレーの染みを石鹸で
170 梅雨寒しライフラインの滞る
171 梅雨寒し遺骨のペンダントひとつ
172 焼酎や軍鶏食ふ宿に刀傷
173 焼酎や再び歩く事学ぶ
174 焼酎や四リットルのボトル入り
175 梅雨寒し改札口の小さき母
176 梅雨寒し外せぬ膝のサポーター
177 梅雨寒し泥酔夫を叱る妻
178 梅雨寒や返し忘るる本二冊
179 梅雨晴やスーツケースのこきこくと
180 白南風や「良性です」と胃ポリープ
181 白南風やまつこうよりのペンダント
182 八十翁こきこきペダル夜水番
183 鳩尾(みぞおち)の深きくぼみや梅雨寒し
184 半夏雨こきこきとなる膝をだく
185 避暑の旅あなたの好きなペンダント
186 美しきサマードレスにペンダント
187 復興へ瓦礫の残る梅雨寒し
188 母の字の日付の並ぶ梅焼酎
189 暴飲の胃液上がるや夜半の夏
190 眠れぬ夜ミルクに入るる焼酎よ
191 木箱から出す風鈴はこきこきと
192 夜半の月薄衣透けてペンダント
193 優先席ペンダントして日焼者
194 夕の虹映す水面の早苗かな
195 夕焼や砂に預けしペンダント
196 用水で洗ふ地下足袋余苗
197 立飲みの焼酎二杯犬繋ぎ
198 老齢のこきこき腰の草刈女
199 鷲の絵のペンダントかな青田風
200 黴の香や高天井のペンダント
(作品は以上)
選句は【特選1句、並選4句】をお願いします。
(「番号のみ」記入ですと、誤って上下の番号と間違われる方がおられたので、選ばれた句は【番号と句の冒頭と合わせてお書き頂き】間違いを防ぎたいと思います。
また今回は上五「梅雨寒し」「こきこき」「焼酎」などの句がたくさんあるので中七までお書き下さい。)
記入例に従い、特選、並選のそれぞれを番号で、選者名(俳号または名前)と合わせてお書き下さい。(結果発表時は俳号を優先します)
また【特選句には簡単な鑑賞文】をお書き下さい。
若しも番号と句の冒頭とが不一致の場合は、句の冒頭を優先して解釈します。
また全部の選句をまとめて1回でコメント投稿して下さい。
句に兼題が入っているか否かの判断は選者にお任せします。
兼題が入っていないと思われた句は取らないようにお願いします。
【選句の締切は7月15日(月)pm10時】までとします。
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