ゲスト選者は角川俳句賞受賞、芸術選奨新人賞受賞、「牧」代表の仲寒蝉氏に決定しました。
皆様方の積極的なご参加のお陰で
42名(過去最高)、合計 210句の投句を頂きました。
参加者は次の通りです(順不同、敬称略)。
永田満徳、江口秋子、とばやまちはる、長谷川ひろし、佐藤正温
姫(三高 邦子)、茂木ひさを、本田しどみ、中村秋穂、青橙(たかはし)
森川雅美、岩根泰彦(寒太郎)、いわきりかつじ、江村享、藤澤迪夫
上野梢楓、寺嶋法子/杳杳、祐(牧内登志雄)、小倉正人、荒一葉
眉山ケイ、辻井市郎(一路)、千々和和江(千舟)、浮游子、武藤隆司
貴田雄介、慢鱚、塚本南海雄、水越千里、林宏尚(常住)
大津留 直、松原白士、佐竹康志(夜亜舎)、古閑寛昭、野島正則
桑本栄太郎、山下明寿、美空らら、亜仁子、滿/杉山満
ゐるす、北野和良、
選句は【特選1句、並選4句】をお願いします。
投句に参加された方は必ず互選をお願いします。
なお、未投句の方の選句のみも歓迎いたします。
【選句の締切は3月15日(金)pm10時】までとします。
【以下全投句作品】
1 SLや湿原の川水温む
2 アピールきいたビブリオバトル花コブシ
3 ペンギンの散歩見守る遠足児
4 水温む三月目となる避難先
5 アピールの少なめもあり五月祭
6 あらたなる希望めらめら入社式
7 いち早く結婚祝う木蓮花
8 お手上げのポーズを決めて紫木蓮
9 かの山の向こうは在所水温む
10 しりとりの「る」が見つからぬ遠足子
11 頤に小さき黒子水温む
12 はくれんの幹の古傷懐かしむ
13 アピールに揺蕩ふ午後のヒヤシンス
14 はくれんや半被姿の童たち
15 はっけよい春一番に撓う幹
16 ひかりつつ揺れつつほぐれ白木蓮
17 ひこばえや地震で倒れし幹の本
18 ひこばゆる幹の根方の莟かな
19 ビル街に一人アピール木瓜の花
20 ふくよかな日差しを浴びて白蓮花
21 木蓮の幹に呟く水の音
22 めらめらとからすのえんどう春の畦
23 めらめらとやがてぽとぽと春暖炉
24 めらめらと炎の山や春来る
25 リュック背負い水筒掛ける遠足日
26 木蓮の花のかたちを探しをり
27 木蓮の灯れるところ浄土とも
28 ゑんそくの引率終へて老教師
29 一斉に動く小魚水温む
30 飲み会の幹事任され新社員
31 山焼くや恋の焔のめらめらと
32 お別れ遠足記念写真を先生と
33 ペンギンと握手に臨む遠足子
34 雨降りてけふの遠足中止です
35 遠き日の遠足写真君と吾と
36 遠足のひと塊となるリュック
37 めらめらと炎上飛雄馬四月馬鹿
38 めらめらと炎走りぬ野焼きかな
39 めらめらと花の芽出づる春深し
40 遠足のをんな先生スカートで
41 けん玉の難技アピール新社員
42 遠足の塩むすび二個あんぐりと
43 めらめらと眼沁みるや杉花粉
44 めらめらと赤き火燃えて山笑う
45 めらめらと大地に影や牡丹の芽
46 遠足や靴下の色青にする
47 遠足や熊除けの鈴鳴り響く
48 遠足や最後の列に犬吠ゆる
49 木蓮の飛立つ形殻捨つる
50 木蓮やおおびらきして日も風も
51 遠足児タコウインナと卵焼
52 遠足の薩摩芋掘る空広し
53 木蓮やその人生を理解する
54 遠足や少し離れて三号車
55 遠足や川石めくる宝探し
56 遠足や想い出深きドロップス
57 遠足や代わり代わりに手を繋ぐ
58 遠足や着るの着ないの行かないの
59 遠足や土産話は風呂の中
60 遠足や風の擽る笑ひ顔
61 遠足や訛りの強き転校生
62 遠足児ホームシックにかかりけり
63 温室に穏やかな風水温む
64 歌垣のアピール春はをとめより
65 花守や幹に耳当て探りおり
66 過去帳を開く縁側紫木蓮
67 幹に手を当てて動かず春の雷
68 幹のひだ黒く濡れこむ春の雨
69 幹は皆歴史繋いで藤の花
70 幹吹きの曾孫の如き桜かな
71 幹断たる古木胴吹き桜かな
72 甘ごゑのアピールしばし春の昼
73 看取りとは互ひのことよ水温む
74 遠足の赤信号に膨らめり
75 水温む水草の陰はしやぐ稚魚
76 水温む大股ひらくキリンの子
77 遠足の赤帽過ぎて白の来る
78 遠足の足跡の土夥し
79 幾代に継がれ藤棚幹太し
80 湖に太陽映る水温む
81 吾に向かい必死のアピール望潮
82 後ずさり野焼の炎めらめらと
83 甲子園アピールプレイ春の土
84 高空でなんぞアピールせしひばり
85 黒松に幹子と名付け植木市
86 黒焦げの中でアピール蕗のとう
87 腰上ぐる夫は田靴や水温む
88 咲き誇り幹のか細き雪柳
89 山焼や奇岩を残しめらめらと
90 四分音符跳ねて泳いで水温む
91 思はざるピンチが転機水温む
92 枝と幹天へ天へと臥竜梅
93 主役まだ譲らぬ老幹遅桜
94 住み慣れしここがふるさと水温む
95 木蓮やほどほど仕あげくづれけり
96 木蓮や花に熟女のあるならば
97 木蓮や昼と夜とが半分こ
98 柔和なる布袋下腹水温む
99 春の雨くぐる新幹線の鼻
100 春の陽や幹に射し込む黄金色
101 めらめらと燃やす恋文春の闇
102 めらめらと負けじ魂ひこばゆる
103 水温む遊水池藻ゆれて微風
104 水温む和菓子新作発表会
105 水暖む砂金すくいをひもすがら
106 めらめらと呂律まわらず花見酒
107 春陰や白を切る派閥の幹部
108 春疾風竹千幹を鳴らしむる
109 春鮒釣泡のアピール見逃さず
110 初蝶や龍の宿りし松の幹
111 初歩きアピールの児に春の泥
112 真つ直ぐな幹線道路杉花粉
113 水温み今日も一日縁側で
114 水温むうすぼんやりのラテアート
115 水温むサーファースーツ鮮やかに
116 遠足の朝のたまさか二度寝かな
117 遠足の日は食卓もウインナー
118 遠足の弁当開く児ピースサイン
119 水温むそろそろギネスの飲みごろか
120 堂々とアピール上手新社員
121 水温むペダルボートのぎこぎこと
122 水温むぽつんと椅子が窓際に
123 遠足の満員電車教室に
124 遠足の列に駱駝のこぶ二つ
125 遠足の列を半分信号機
126 顔消へて空き家の庭の白木蓮
127 めらめらと朧月夜のICU
128 めらめらと滾る血潮や風光る
129 めらめらのめらの先より陽炎て
130 水温む滝音負けぬ子らの声
131 水温む潮来めぐりのポタリング
132 水温む寅の産湯の帝釈天
133 水底の光りゆらぐや水温む
134 雛遊式部の眼(まなこ)めらめらと
135 生きてると指でアピール雪崩あと
136 声あがる紅木蓮にランドセル
137 青空へめらめら開く紫木蓮
138 青空や白木蓮のひとりじめ
139 川の水温むや烟る遠き山
140 洗顔の水のやはらか水温む
141 草千里めらめら野火を走らせて
142 水温むゆるゆる進む農耕車
143 木蓮や天にかかぐる百の燭
144 木蓮や百閒の碑は丘の上
145 木蓮を指差す教師園児九人
146 水温む安定感のあるジープ
147 水温む靴ぶら下げて下校の子
148 草千里めらめら舐める山火かな
149 卒業や幹の歴史の丸百年
150 卒業や新幹線のあのメロディ
151 卒業子の寡しアピール記念写真
152 体幹の筋肉強化夕長し
153 弾丸のやうにペンギン水温む
154 竹林の百幹揺るる春疾風
155 中年の恋やめらめら猫の恋
156 町内の女王になる紫木蓮
157 通ひ路の木蓮笑めば笑み返す
158 泥団子ならぶ公園水温む
159 鉄橋の脇に撮り鉄水温む
160 遠足の列遠国の国府まで
161 遠足の列伸び縮む峠道
162 遠足バス教頭唄ふ「箱根八里」
163 洞抱く幹の温もり大桜
164 二限目の終わりの起立水温む
165 入試面接自己アピールに葛藤し
166 燃え尽きぬ夢めらめらと朝寝覚
167 白れんや爛れるほどの狂い咲き
168 白熊のもぐもぐタイム遠足児
169 白梅の花びら幹に三回忌
170 水温む欠伸の嬰の涙かな
171 陽炎やめらめら上がる歩数計
172 水温む見えぬウィルスに手を洗ふ
173 水温む鯉の回転きりもなや
174 白壁に彩りそふや紫木蓮
175 白木蓮「いただけません」と言ふ婦長
176 白木蓮グラスをくるむ紙の皺
177 白木蓮君の告白待つやうに
178 遠足やバス二台分の子らの峰
179 遠足やはるかに小さなおらが村
180 白木蓮故郷にひとり暮らす母
181 白木蓮待てぬ感応信号機
182 白木蓮裸女の背中の骨の線
183 飛石をワンツースリー水温む
184 百年の父の記念樹白木蓮
185 百年樹幹に光の暖かさ
186 浮き浮きと彼にアピール花衣
187 平安の春のるつぼのめらめらと
188 並木道肩にひとひら白木蓮
189 崩れたる古都の土塀や白木蓮
190 泡沫の行きつ戻りつ水温む
191 麻痺の子もいつも一緒と遠足児
192 民主化の死賭すアピール菜種河豚
193 無垢のまま散りてゆきけり白木蓮
194 木道を歩荷に譲る遠足児
195 木蓮に孤独が透けるシャッターチャンス
196 木蓮のにつと微笑み咲く構へ
197 遠足や一人スケッチ一人笛
198 遠足や一台五人の乳母車
199 目印は隣の家の白木蓮
200 野を焼けば腹の虫までめらめらと
201 野良仕事終へて蛇口や水温む
202 友と遠足野の花を摘む陽炎が
203 陽炎の裾野斬り裂く新幹線
204 落第を賭けてめらめら大試験
205 嵐去りめらめらと蛇穴を出づ
206 龍の口とびだす手水水温む
207 恋心めらめら燃ゆる春の猫
208 老幹になほも芽吹きの力秘む
209 論説は主幹執筆木の芽時
210 腕まくりして泥だんご水温む
(作品は以上)
選句は【特選1句、並選4句】をお願いします。
(「番号のみ」記入ですと、誤って上下の番号と間違われる方がおられたので、選ばれた句は【番号と句の冒頭と合わせてお書き頂き】間違いを防ぎたいと思います。
また今回は上五「だらだら」「遠足」「水温む」「めらめら」などの句がたくさんあるので中七までお書き下さい。)
記入例に従い、特選、並選のそれぞれを番号で、選者名(俳号または名前)と合わせてお書き下さい。(結果発表時は俳号を優先します)
また【特選句には簡単な鑑賞文】をお書き下さい。
若しも番号と句の冒頭とが不一致の場合は、句の冒頭を優先して解釈します。
また全部の選句をまとめて1回でコメント投稿して下さい。
句に兼題が入っているか否かの判断は選者にお任せします。
兼題が入っていないと思われた句は取らないようにお願いします。
【選句の締切は3月15日(金)pm10時】までとします。
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