加皆様方の積極的なご参のお陰で
38名、合計 190句の投句を頂きました。
参加者は次の通りです(順不同、敬称略)。

永田満徳、石川順一、青橙(たかはし)、長谷川ひろし
塚本南海雄、石倉啓子(けい女)、三高邦子(姫)
佐竹康志(夜亜舎)、祐(牧内登志雄)、寺嶋法子/杳杳
上野 梢楓、今村とも子、三浦桂子、とばやまちはる
いわきりかつじ、浮游子、本田しどみ、江口好孝(仔仔旦)
岩根泰彦(寒太郎)、小倉正人、江口秋子、荒一葉
辻井市郎(一路)、武藤隆司、水越千里、森川雅美
中村秋穂、林宏尚(常住)、慢鱚、大津留直、桑本栄太郎
山下明寿、滿/杉山満、茂木ひさを、古閑寛昭、亜仁子
ゐるす、北野和良、

選句は【特選1句、並選4句】をお願いします。
【注意】[ 粟 ]と[ 栗?]はどちらも選句対象にしてください


 投句に参加された方は必ず互選をお願いします。
なお、未投句の方の選句のみも歓迎いたします。

【選句の締切は10月15日(日)pm10時】までとします。

また、句の転写ミスなどがありましたらメッセンジャーでお知らせ下さい。宜しくお願いします。

【以下全投句作品】

1    ウクレレのはたと止まりて星月夜
2    この年になりていそがし星月夜
3    さわさわと満月の描くスクリーン
4    シャキシャキと鎌の刄音や稲を刈る
5    スクリーンが灰色である木の実落つ
6    スクリーンに映るなれそめ紅葉狩
7    スクリーンに映るわが家や秋の虹
8    稲刈りのロディオの如きコンバイン
9    稲刈りやオーナー気分の都会っ子
10    稲刈ると稚児預ける嫁御かな

11    粟の穂や峠越えれば甲斐の国
12    たぷたぷとバケツ踊れば鯊日和
13    たぷたぷと染める手拭秋日和
14    星月夜街に魔法がかけられた
15    星月夜跨線橋まで三人で
16    星月夜子の生まるるを待ちにけり
17    たぷたぷと注ぎて廻しぬ濁り酒
18    たぷたぷと揺らせる肚や茸飯
19    稲刈られ道路にねばつく御菓子かな
20    たぷたぷと揺るるお腹や豊の秋

21    ああ昭和木の実時雨のスクリーン
22    稲刈りて棚田は君の帰り待つ
23    稲刈りのBGMはK-POP
24    たぷたぷと露天に独り赤蜻蛉
25    稲刈やつぼに届かぬ按摩椅子
26    稲刈や家族五人で塩むすび
27    稲刈や風の俳句を詠みながら
28    たぷたぷと盥の月や後の月
29    たぷたぷのクリームシチュー秋気澄む
30    たぷたぷの濁酒利くバスツアー

31    たぷたぷと樽より注ぐ濁り酒
32    稲刈や軽トラにはもみじマーク
33    稲刈や赤児も参加昭和かな
34    稲刈や棚田は今も村総出
35    たぷと打ち秋冷の湯のたぷと寄る
36    たまに来る姉の丸める栗団子
37    ニライカナイ海に空継ぐ星月夜
38    パティシエの栗三昧のメニューかな
39    ひと臼は父の言い張る粟の餅
40    ひと言にひと言あとは星月夜

41    煌めきの神話の世界星月夜
42    フィナーレはトンネル抜けて星月夜
43    フォークボールの握りで放る丹波栗
44    ふるさとのこぼれやまざる栗を食ふ
45    ベランダに煙草一服星月夜
46    ベランダに黙す二人や星月夜
47    たぷたぷと乳を飲む児や天高し
48    マヌカンの乳首妖しき星月夜
49    モーツァルトの笛の抑揚星月夜
50    ゆるゆると進む衛星星月夜

51    抱かれてぶどう棚からひと房を
52    粟の穂の小径の先よ母の里 
53    粟の穂の縄文の空知りをりぬ
54    スクリーンの獄舎に点る曼珠沙華
55    スクリーンの上司会議の夜長かな
56    てくてくとコンビニまでの星月夜
57    スクリーンの大きな顔に秋の蠅
58    粟の粒つつくインコは手もつつく
59    違い亜棚奥で七連出番待つ
60    稲を刈る黄色き海をばりばりと

61    稲刈の棚田に集ふ親子かな
62    稲刈は今も手刈りの千枚田
63    星月夜あの古傷に触れてみむ
64    星月夜さびたギターの弦の音
65    星月夜どんな雲にも笑ふだけ
66    稲刈やいずれ無人のコンバイン
67    稲刈や豊穣の香に励まされ
68    稲刈られ実家の長屋門見ゆる
69    稲刈るやネットでポチる農事暦
70    稲刈を終へてたぷたぷ露天風呂

71    稲舟や束に隠れて読む手紙
72    遠吠えの連鎖の犬や星月夜
73    音楽祭帰り道には星月夜
74    音総て湖に吸はるる星月夜
75    火を入るる窯轟くや星月夜
76    鎌で稲刈る隣にはコンバイン 
77    刈り終えた稲の香残る一本道
78    閑さの戻る棚田や曼珠沙華
79    機関車の棚びく煙虫送
80    帰燕舞ふ空は真紅のスクリーン

81    鬼皮の裁断かろき栗日和
82    菊日和花嫁笑ふスクリーン
83    泣き止まぬ稚にしばらく星月夜
84    金髪と紫の髪稲を刈る
85    吟行の御所の夜とや栗名月
86    空のカケラ湖沼に落とし星月夜
87    栗おこは湯気のむかうの笑顔かな
88    栗の実や人形劇を開く子等
89    スクリーンに沸くどよめきや秋競馬
90    スクリーンのいかさま優し秋の風

91    スクリーンの隅に父の名柿紅葉
92    栗の毬猿の子踏みて惑ひけり
93    栗めしの御飯を残す子供かな
94    栗を剥く八十路の指の堅い節
95    喧嘩して走つてかへる星月夜
96    軒下に秋の色あり薪の棚
97    戸棚にはドロップの缶ちちろ鳴く
98    口喧嘩しつつ夫婦で稲を刈る
99    行く秋の希望は棚に並びけり
100    行く秋や触る二の腕たぷたぷと

101    高千穂の風音軽し粟畑
102    星月夜出窓で母と見上げおり
103    星月夜数年ぶりのマスカラー
104    星月夜沈黙(しじま)の深き夜ハイク
105    錆びた刃の鎌を走らす陸稲刈
106    山とほく刈田はちかく街の灯よ
107    山峡のぽつんと宿や星月夜
108    山栗にも笑い上戸のいるらしく
109    山里に棚引く煙秋の暮
110    残る蚊を叩いて終る棚卸

111    子供らの背伸びしている葡萄棚 
112    糸巻に木の温もりよ星月夜
113    実り具合噛んで確かめ稲を刈る
114    実家への道ほの淡く星月夜
115    酒好きの腹たぷたぷの生身魂
116    黄の波や会津の里の粟畑
117    首に巻く祭り手拭稲を刈る
118    秋の蚊よ棚に届かぬギブスの吾
119    秋惜しむ大陸棚の潮頭
120    秋昼やかけ声なしの棚卸

121    秋風や渋谷の大型スクリーン
122    終電の棚の皇帝ダリアかな
123    大木の巨象に見へて星月夜
124    初栗飯先ず神棚へ仏壇へ
125    徐に解くラップや栗おこわ
126    宵っぱり粟を蒸す母丸まって
127    小休止たぷたぷそそぐ秋の水
128    寝袋をはみ出す吾と星月夜
129    振り返る一行日記星月夜
130    新社名出し合ふ二人星月夜

131    神棚は祀り直して神無月
132    神棚へ献上せしむ稲穂かな
133    世間体ばかり気にして虚栗
134    星月夜ハミングの出る風呂帰り
135    星月夜プロジェクションマッピング準備中
136    星月夜鹿の列なす八ヶ岳麓
137    清里に途中下車かな星月夜
138    生栗に触れもせで我が来し方は
139    青蜜柑棚の短歌誌拭き清め
140    赤備めくや棚田の曼珠沙華

141    川棚へ湯はあとにして新蕎麦へ
142    爽やかやたぷたぷ寄せる水の色
143    草刈機かじ取り馴れぬ次男かな
144    送られてもう家のまへ星月夜
145    村起こすマルシェの目玉粟の餅
146    大地震(ない)の後やぽつかり星月夜
147    濁世にも恋の綾あり星月夜
148    棚の物つぎつぎ落つる秋思かな
149    棚田早や刈田に風の吹くばかり
150    棚田暮れ静寂やぶる虫時雨

151    町人の見果てぬ夢ぞ星月夜
152    長岡のスクリーン越し花火かな
153    鎮守の杜ひとつ残して稲を刈る
154    庭に出て踊りたくなる星月夜
155    田の隅は婆の仕事や稲を刈る
156    送られて帰りたくない星月夜
157    田の隅を鎌で稲刈り老夫婦
158    登り来てUHOを待つ星月夜
159    冬瓜の採りごろなるやたわむ棚
160    藤棚が寺の境内咲き誇り

161    透きとおるグラスに新酒たぷたぷと
162    動物の楽園のやう星月夜
163    縄文の主食や今は粟おこし
164    肌寒しスクリーン背にそつと去る
165    肥後平野端より稲を刈りすすむ
166    部屋の窓大きく開き星月夜
167    歩きませんかなどと云ひをり星月夜
168    補聴器の母を照らすや星月夜
169    望月にかがやく波やたぷたぷと
170    本棚にテキストを足す夜学かな

171    本棚に三冊分の秋愁ひ
172    本棚に手擦れの季寄せ子規忌かな
173    本棚に潜むホラーやそぞろ寒
174    本棚の上に檸檬のふたつみつ
175    本棚の専門書と取る秋懐
176    名月や湯面揺るるたぷたぷた
177    網棚のディズニーランド秋夕焼
178    野地藏の頭を照らす星月夜
179    誘われてたじろぎつつも稲刈す
180    予選終え栗きんとんを賞味する

181    揺れるたび夕日濃くなる萱の棚
182    立呑の丸き背中や星月夜
183    姨捨や苅田みおろす離合待ち
184    毬栗や音なく落ちて病い床
185    毬栗や覗き見る児と目の合へば
186    舫い船たぷたぷ揺るる望の潮
187    頷くも言葉の一つ栗を剥く
188    星月夜独り占めしてヨガポーズ
189    星月夜平家美人の隠る里 
190    星月夜連山の襞深くして


(作品は以上)

選句は【特選1句、並選4句】をお願いします。

(「番号のみ」記入ですと、誤って上下の番号と間違われる方がおられたので、選ばれた句は【番号と句の冒頭と合わせてお書き頂き】間違いを防ぎたいと思います。
また今回は上五「スクリーン」「稲刈」「星月夜」「たぷたぷ」などの句がたくさんあるので中七までお書き下さい。)

記入例に従い、特選、並選のそれぞれを番号で、選者名(俳号または名前)と合わせてお書き下さい。(結果発表時は俳号を優先します)
また【特選句には簡単な鑑賞文】をお書き下さい。

若しも番号と句の冒頭とが不一致の場合は、句の冒頭を優先して解釈します。
また全部の選句をまとめて1回でコメント投稿して下さい。

句に兼題が入っているか否かの判断は選者にお任せします
兼題が入っていないと思われた句は取らないようにお願いします。

【選句の締切は10月15日(日)pm10時】までとします。

選句の投稿はこのページの「コメントする」欄からお願いします。
(投票は一回のみ、変更は出来ません)

投稿が成功すると次のポップアップが出ます。


なお皆さんの選句投稿は、管理者にのみ見える設定としていますので、コメント欄には反映されません。

(また「コメントする」投稿が上手く行かない場合は、Facebookのメッセンジャーで北野和良宛にお願いします)