(Rev1 #187一字訂正)

皆様方の積極的なご参加のお陰で
38名、合計 187句の投句を頂きました。
参加者は次の通りです(順不同、敬称略)。

永田満徳、石川順一、高宗孝輔、江口秋子、野島正則、
石倉啓子/けい女、祐(牧内登志雄)、とばやまちはる
長谷川ひろし、塚本南海雄、今村とも子、寺嶋法子/杳杳
岩永靜代(昼顔)、青橙(たかはし)岩井茂、上野梢楓
水越千里、小倉正人、茂木ひさを、中村秋穂
慢鱚/大工原一彦、大津留 直、山下明寿、古閑寛昭
江口好孝(仔々旦)、楓摩ユミ、森川雅美、荒一葉
浮游子、武藤隆司、辻井市郎(一路)、滿/杉山満
本田しどみ、桑本栄太郎、林宏尚(常住)、亜仁子
ゐるす、北野 和良、

 

選句は【特選1句、並選4句】をお願いします。

投句に参加された方は必ず互選をお願いします。
なお、未投句の方の選句のみも歓迎いたします。

【選句の締切は6月15日(木)pm10時】までとします。

また、句の転写ミスなどがありましたらメッセンジャーでお知らせ下さい。
宜しくお願いします。

【以下全投句作品】

1    あじさゐや防犯ビデオ録画中
2    オペラ座へ香水の妻エスコート
3    オンデマンドと香水昔甦る
4    お帰りと一番先に金魚君
5    お隣の金魚また来る留守居番
6    ガリ勉の瓶底眼鏡黒出目金
7    サバゲーに何度も死んで梅雨寒し
8    せかせかも休み休みの金魚かな
9    たゆたひて日がなあぶくの金魚かな
10    あの人の好きな香水耳朶に

11    ツアーバストイレ休憩梅雨寒し
12    デザートのぷるぷるプリンメロン味
13    どうせ死ぬきつとしぬ金魚を育て
14    ナイターの音の洩れくる夏至の路地
15    ビデオ店跡にスーパー梅雨寒し
16    フォークダンスぷるぷる触れし麦の秋
17    香水はひかえめなほど際立てり
18    香水やけふは強気でいくつもり
19    香水やデパ一階に座る獅子
20    梅雨寒やマイナカードの誤登録

21    ぷくぷくと水車の回る金魚鉢
22    ぷるぷるとしてから食べる葛饅頭
23    ぷるぷるとポイを持つ指夏祭
24    プルプルのプッチンプリンやアマリリス
25    雨に倦みふとたはむれの香水を
26    雨音のひつかかりたる昼寝覚
27    雨音のフォルテの続く梅雨出水
28    花橘の香る肥後路を行く二人
29    雨音を聞きつつ眠る夏の風邪
30    香水を変えて始める次の恋

31    雨涼しビデオ検査を突破して
32    王様は裸のままで金魚鉢
33    音のなきバックミラーの蜥蜴かな
34    香水の乗り合はせたるエレベーター
35    香水の身に染まるかに百貨店  
36    香水の瓶に小さく男の名
37    音もなき無風の午後や蛞蝓
38    梅雨寒や鮨のランチは却下され
39    梅雨寒を健気に堪ふる仔山羊かな
40    勝負手を胸に香水女流棋士

41    梅雨寒郷の山々想いけり
42    夏星や水の音して神生るる
43    夏服やスマホぷるぷる着信中
44    花火上がる音につながるジャズドラム
45    花金の勝負香水念入りに
46    郭公の初音せつなや山の宿
47    額活けぬビデオは永久の原節子
48    香水を微かに染ます喪服かな
49    汗だくのビデオ判定取り直し
50    掬う児に尻尾ぷるぷる獅子頭

51    観劇の終はり香水残り香に
52    掬えずに貰ふ金魚の二匹かな
53    虐待大国をスタンする音大落雷
54    久方の知音の便り五月闇
55    休息のパワーは鮨に金魚かな
56    休日の出目金群と目を逸らし
57    球体の音楽響く蝉時雨
58    競市の盥の流る金魚かな
59    金魚らの集はぬ方へ餌落とす
60    金魚らの墓に幼ら手を合はす

61    ぷるぷると五体震はせ蜻蛉生る
62    ぷるぷると光を弾く裸かな
63    梅雨寒や膝を抱えて眠る癖
64    梅雨寒や仏名持たぬ女郎塚
65    梅雨寒や片手ハンドル持ち直し
66    ぷるぷると糸吐き塞ぐ蚕薄(まぶし)かな
67    金魚見て口に溶けゆく解熱薬
68    金魚死すけふは会社を休みます
69    金魚鉢猫爪恐れて卓の下
70    金魚鉢夫と娘はめだか好き

71    血の池に湯の吹く音や夏の霧
72    月並みに色つけやうと金魚飼ふ
73    香水とセブンスターのフレーバー
74    香水に縁無き暮し乳搾る
75    香水の一滴嘘を深めたり
76    ぷるぷると金魚の尻の軽さかな
77    ぷるぷると全身揺らし梅雨晴間
78    ぷるぷると目を膨らます金魚かな
79    香水の一滴人を格上げす
80    香水の空瓶思ひ出満たしけり

81    香水の隣に来れば席を去る
82    ぶるぶるの震え止まりし冷し酒
83    ぷるぷるの肌に弾けるシャワーかな
84    ぷるぷるの夕張メロンゼリーかな
85    香水や会話を遮断する力
86    香水や幾度も語る母の恋
87    梅雨寒や印字薄るる処方箋
88    梅雨寒や樺美智子忌遠くあり
89    梅雨寒広くて狭き胸の内
90    香水や記憶の鍵をかちやと開け

91    香水をまとひて眠る熟女かな
92    轟音は地球の叫び出水川
93    黒南風やぶるぶる波の立てる湖
94    再生のビデオに遠き麦の秋
95    昨日より夏の音する岬かな
96    撮り溜めのビデオ再生明易し
97    梅雨寒し意見分かるる晩御飯
98    梅雨寒し雲梯残る過疎の村
99    梅雨寒し犬も吾も飲む漢方薬
100    撮り溜めのビデオ三昧梅雨籠り

101    残額の三桁が見えて梅雨寒し
102    失恋の飽かずながむる金魚かな
103    手花火のぷるぷる揺れて恋育つ
104    祝福の流るる日々や梅雨寒し
105    出窓より眺めてをりぬ金魚玉
106    香水をまとひ孤独に色つける
107    梅雨寒や熊避けの鈴揺れつつも
108    梅雨寒や水泳帽に名前書く
109    梅雨寒や疎らなる旋毛にぽと、
110    香水を淡くをんなの下心

111    出奔の妻の音信半夏生
112    術の無きビデオカセット梅雨の月
113    初補聴器音の溢れている我が家
114    女字の手紙香水微かなり
115    上蔟や食む音の消えし古き納屋
116    食ひ初めの膳にぷるぷる関の鯵
117    梅雨寒や免許返納まだ迷ひ
118    梅雨寒や弥勒菩薩の足の裏
119    梅雨寒や隣の墓地は草だらけ
120    信州の水清ければ金魚生く

121    寝静まる部屋にぽこぽこ金魚鉢
122    心音が不安を煽る朝涼し
123    人混みの香水若き日の記憶
124    水滴の樋をつたひぬ梅雨寒し
125    青葉にぷるぷるのしづく小地球
126    梅雨寒や時代の裂ける音びりり
127    梅雨寒や森は静かに眠りたり
128    梅雨寒や身を挟みたるエレベータ
129    洗剤のニオイにあらず香水は
130    香水や喧嘩ばかりも子沢山

131    梅雨寒のまたたびの花山陰に
132    梅雨寒の洞窟五百羅漢かな
133    梅雨寒の眠剤飲んで今五分
134    香水をしゆつと倅の日曜日
135    香水をふりて出でます夕の畑
136    息を飲み選ばれるのを待つ金魚
137    男にも纏ふ香水ありにけり
138    朝なればつついて起こす金魚鉢
139    朝卓のプリンぷるぷる夏の雲
140    沈み込むままの黒鍵梅雨寒し

141    滴りや森の静寂を破る音
142    動いても動きもどかし金魚かな
143    香水の残り香仄か形見分け
144    香水の免税店の五カ国語
145    動くたび金魚の腹のぷるぷると
146    同窓会欠の返信梅雨寒し
147    独り身の哀歓知らぬ金魚飼ふ
148    入梅や庭のバケツの水の音
149    破裂音夏の路上の発炎筒
150    背後よりスリップ音や梅雨寒し

151    梅の実のぽとりと数珠の切れし音
152    梅雨の空見上げてぷるぷる狭庭かな
153    梅雨も良しビデオ三昧寅さんと
154    梅雨寒しハローワークの求人票
155    風の香に十七音の調べかな
156    梅雨寒し白き二人の寺巡り
157    梅雨寒に髪の毛混ざるシールかな
158    梅雨寒やいよよ艶めく傘のうち
159    香水や昭和の匂う社長妻
160    香水や生き生きとする風の中

161    香水や風呂場の棚に常備され
162    梅雨寒や一重瞼の青い影
163    梅雨晴の駐屯地よりラッパの音(ね)
164    梅雨晴や音の確かな目くら判
165    梅雨夕焼け音楽室のグリスの香
166    梅雨冷や緊急避妊薬の殻
167    白シャツに右耳当てて呼吸音
168    半夏生冷製スープぷるぷると
169    避難所の広き教室梅雨寒し
170    避難所の文字の薄れや梅雨寒し

171    飛び出づる鉢の金魚や志賀直哉
172    不協和音渓谷宿の梅雨出水
173    父の日の子ばかり映るビデオかな
174    部屋干しの六畳一間梅雨寒き
175    朴咲くや音なく烟(けぶ)る通り雨
176    眠れない夜の金魚の尾鰭かな
177    名人の見上ぐる虚空梅雨寒し
178    明け易し嫁ぐ日近し娘(こ)のビデオ
179    葉を叩く音に驟雨の夜の更ける
180    落ちゐたる画鋲ちくりと梅雨寒し

181    竜宮のやうな人界金魚玉
182    旅枕シャワーの音を独り聞く
183    路電過ぎ金魚の水面波立ちぬ
184    六月の雨音ひびくショパンかな
185    嗄れた秒針の音梅雨寒し
186    毟られてアンゴラウサギ梅雨寒し 
187    梅霖や生活音に帯びる湿気

(作品は以上)

選句は【特選1句、並選4句】をお願いします。

(「番号のみ」記入ですと、誤って上下の番号と間違われる方がおられたので、選ばれた句は【番号と句の冒頭と合わせてお書き頂き】間違いを防ぎたいと思います。
また今回は上五「ぷるぷると」「香水」「梅雨寒」などの句がたくさんあるので中七までお書き下さい。)

記入例に従い、特選、並選のそれぞれを番号で、選者名(俳号または名前)と合わせてお書き下さい。(結果発表時は俳号を優先します)
また【特選句には簡単な鑑賞文】をお書き下さい。

若しも番号と句の冒頭とが不一致の場合は、句の冒頭を優先して解釈します。
また全部の選句をまとめて1回でコメント投稿して下さい。

句に兼題が入っているか否かの判断は選者にお任せします。
兼題が入っていないと思われた句は取らないようにお願いします。

【選句の締切は6月15日(木)pm10時】までとします。

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