(Rev2 5句追加) (Rev1 1句訂正)

皆様方の積極的なご参加のお陰で
36名、合計 180句の投句を頂きました。
参加者は次の通りです(順不同、敬称略)。

永田満徳、金城由美、江口秋子、とばやまちはる、茂木ひさを
長谷川ひろし、上山智子、熊谷房子、祐(牧内登志雄)
上野梢楓、辻井市郎(一路)、寺嶋法子(杳杳)、中村秋穂
小倉正人、岩井 茂.、武藤隆司、古閑寛昭、慢鱚、
今村とも子、本田しどみ、桑本栄太郎、向瀬美音、
岩永靜代(昼顔)、浮游子、亜仁子、荒一葉、大津留 直
野島正則、山下明寿、藤本仁士?、滿/杉山満、ゐるす
十河 智、高宗孝輔、水越千里、北野和良、

選句は【特選1句、並選4句】をお願いします。
投句に参加された方は必ず互選をお願いします。
なお、未投句の方の選句のみも歓迎いたします。
また、句の転写ミスなどがありましたらメッセンジャーでお知らせ下さい。
宜しくお願いします。

【以下全投句作品】

1    いい人になれずにごめん桜桃忌
2    オクラホマミクサーの別れは会釈さくらんぼ
3    かみてからソースの匂ひ夏祭
4    コーンスープを溶く湯を沸かす梅雨寒し
5    こつこつと夏期講習を復習(さら)ふひと
6    こつこつと蟻の如くに生きて来し
7    ソース顔ばかり集まり半夏生
8    たくさんの声だけ聴こゆ螢狩り
9    たこ焼のソース香りぬ夏まつり
10    ほうほうと黄泉の道めく蛍狩

11    夏料理ソースで決まるシェフの腕
12    愛犬の唸り先行く螢狩
13    青梅雨や坂を流るる水のすじ
14    青梅雨や上水覗く女連れ
15    青梅雨や神社へつづく畔のみち
16    暗闇のほうたる追いて立つ窓辺
17    一の鳥居夜店はなべてソースの香
18    一会かも知れぬ出会いや見合い会
19    遠雷や同窓会の帰り道
20    下り宮そろりそろりと蛍狩

21    こつこつと刻む仏像夏安居
22    夏期講習会合格校の並ぶ壁
23    夏祭り終へてかごしま県人会
24    青梅雨や祖父の残した海軍帽
25    ソース顔で考へる人桜桃忌
26    青梅雨や朝の空気の甘きこと
27    青梅雨や杜に太古の息づかひ
28    夏蝶の骸こつこつ運びゆく
29    夏帽や父主賓てふ同窓会
30    介助され九十路の母の菖蒲風呂

31    告白は今宵と決めし蛍狩
32    会釈したあと思い出す日傘かな
33    会釈して笑顔で外すサングラス
34    会場に暗幕張りて蛍狩
35    青梅雨やドライバーとなりつづら折れ
36    青梅雨やピアノの音の何処より 
37    青梅雨やビールケースに傘二本
38    会心の殊勲打目守(まも)る炎天下
39    会則の小さき改定梅雨晴間
40    眼で返す吾子の反抗桜桃忌

41    桜桃忌人生百年時代論
42    強がらず生きるのもよし桜桃忌
43    教会の十字架高し夏の空
44    青梅雨や山また山の無人駅
45    青梅雨や七味たつぷり阿亀蕎麦
46    青梅雨や趣深き大自然
47    教会の隣にモスク風薫る
48    胸元を少し緩めに蛍狩
49    胸中の暗がり灯せ螢狩
50    玉ねぎのソースたつぷり肉少し

51    児らはしゃぐお化け大会夕涼み
52    玉葱のソースの甘み鶏を焼く
53    近頃は薄口ソース梅雨の宿
54    串カツのソース飛んでるアロハシャツ
55    蛍見を遠目で見つつ煙草に火
56    蛍狩り髪濡しまま夫の後
57    青梅雨や渡り廊下で君を待つ
58    青梅雨や濃く淹れがちなティーバッグ
59    青梅雨や半跏趺坐(はんかふざ)組む座禅堂
60    蛍狩り分け入る草のやぜらしさ

61    こつこつと小石持ち上ぐ泉かな
62    コツコツと消ゆる靴音夏未明
63    こつこつと貯めし年金火取虫
64    古本の染みが広がる桜桃忌
65    後ろより君の声する蛍狩
66    口元にハンカチのある会釈かな
67    青梅雨や屋根付き駐車場の店
68    青梅雨や会堂の鐘木霊する
69    青梅雨や怪獣ごつこして家路
70    広い背も闇に溶け込む蛍狩

71    国会の議長セクハラ美女柳
72    黒ばかり揃へる雨具や桜桃忌
73    婚約者紹介さるる蛍狩
74    再会の予定決まらぬ桜桃忌
75    再会は青水月のターミナル
76    妻の手を握りづめなる蛍狩
77    青梅雨や河川に立てる水位計
78    桜桃忌キセルの並ぶ骨董屋
79    桜桃忌きのふと違ふ傘の連れ
80    蛍狩唇をもて別れをり

81    蛍狩天にも地にも川流れ
82    青梅雨やおちよぼ口なる羅漢像
83    青梅雨やかく深々と藍の甕
84    青梅雨や句会の庭の樹々光る
85    桜桃忌こつこつ貯めし小文集
86    桜桃忌安いプライド捨てにけり
87    桜桃忌時計回りの鯉ダンス
88    桜桃忌斜陽館のみ残りける
89    蛍狩渓に沿ひつつ君を追ふ
90    蛍狩光る周期を数えおり

91    蛍狩最後の年と友誘ふ
92    桜桃忌新聞見出し「人喰い川」
93    桜桃忌川に消へゆる雨しきり
94    桜桃忌襦袢は四十八手です
95    雑踏にソースの誘ふ夜店かな
96    三鷹市に多くのファンや桜桃忌
97    止り木に吾が定席や桜桃忌
98    死に臨み名作残す桜桃忌
99    紫陽花や名前はまだの三人会
100    次々に指差す童蛍狩

101    車にはコーギー二頭蛍狩
102    手をつなぐことの嬉しき螢狩り
103    手を伸ばし孝の背中で蛍狩
104    狩られるのは蛍か人か蛍狩
105    初デートディナー付きの蛍狩
106    初デート浴衣に跳ねるソースかな
107    初めてのZOOM句会や夜涼し
108    消えるまで昇つてゆけよ蛍狩
109    こつこつと追ひ抜かれけり夜の秋
110    焦げ目つきソース焼きそば夏祭

111    食卓に青梅ソース仲間入り
112    人ごみにソースの匂ふ夜店かな
113    人よりも蟻はこつこつ働けり
114    甚平や雪駄を履きて町内会
115    生きて在ることの哀しき桜桃忌
116    青梅雨に丸洗ひさる山河かな
117    青梅雨に村上春樹読めずおく
118    青梅雨に太宰の天狗探してた
119    青梅雨のにぎわい連れて北海道展
120    青梅雨の奥の細道闇深し

121    こつこつと貯めた老後や浮いてこい
122    こつこつと長き石段青葉風
123    青梅雨の秋月城下茶房の灯
124    青梅雨や軒下借りて「お~いお茶」
125    青梅雨や古書店森の匂ひして
126    青梅雨や光る根のある登り坂
127    コツコツと道を継なぎし梅雨に入る
128    こつこつと紡ぐ蜘蛛の囲ひと払ひ
129    この先はうさぎ谷てふ蛍狩
130    青梅雨や工事現場の猫車

131    青梅雨や校門に待つ母の傘
132    青梅雨や今もおもかげ偲びをり
133    赤き糸ぷつんと切れて桜桃忌
134    洗濯機にこつこつ小銭更衣
135    対面の会食禁止梅雨長し
136    退廃は緋色放ちて桜桃忌
137    谷川の音へ音へと螢狩
138    短夜や記者会見のこゑ擦れ
139    知覧より九条連れ来新茶かな
140    中指に指輪付け替え桜桃忌

141    導くはサザンクロスよ蛍狩
142    徳島の河遡り蛍狩
143    二本杖こつこつこつと夏の山
144    虹立つや子ら皆窓辺タブレット
145    日めくりを破く手白し桜桃忌
146    日付のみ書かれしボトル桜桃忌
147    白き皿涼しきゼリーソースかけ
148    白百合や動画流るる別れの会
149    麦秋やベシャメルソースゆつくりと 
150    膝立てて呷る地酒や桜桃忌

151    父の日やこつこつ刻む古時計
152    父母の過ごせし三鷹桜桃忌
153    風評のソースはなんと螢狩
154    暮れ残る空の青さや蛍狩
155    亡き母のおさげの写真黴払ふ
156    密会の煙草の匂ひ桜桃忌
157    眠剤の残りは僅か桜桃忌
158    青梅雨や螺鈿色なす金色堂
159    青梅雨や朗読の女子泣きだして
160    明易しソースコードが走りおり

161    黙のまま啜るソースや夕立風
162    夕映えの黒ずみゆける桜桃忌
163    揚げ物のタルタルソース白暖簾
164    揺らぎ舞ふ夜の光や蛍狩
165    用水のくぐもる夜や桜桃忌
166    落ちきれぬ夕日一閃桜桃忌
167    理の通る筈なきうつつ桜桃忌
168    立ち仰ぐ子の背越しや蛍狩
169    冷房を止めて換気の句会かな
170    老らくの恋は孤独ぞ桜桃忌

171    老人のたじろぐ精気夏草や
172    蝸牛こつこつとゆく濡葉の上
173    螢見の闇と化したるわが身かな
174    螢狩やがてかなしき籠のなか
175    螢狩無言の友とすれ違ふ  

176 桜桃忌黄ばんだ文庫読み直す
177 月光を城がさえぎる螢狩
178 青梅雨や雨やみ雨が葉から降る
179 女子会の店選ぶ妻夕端居
180 声合わす梅雨空の下朗読会
   
   
   
   
   



(作品は以上)

選句は【特選1句、並選4句】をお願いします。

(「番号のみ」記入ですと、誤って上下の番号と間違われる方がおられたので、選ばれた句は【番号と句の冒頭と合わせてお書き頂き】間違いを防ぎたいと思います。
また今回は上五「青梅雨」「こつこつと」「蛍狩」などの句がたくさんあるので中七までお書き下さい。

記入例に従い、特選、並選のそれぞれを番号で、選者名(俳号または名前)と合わせてお書き下さい。(結果発表時は俳号を優先します)
また【特選句には簡単な鑑賞文】をお書き下さい。

若しも番号と句の冒頭とが不一致の場合は、句の冒頭を優先して解釈します。
また全部の選句をまとめて1回でコメント投稿して下さい。


【選句の締切は6月15日(水)pm10時】までとします。

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