皆様方の積極的なご参加のお陰で
27名、合計 131句の投句を頂きました。
参加者は次の通りです(順不同、敬称略)。

永田 満徳、仁和田 永、眉山ケイ、野島正則、中野千秋、
江口秋子、長谷川ひろし、熊谷房子、牧内登志雄(祐)、夢積、
武藤隆司、塚本南海雄(山悠)、磯田年司、藤倉浩正、岩永静代、
茂木ひさを、大工原一彦(慢鱚)、直仁(定野直人)、大津留 直、藤田ゆきまち、
星合川凛、桑本栄太郎、ゐるす、古閑寛昭、西村楊子、
亜仁子、北野和良


選句は【特選1句、並選4句】をお願いします。
投句に参加された方は必ず互選をお願いします。
なお、未投句の方の選句のみも歓迎いたします。
また、句の転写ミスなどがありましたらメッセンジャーでお知らせ下さい。
宜しくお願いします。

【以下全投句作品】

1    お忍びや照らす紅葉隠れ指
2    コーナーに去りし木枯らし置きみやげ
3    ことし又水禍の岸に鳥渡る
4    このコーナー身内選句で秋心
5    ごろごろと群青を裂く稲光
6    ゴロゴロと激しき音や鰤起し
7    ごろごろと五臓六腑を這ふ秋思
8    ジャイアンツに一喜一憂秋惜しむ
9    すれ違う言葉さながら鳥渡る
10    はにかみぬ小便小僧照紅葉

11    ふた取りて朱塗りのお椀秋惜しむ
12    ほか弁の温もりと行く照紅葉
13    やはらかく母は笑顔や照紅葉
14    ユジャ・ワンのレッドソールや秋惜しむ
15    ラグビーファンにわかに増えて秋惜しむ
16    ワイパーの一葉を挟む秋惜しむ
17    伊勢の照紅葉閑かに二千年
18    屋根裏の小さき窓や鳥渡る
19    鎌倉の寺を巡りて秋惜しむ
20    帰る子も来る子もありて渡り鳥

21    金堂の柱冬日の分けにけり
22    金平糖口に転ばせ秋惜しむ
23    ごろごろと喉鳴らす猫鰤起し
24    ごろごろと秋刀魚しっぽでなびく猫
25    苦吟する鉄砲柱冬隣
26    空港に着くまで会話秋惜しむ
27    栗南瓜ごろごろと身を委ねをり
28    鶏の照焼の火や照紅葉
29    ごろごろと身をすり減らす芋水車
30    胡乱なる火宅といへど秋惜しむ

31    光熱費しばし和ぎにて秋惜しむ
32    紅葉寺コーナーに置く旅鞄
33    国産みの二柱の神天高し
34    彩りを今朝に重ねて照紅葉
35    三柱やサムハラ産霊秋大祭
36    山紅葉かざる柱状節理かな
37    時に住む柱時計屋鳥渡る
38    磁場といふ人知れぬもの鳥渡る
39    焼き色に映し取ろうぞ照紅葉
40    手を繋ぐセピアの街や秋惜しむ

41    朱雀門の柱裂けたる夜寒かな
42    秋出水柱の傷のところまで
43    秋惜しむあの人惜しむ秋の空
44    秋惜しむカーラジオから「風立ちぬ」
45    秋惜しむマリオネットのゐる広場
46    ごろごろと畑に残りぬ種南瓜
47    ごろごろと腹がなるなり秋の昼
48    人生の最終コーナー草紅葉
49    竜神のバンジージャンプ渡り鳥
50    ゴロゴロと林檎流れる千曲川

51    秋惜しむもう履けぬ十八センチ
52    秋惜しむラヴィアンローズの嗄れ声
53    秋惜しむレプリカを買う美術展
54    秋雷のごろごろ怯え不明犬
55    柔布に包む硝子器秋惜しむ
56    消しゴムのカスを円めて秋惜しむ
57    照紅葉キラキラ車窓影遊び
58    照紅葉その真ん中に鏡池
59    照紅葉右脳を音の湧き上がる
60    虫鳴くやまだ幾柱眠る島

61    秋惜しむ記念写真は仮装服
62    秋惜しむ鏡の前の銀の壺
63    秋惜しむ句帳のページあと二枚
64    照紅葉伽藍七堂礎石跡
65    照紅葉御朱印帳も染まりけり
66    照紅葉光る廊下に糠袋
67    照紅葉爺さま元気か山の宿
68    障害となりし電柱野わけあと
69    心柱拍手四つ神の旅
70    森ひとつ奏づる風や照紅葉

71    神殿の柱の先や冬銀河
72    睡蓮の照葉揺らせし鯉二匹
73    星々を映せる湖や秋惜む
74    逝く秋やごろごろし出す腹の虫
75    青天に正面向きぬ照紅葉
76    栴檀も櫨も野茨も照紅葉
77    爽籟に光る柱や桃の橋
78    側溝の継目に端座照葉かな
79    待ちわびし渡り鳥きて今朝に鳴く
80    大阿蘇の空の息吹や照紅葉

81    茶柱に上がるテンション今朝の冬
82    中華街のコーナーの湯気小春風
83    虫の闇音の気になる柱時計
84    潮騒の聞ゆる方へ渡り鳥
85    鳥渡り宵の欠片を零したる
86    鳥渡る一万キロの海原へ
87    鳥渡る去年の番を探しをり
88    ごろごろと石臼すべり走り蕎麦
89    ごろごろと碾く栃の実や祖父の匂ひ
90    さつぱ舟浮かべ照葉の心字池

91    鳥渡る世のうつろひの繰り返す
92    鳥渡る農家は麦を植えて待つ
93    鳥渡る野鳥の会の鳥の数
94    蔦沼に朝日てんてん照紅葉
95    鉄柱の倒れしままや台風禍
96    天空を彩りたるや照紅葉
97    添へ書きの下の一行渡り鳥
98    電柱に鴉集まる冬隣
99    電柱の影が伸びたる秋の夕
100    渡り鳥帰る家なら吾にもある

101    渡り鳥細き末枝の陽を弾く
102    渡り鳥鳥の名交わす鳥見小屋
103    渡り鳥眠りながらも飛びにけり
104    秋惜しむ護摩木に印す願い事
105    秋惜しむ廃校前の演奏会
106    秋惜しむ泪と怒りばかりなり
107    渡鳥一匹群れを遅れがち
108    冬ぬくしスカイツリーに心柱
109    冬近し柱に白き泥の跡
110    冬夕焼キッズコーナー卒業す

111    湯に浸り瀬の音を浴ぶ照紅葉
112    日を透きて火炎地獄や照紅葉
113    年々に減る同窓や秋惜しむ
114    波止のコーナー沖眺む渡り鳥
115    馬肥ゆる怒涛のごとき四コーナー
116    磐石の空の青さよ照紅葉
117    風に舞ひ風に抗ひ鷹柱
118    文化の日柱ばかり魚市場
119    鞭の飛ぶラストコーナー菊花賞
120    鞭入る最終コーナー天高し

121    無住寺を湖北に訪ね秋惜しむ
122    名産のコーナー飾る今年酒
123    夜光貝ひびく内耳に秋惜しむ
124    陽だまりに秋惜しむごと蜆蝶
125    来し方は一人一人よ照紅葉
126    履ゐてみる韋駄天の足袋秋惜しむ
127    琉球の真夜の火柱月凍つる
128    両隣空家となりて秋惜しむ
129    俯瞰せし鳴門海峡渡り鳥
130    杣人の早き夕餉や照紅葉

131    總持寺の移転秘話とや照紅葉




(投句 以上)

選句は【特選1句、並選4句】をお願いします。

(「番号のみ」記入ですと、誤って上下の番号と間違われる方がおられたので、
選ばれた句は【番号と句の冒頭と合わせてお書き頂き】間違いを防ぎたいと思います。
また今回は上五「秋惜しむ」「ごろごろ」「照紅葉」「鳥渡る」などの句がたくさんあるので中七までお書き下さい。)

記入例に従い、特選、並選のそれぞれを番号で、選者名(俳号または名前)と合わせてお書き下さい。(結果発表時は俳号を優先します)

 

 

また【特選句には簡単な鑑賞文】をお書き下さい。

若しも番号と句の冒頭とが不一致の場合は、句の冒頭を優先して解釈します。
また全部の選句をまとめて1回でコメント投稿して下さい。

【選句の締切は11月14日(木)pm11時】までとします。

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