皆様方の積極的なご参加のお陰で
３０名、合計 １５０句の投句を頂きました。
参加者は次の通りです（順不同、敬称略）。
永田萬徳、芳賀多佳子、永井貴之、今村征一、阿部眞理子
熊谷房子、茂木ひさを、眉山ケイ、亜仁子、ゐるす、
向瀬美音、野島正則、、大津留直、若松節子、土谷紀宣、
石井真波、、大久保俊克、西村楊子、牧内登志雄（祐）、中野千秋
古閑寛昭、たかはし、岩永静代、武藤隆司、桑本栄太郎、
山野辺茂、中村暢夫、長谷川ひろし、途平進、北野和良
選句は【特選１句、並選４句】をお願いします。
投句に参加された方は必ず互選をお願いします。
なお、未投句の方の選句のみも歓迎いたします。
一部の方の句の旧字を新字に替えました。ご了承下さい。
また、句の転写ミスなどがありましたらメッセンジャーでお知らせ下さい。
宜しくお願いします。
【以下全投句作品】
1 罅の入る宇宙カプセル冴え返る
2 囀りを聴ひて一日の始まれり
3 囀りの行き交ふ空の青さかな
4 料峭や骨壺露は浄閑寺
5 里山に一気呵成や寒の明け
6 目借時ルーペに顔をくつつけて
7 木の枝に囀の庭ふわり飛び
8 返り花問わず語らぬ解れ髪
9 文末に顔文字笑ひ月朧
10 風邪を引き顔色悪くなりにけり
11 浮き沈みありて今生返り花
12 不機嫌な自然の神や帰り花
13 白亜紀の砕石場や帰り花
14 囀りを着信音にしてみたき
15 囀りをたっぷり浴びてゐるところ
16 囀りの混声合唱二部三部
17 入学のリボンふはふは列びをり
18 虹色の息にふわふわ石鹸玉
19 二ン月やかこち顔なる浪人生
20 ふわふわの君の手編みの春ショール
21 踏青や汝はふはふはと舞ふごとく
22 湯婆や朝の洗顔水温し
23 湯上りの顔の上気や寒明くる
24 店内はパステルカラー寒明くる
25 梯子あるカプセルホテル春の夢
26 宙を舞う顔、声、足や橇の子ら
27 大寒の水全開に菜を洗ふ
28 囀るや聖フランシスひた偲ぶ
29 相模湾見下ろす連峰囀れり
30 組曲はバッハの二番寒明くる
31 全容を見せて白山寒明けぬ
32 青空へ常より白き帰り花
33 寒明けや中華航空御一行
34 声明に囀り応ふ峡の寺
35 吹き返す初老の胸に返り花
36 囀や立ちて座りてまた立ちて
37 悩んだりふさぎ込んだり寒明ける
38 囀や水平線のふくらめる
39 新入生別の顔して整列す
40 カプセルに媚薬を仕込む猫の夫
41 新宿に雪のニュースや寒の明
42 新顔の増へて初場所除幕式
43 錠剤の赤黄緑寒明くる
44 小面の眼の虚や帰り花
45 初虹や願書の中のすまし顔
46 春立つやカプセルホテル満室中
47 春眠のタイムカプセルいづこやら
48 囀や壊れしままの蓄音機
49 囀や果てなく深き峯の渓
50 囀やまだ記名ないランドセル
51 春愁のカプセルをぶちまけしのみ
52 春寒しカプセルホテルカップ麺
53 春の彩カプセルに入れ白湯添えて
54 十八の胸のふくらみ寒明くる
55 秋声の道とし知られ帰り花
56 春風や空にふわふわパラセール
57 七十路の顔にパックや山笑ふ
58 寒明けや今宵は星も潤みたる
59 寒明けやリスタートする日の近き
60 カプセルで巫山戯あつてる猫の恋
61 寒明けやもう一息を生き抜かむ
62 始発駅マスクの顔の並びたり
63 坂道を上れば母校帰り花
64 坂の上囀り高く我を呼ぶ
65 左手のカプセル二錠桃の花
66 行き違ふことも人生帰り花
67 囀やシャワーの如く来て去りぬ
68 囀やカ行の出ない子が二人
69 囀やイヤフォン外し座るカフェ
70 構えたる鼬の顔のしみじみと
71 校庭のタイムカプセル亀鳴けり
72 枯れ木にも吾にも命返り花
73 古き友の二度寝の夢に寒明くる
74 肩の線少し下がりて寒の明け
75 懸命に囀る籠に何も来ず
76 掘り起こすタイムカプセル春の暮れ
77 教室にオカリナ五人寒明くる
78 帰り花十九に戻る背番号
79 囀や真珠のピアス揺れてをり
80 寒の明南極基地の定時報
81 囀や心痛癒やす効果音
82 血の色のなき顔並ぶ雛祭り
83 囀や五日連続面接日
84 帰り花ラブストーリーは突然に
85 奇岩には顔のありけり雪明り
86 顔歪め唇噛みて多喜二の忌
87 丸顔の丸い性格水温む
88 寒明や谷より響く水の音
89 寒明や森に犇めく魔女と子等
90 温暖化普通になりし帰り花
91 一夜明け朝の風吹き帰り花
92 一本に籠飼（こがい）のやうに囀れり
93 椅子一つ多き食卓返り花
94 をちこちで割れるカプセル春立ちぬ
95 レコードのB面返し寒明る
96 マスクして他人のやうな顔をする
97 寒明や光る襷の要らぬ朝
98 フワフワの毛布から猫顔を出す
99 ふわふわの細き白髪春なかば
100 囀や喃語飛び交ふ保育園
101 ふわふわのオムレツ焼く手春の恋
102 ふわふわのオムレツふわり野に遊ぶ
103 囀やタクトの如き班長棒
104 囀や「スイヘイリーベ・・・」と試験場
105 囀の中に未知なる活断層
106 ふわふわと綿置くように春の雪
107 ふわふわと熱の寝床や流行風邪
108 寒明けやカプセルホテルのモーニング
109 ふわふわと続く稜線春立ちぬ
110 寒明や穴の開きたるデニム履き
111 寒明の畑へずぶぶと一歩かな
112 寒明の欠航決り風が吹く
113 ふわふわと生きるも良しと亀鳴けり
114 ふわふわと紅梅何処に裏の庭
115 ふわふわと光満たされ梅ふふむ
116 寒明けや槌の音する復興地
117 寒明けや心緩みぬことばかな
118 ふわふわと君より離(か)るる柳絮かな
119 ふわふわとひらひらひらと紋白蝶
120 囀や不思議の国に誘はれ(いざなわれ)
121 ふるさとの山河抱きてさへづれり
122 寒明けて弁財天で洗ふ銭
123 寒明けて部屋に漂ふ匂ひかな
124 ふはふはの食パンちぎり春浅し
125 ふはふはと君がちかづく春の風邪
126 ひそと咲く茶室の路地の帰り花
127 バスタブの泡ふわふわと春の朝
128 バスガイドの笛の合図に囀れり
129 のどけしや人待ち顔の河童かな
130 つかまり立ちの先に風船ふわふわと
131 タイムカプセルであるやも知れず帰り花
132 さへづりや野菜炒めの出来上がる
133 風光る一歩踏み出す君の顔
134 さへづりや故郷を捨てて上京す
135 この路地にいつもの人と帰り花
136 カプセルを開けし眼の初蛙
137 カプセルの五臓六腑を巡る春
138 囀の中に国民宿舎あり
139 囀の合間の余韻ゆきわたる
140 囀に暁けて暮れゆく城下町
141 カプセルに乗って漂ふ冬銀河
142 寒明けてヘアドネーション希望せり
143 寒明くる風轟々と吹き荒ぶ
144 ガチャガチャのカプセル置かる雛飾
145 お互いの姿を見せず囀れり
146 うす紅の色ひつそりと帰り花
147 いつまでも顔くしゃくしゃに春の風邪
148 アネモネや術後の顔を手鏡に
149 あとがきの句点ずつしり寒明くる
150 帰り花読み返すごとポツポツリ
（投句 以上）
選句は【特選１句、並選４句】をお願いします。
（「番号のみ」記入ですと、誤って上下の番号と間違われる方がおられたので、
選ばれた句は【番号と句の冒頭と合わせてお書き頂き】間違いを防ぎたいと思います。
また今回は上五「ふわふわ」「囀」「寒明」などの句がたくさんあるので中七までお書き下さい。）
記入例に従い、特選、並選のそれぞれを番号で、選者名（俳号または名前）と合わせてお書き下さい。（結果発表時は俳号を優先します）
また特選句には簡単な鑑賞文をお書き下さい。
若しも番号と句の冒頭とが不一致の場合は、句の冒頭を優先して解釈します。
また全部の選句をまとめて１回でコメント投稿して下さい。
【選句の締切は２月１４日（木）ｐｍ１１時】までとします。
選句の投稿はこのページの「コメントする」欄からお願いします。
（投票は一回のみ、変更は出来ません）
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なお皆さんの選句投稿は、管理者にのみ見える設定としていますので、コメント欄には反映されません。
（また「コメントする」投稿が上手く行かない場合は、Facebookのメッセンジャーで北野和良宛にお願いします）