叔父の車のカセットから
いつだって双子の歌手ピーナッツ
恋のバカンスが流れて来る
神戸育ちの叔父らしい
ハイカラな一面がある
ピーナットの恋のフーガ や
シャボン玉ホリデーと言った名曲を皆さんもご存知だろう。
叔父が就職が決まった祝いに
いとこと私を
レストラン北山の
フランス料理店に
連れて行ってくれるそう〜バンザイ!
叔父は造船の下請け会社を経営して念願の家を建てた。
2度目の夏は
引っ越ししたばかりの
家に滞在することになった。
家の玄関は吹き抜けになっていてステンドグラスの窓が嵌め込まれている。
茶道教授の叔母の茶室と水屋も造られている。
愛用の足踏みミシンも運ばれて来ていた。
普段にサマーワンピースや
それにローウエストの冬のワンピースも2ヶ月がかりで縫い上げてくれた。
婦人雑誌のミセスを見ながら珍しくメガネをかけて夜中
製図していた姿を思い出してしまう。
今なら婦人雑誌はハルメクや家庭画報や婦人画報などだが、
昭和はミセスとマダムも同様に席巻していたと思う。
私の体を巻尺で測りながら製図を補正してくれたから
どこもかしこも体に馴染んでいる。
*photoフランスのアンティークリボン
は丁寧に紙に巻かれてある
ワンピースの袖口に取り付けて貰った
儚げなピンク色のアンティークリボン。
着る度に
もうなりきり小公女風で
テンション上がりっぱなし、
アンティーク素材は
デリケートそのもの
裂けないように薄く芯地を
張らなければならなかったので
叔母に感謝した。
叔母の茶道の稽古にも精を出した
もちろん 出される菓子目当てである。
ミーレの海外家電の洗濯機や
大型キッチンに目を見張った。
オーちゃんは鸚鵡だけど家族の中でアイドル的存在
前の家から引っ越して来ていて一番元気だ、一安心。
それにしても、、真新 新しい家は落ち着かな良くも悪くあ
ヤンのお茶を飲むと
また記憶の中の私が次々現れる、、