絵本の読み聞かせで得られるもの

 

①人の言葉を聞く耳を育てる

絵本の読み聞かせをする時、子どもはまず絵の様子をじっくりと見ます。次に聞こえてくる読み手の言葉に耳を傾けます。こうした事を毎日続けていると、子どもは人の言葉を敏感に感じとるようになり、人の話にじっくり耳を傾けるという習慣が知らず知らずの内に身につきます。

 

②語彙を増やす

子どもは、乳幼児期にお母さんを中心とした周囲の人から”言葉のシャワー”を浴び、色々な言葉を繰り返し聞き、それを真似することで会話ができるようになっていきます。日常の会話だけでなく、読み聞かせをすると絵本の中の美しく正しい日本語やリズミカルな文章を毎日聞くことになります。すると耳から入ったそれらの言葉が子どもの日常語として身につき、子どもの語彙を豊かにして言語能力を大きく成長させます。

 

③思考力・読解力を伸ばす

絵本の読み聞かせをしてもらっているとき、子どもは動かない絵を見ています。その間、子どもは頭の中で想像力をいっぱい働かせ、文章の行間を感じ取りながらストーリーを理解していきます。また、子どもは絵本のなかで繰り広げられる色々な場面や

世界を疑似体験します。テレビやビデオなどは実際の映像を見るわけですから、想像したり思考をめぐらしたりする余地はなく、ただ目から入るものを見るだけの受身になってしまいます。けれども絵本の読み聞かせは、子どもが知的かつ能動的に考えたり想像したりするという知的活動を必要とします。また、たくさんの絵本にふれて感動を積み重ねることで、思考力、読解力が養われるのです。読解力が身につくと、目や耳から入った言葉から映像や場面をイメージできるようになります。

 

④心を豊かにする

人の気持ちを考えたり人にやさしくしようとする思いやりの気持ちを持つなど、これからの長い人生の中で人として最も大事にしなければならないものを身につけるのです。また、読んでくれたお父さんお母さんとのスキンシップによって心の安定や充実感を得ることもできます。