ブログをはじめて、数日だが、少しでもアクセスしてくれる方々がいるのは、嬉しいものだ。
読んでいただいている皆さんへ、何かしらのポジティブな影響を与えられるように頑張りたい。
 
今回は、自分の父親の話である。
父親は、66歳である。伝統的な大企業に勤めていて、部長→役職定年(53歳)→定年(60歳)であり、嘱託社員での再雇用を拒否して、退職した。
 
家庭での父親像はどういうものだったかといえば、あまり子育てに関心がなく、仕事人間だったように思う。
夜は飲み会・接待、土日はゴルフという典型的前時代的サラリーマンだった。また、単身赴任も多く、地元九州を鹿児島・宮崎・北海道・熊本と2年置きに異動していた。
したがって、単身赴任の父親だったため、あまり休日も遊んでもらった記憶は少ない。かといって、別に嫌いでもなかった。(というより、あまり関わりがないため、喧嘩する機会がなかったという方が適切か)
 
そんな父親であるが、やはり役員を目指して頑張っていたのだろうが、部長が限界だったのだろう。役職定年後の53~60歳までは子会社の部長クラスで出向となっていた。給料は3割減だそうだ。(毎回こういう話を聞くと、子会社の方々のモチベーションは落ちないのだろうかと思う・・・
明らかに、役職定年を境に、覇気というか元気がなくなっていた。役職定年が53歳というのはまだまだ頭も体も充分働けるという自負があっただけに、気力だけがなくなってしまった状況なのかもしれない。
とはいえ、前回のブログで書いたS部長のように、自分で事業か何かを起こすといったコネもスキルもチャレンジ意欲もなかったため、60歳の定年まで子会社で勤めた後に、一般職になるのに耐えられず、再雇用を受けずに会社を退職した。
 
この時、一番自分が心配したのは、一体毎日何をやってこの人は過ごすのだろうということだ。
1つの会社でずーっと勤めていただけなので、人間関係も仕事も、そこにフルベットしている。そこの繋がりがイキナリ断たれるので、会社関連で過ごしていた時間は無になる。
何か生きがいとなる趣味などを持っていればいいのだろうが、付き合いでやっていたゴルフくらいしか思い当たらない。
 
なお、母親は専業主婦でパートをしているが、2人の仲は悪くはないが、趣味を共有したり旅行にいくような仲でもない。ただ一緒に暮らしている人たちである。
自分は、もちろん実家を出ているので、詳しい状況はわからないので、ちょっと母親にそれとなく聞いてみた。
 
母親から聞いた、父親の1日の行動パターンは下記のとおりであった。
①基本的に、午前中から地域の図書館に行く。
②3時くらいから、買ってきたお酒を飲みだし、特に何をやるわけでもない。ダラダラTVを見ている。
③21時くらいに寝る。
以上。
 
・・・まあ誰にも迷惑をかけていないし、そこまでお金のかかるようなことをやっているわけでもないのでいいのだが、本当にこれでいいのか!?とは思ってしまう。
このまま行くと、70歳くらいまでにはボケてしまうのではないだろうか。もちろん父親が好き好んでそれをやっているといいのだが、前回のブログのS部長のようなイキイキさはまるでない。
本当に、「終わった人」である。
 
ということで、ちょっと心配になり、実家にこの前帰って、父親と飲みに行って、本音を聞いてみたので次回のブログにそれを書きたいと思う。。