子ども室の問題は、なかなかの難問だ。


大正期には、楽天的に大人の干渉から子どもを守るために子ども室を用意しようとしたが、1920年代(昭和期)に入ると、より現実的な観点から機能を追求し、年齢によって目的が異なることが理解され、多様な子ども室の必要性が浸透していった様子がうかがえる。


さて、こうしたいろいろな提案の中で揺れ動いた子ども室であったが、現在の子ども室を見てみると、その設置の目的は様々であっても形式上は極めて独立性の高い部屋となっていることは共通している。


少子化に伴い、子どもたちは、ますます独立した部屋を確保しやすくなっている。