木は多孔質といい、もともと隙間だらけの材質です。

乾燥した木材を顕微鏡で見ると、パイプ状に並ぶ無数の細胞壁があり、そのなかに湿気をたくさん含む空間があることがわかります。

細胞壁はセルロースでできた繊維を何重にも巻いてつくられたような構造で、細胞同士はリグニンという水をはじく成分により、しっかりと結ばれています。

たとえばヒノキ材に力を加えて圧縮すると、その大きさは1/3ほどに縮んでしまうほど、木の大部分は細胞壁に包まれた空気でできているというわけです。