さて2日目の後半です

近鉄吉野線で橿原神宮前駅へ、そして近鉄京都線に乗り換えて、八木西口駅で下車


今井町にある うのまち珈琲店 さんです!

フォトジェニックなパフェが有名なお店で、一度食べてみたかったんですよ〜!!

今回はクレームブリュレのパフェとアイスコーヒー

噂通りかわいいし、美味しかったです!


暖簾もかわいい

今井町は古い街並みが現存していて、その建物を活かしたオシャレなカフェがあちこちにありました!


ほら…道幅が狭く、入り組んでいる…

大軍が一気に攻め込まないために…守りを堅める必要があったから…

どういうことかと言うと


なんと!今井町、かつては環濠集落だったのですね〜!!

戦の続いた時代、自衛のために防御力を高めた町がつくられるようになりました。今井町もそのひとつ


今はもう、濠は一部分しか残っていません


今井町には「今井御坊」と呼ばれた浄土真宗本願寺派の称念寺があります

今井町は称念寺の寺内町(じないちょう)※として形成されたのです!

その成立は天文10年(1541年)ごろからとのこと。


※寺内町
戦国期、寺や御坊(道場)を中心に形成された自治的な集落のこと。堀と土塁で囲んでいる防御力つよつよタウン

先日も地中から大量の古銭が発見されたニュースがありましたね
この時代、住んでいる地域が戦に巻き込まれそうになると、人々は家財やお金を隠し、戦が終わると手元に戻すようになります
これを「隠物(かくしもの)」といい、足利義輝殺害後の松永久秀と三好義継の抗争の際に、興福寺多聞院から今井町の土倉へ荷物が預けられた記述が残っています

参考資料『城と隠物の戦国誌』藤木久志

いやーこれが見たかったんですよ。最高。



さてまた電車に乗りまして、八木西口駅から石見駅へ


唐古・鍵遺跡です

この建物から飛び出してるアホ毛かわいいですよね


なんと!ここも!環濠集落だったのです!!

しかも濠は5条もありました!!

濠5条やばくない?縦深防御ど真ん中な構造してんじゃん

あれかな

平坦な地形だから地形の防御力に頼れないので濠と土塁で囲んだ感じかな

稜堡式城郭と思想が同じだね

じゃあなんでこの地形を選んだのかな

稲作のためかな

当時の周辺の土壌はどんな感じだったのかな

沼沢地?

教えて詳しい人


ウワーーーーーーーーぜんぜんわからん

(濠が写ってます)


というわけで動画

いつの間にか動画も貼れるようになったのねアメブロくん

動画では濠4条しか映ってないけどほんとは5条あります


唐古・鍵遺跡まで、行きは石見駅から歩いたけど、さすがにしんどくて帰りは近くの道の駅までタクシー来てもらって駅に戻りました

タクシー使います大人なので




さらに石見駅から近鉄郡山駅へ
ここでレンタサイクルを利用
近鉄郡山駅から少し歩いたところにあるカルチャーセンター箱本館「紺屋」さんで借りられます!
希望者にはヘルメットも貸し出してくれます!

歩き回って汗だくだし化粧剥がれてるけど目的達成のためにはなりふり構っていられません
本日のメインディッシュ

稗田町環濠集落!!!

ここはなんと、完璧な形で環濠が残っているのです!!

移動するだけならタクシーでもいいけど、ゆっくりぐるっと回るにはチャリの方が小回りが効くぜ!

チャリ久々に乗ったよ怖かったよ


ここの


角の屏風折になってるとこヤバい(セクシー)


ちなみに「稗田」という地名から分かるように、古事記の編纂で知られる稗田阿礼の出身地とされています

敷地内にある賣太(めた)神社では稗田阿礼を祭神として祀っているのですよ!


この時間になるとレンタサイクルの利用時間ギリギリだったんでゆっくり見れなかったのが悲しい


いや〜……

濠(堀)と土塁、いいですね…

古今東西世界共通の防御の構え…

濠(堀)と土塁は世界を繋ぐ…

今夜はいい酒が飲めそうだぜ…



ということで、近鉄郡山駅から大和西大寺駅乗り換えで新大宮駅へ

今日のお宿はいつもお世話になってる東横イン新大宮店さんです

そこから我々が学生時代に散々お世話になった飲み屋へ

ホラッ!懐かしい!!


も〜美味しいのよ

お酒は奈良のお酒「春鹿」


しみしみのだいこん…

こっちのお酒はゆず酒


家の近くにあればいいのにな〜このお店


この日も一日中動き回って夜はグッスリでした!

次回、最終日!