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さて、2008年最後にお送りするイケメンは…

この人!加藤友三郎さん(海軍軍人)!!

この人を悪く言うヤカラは表に出ろォォ!!
(´Д`)g
痩せてて貧相だから「ロウソクの燃え残りみたいだ」なんつって「残燭大臣」とかバカにされてたけど、ワシントン軍縮会議で全権として大活躍!真摯な態度と冷静に時流を読む力が各国から高い評価を受け、「アドミラル・ステイツマン(一流の政治センスをもつ提督)」というステキな名前をもらうほど。

ただし、この条約を締結したことにより、日本海軍が推進していた八・八艦隊計画が頓挫してしまいます。
友三郎さんも、初めは八・八艦隊推進派だったそうな。
…海軍軍人ながらも、日本の国力と世界情勢を冷静に判断して軍縮に踏み切ったあたり、この人のカッコよさが見て取れますね☆

友三郎さんは真面目で、絶対に嘘をついたりしない熱血漢!普段はニコリとも笑わないんですって!生真面目すぎて、同じくワシントン会議全権だった某ハイテンション外交官(年明け一発目の予定)にイジられたりするんですが、

そこがまたカッコカワイいぞー!!!!!!!!
(´ε`●)

「軍人である前に紳士であれ」を理念とする日本海軍において、まさにそれを体現したステキなおじさまです。

ちなみに、アメリカ世論が友三郎さんにつけたニックネームは、「チャーミング・アドミラル」☆ドレッド頭なのは、戦艦ドレッドノートにかけたつもりなんですが、イマイチかかった気がしません。


◆参考資料◆
『幣原喜重郎とその時代』岡崎久彦
『外交五十年』幣原喜重郎
『古風庵回顧録』若槻禮次郎
『外交官の一生』石射猪太郎