今日は関東はお天気がよく、日差しは強かったけれど、風は涼やか。気持ちのいい1日でしたね。
平日なのに、どうしたことか、灰原の家の近くの小学校は、今日が運動会だったみたいです。朝から、太鼓をならして応援合戦をする声が聞こえてきました。
三三七拍子のホイッスルを聞くと、もうしっかり大人になったいまでも、なんだか血が騒ぐなあ。



キミー・マイズナー選手の近況を伝える記事へのリンクが、FSUで紹介されていました。
原文こちら→ http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/09/23/AR2008092302868.html
今日は、この記事を、日本語に書き取ってみることにします。
いつもの言い訳になりますが、灰原は英語ができません。いまからお目にかける文章は、機械翻訳を日本語らしくととのえただけのもので、間違いはたっぷりありえますし、わからないところはかなり飛ばしています。
よろしければ、原文もごらんくださいね。間違いなど、教えていただけても、うれしいです。
それでは、本文におすすみください。




【ワシントンポスト:マイズナーは行動を起こします】



フロリダ、コーラル・スプリングス。フィギュアスケートのリンク。
元世界チャンピオン、キミー・マイズナー選手は、ジャンプの調子が悪く、スケートアメリカで披露する予定のSPの通し稽古のあいだに、2回ほど失敗しました。
突然、リチャード・キャラハンコーチ(彼は半年間、フロリダでマイズナー選手を教えています)は爆発し、コーチボックスから氷に降りました。キャラハンコーチの長年の弟子で、いまやアシスタントコーチでもあるトッド・エルドリッジ氏も、あとに続きました。
身振り手振りと、じっさいのスケートの動きで、キャラハン氏とエルドリッジ氏は、マイズナー選手のプログラムと演技を分析にかかりました。彼女と、彼ら自身のキャリアを復活させるという共同の目標のために、細部に注意を払いました。
2年前、わずか16歳で世界チャンピオンとなったマイズナー選手は、昨季、彼女のスケートが砕けるのを見ました。全米選手権でもミスを連発し、第7位に終わりました。そして、5年間指導をうけたベルエアーのパム・グレゴリーコーチのもとから、フロリダのリンクに訓練の本拠地をうつしました。
振付の手直しがなされたあと、マイズナー選手が、4つのきれいなダブルアクセルを降りて、キャラハンコーチは氷の上から、いつもの居場所であるコーチボックスに帰りました。
訓練が終わり、マイズナー選手がスケート靴の紐をといたとき、キャラハンコーチとエルドリッジ氏は、彼女のプログラムについて活発な議論を再開しました。
デラウェア大学FSCでは、コーチがトレーニング中、氷の上で教えることはなかったとマイズナー選手は言います。
「『なんてことかしら。あの人たち、わたしとスケートをしているわ! リンクの中でわたしを追い回している!』ここにきたとき、いちばん奇妙だと思ったことでした」
彼女は、この10月4日に、19歳の誕生日を迎えます。
「トッドは、わたしをいつも急き立てます。彼はつねに言います。『行くんだ! じゃないとおしおきするよ!』。彼らはわたしのテイクオフを見ます。それから、ランディングを見ようとします」
マイズナー選手の人生がひっくり返ったのは、変化することが重要だったにもかかわらず、難しかったからです。それこそが、最大級の大変動をもたらしました。昨シーズン、絶不調から抜け出すために、マイズナー選手は死に物狂いで道をさぐり、エルドリッジ氏のアドバイスに従ってキャラハン氏を探し出しました。そして、12月のグランプリファイナルを終えたあと、スピンについて彼の意見をもとめました。
全米選手権での失敗のあと、彼女はもはやいまの練習環境にとどまることができないと感じ、電撃的にキャラハン氏の門下に移りました。デラウェア大学FSCで訓練をうけているあいだ、4人の兄のいる末の妹である彼女は、実家に住み、毎日60マイルもの遠方まで訓練に通わねばならなかったのです。
彼女がはじめにフロリダにきたとき、しばらくは母親が同行していました。しかし現在、マイズナー選手はひとりで生活しています。
「しゅっちょうホームシックになります」と、マイズナー選手。「でも、いまの生活には、価値があります」
マイズナー選手は2部屋のアパートを1年契約で借りていて、少なくともつぎの学年は休学することになります。彼女は今後2年間、トレーニングに注力するという事実を受け入れました。
彼女は、自分はかなり成長したと考えています。彼女が今季のSPに選んだ曲は、ルフェーブルのピアノ曲「アンジェ・パッセ」です。
「最初にフロリダに来たときには、ほんとに怖かったんです」と、マイズナー選手は言います。「わたしはいま、自分がぜんぜん違った人間になったように感じます。わたしは、余計な、いらないものたちと別れることができました。最悪のときは長く続いたけれど、そこからもたくさんのことを学ぶことができたと思います」
彼女のコーチであるキャラハン氏も、また、学んでいます。
36年間のコーチとしてのキャリアのあいだ、彼は世界最高のスケーターを何人も教えました。エルドリッジ氏はいうまでもなく、タラ・リピンスキー選手を長野五輪金メダルに導き、ほかに荒川静香選手や、ジェニファー・カーク選手などを教えました。
エルドリッジ氏が、マイズナー選手が新しいコーチを探していると彼に話したとき、彼は、興味をそそられるのと同時に、自身の怯みにも気づきました。そのころちょうど、キャラハン氏は、寒いミシガンを離れ、フロリダに移ろうとしていました。世界選手権からわずか数週間まえに、引越しのトラックが彼の家具をフロリダに持ち去り、同時に、マイズナー選手の母親が彼に電話してきました。話し合いは迅速にすすみました。
キャラハン氏は言います。
「怖かったですね。問題をもっている元世界チャンピオンを引き受けるのは。しかもわたしは、彼女のことをよく知らないのですから」
厳しいトレーニングで有名なキャラハンコーチでしたが、彼は、いままでとは違った忍耐強さと繊細さでマイズナー選手に接しました。マイズナー選手に、絶対に競技への愛情を再発見させる決心だったのです。彼女がイエテボリで7位に入ったとき、ふたりは、ずいぶんと報われた気持ちになりました。けれど、前シーズンからのマイズナー選手の不調、傷の深さをかんがみて、キャラハンコーチは、ごくごく軽い叱責をするのすら、数ヶ月も待ちました。
「選手たちはおのおの才能を持っています。だが、彼らの気持ちのありようはひとりひとりとても違います」と、キャラハンコーチは語ります。「信頼不足が利益を生む、という経験を、私はいままでしたことがありません。ですから、慎重になりました」
気を使いつつも、技術的に練り上げねばならない箇所はたくさんありました。ジャンプの不正エッジ対策として、キャラハンコーチは、マイズナー選手の3Fの入り方をよく訓練しました。エルドリッジ氏は、マイズナー選手のスケーティングの速度をあげることを彼自身の任務とこころえました。より速いフットワークが、2つの利益をうむと確信してのことです。速いフットワークはジャンプに力をもたらし、成功率を上げます。そして、よりジャッジにアピールするのです。
「いまのところ、わたしは、まあまあヨシ、という評価をもらっています」と、マイズナー選手は言いました。「成績をつけられるなら、多分『B』ね。かなり、目指すところには近づいてきたと思いますけど、まだまだ、問題は解決中です」
エルドリッジ氏は、マイズナー選手は、昨冬から比べて、劇的によくなったと語ります。よりハッピーで、より、氷が好きになっているように見えると。しかしそれでもジャンプは、そう簡単にはうまくできるようにはなりません。そして、エルドリッジ氏いわく、彼女の最高の特徴のうち、あるひとつが、競技にしばしば悪影響をおよぼします。
「彼女は世界でいちばん素敵な子です」と、エルドリッジ氏。「とても親切でやさしく、あまりに素晴らしい子です。スケーターとして闘志をむき出しにするのは、彼女のスタイルではありません。けれど私は、より闘争心でいっぱいの彼女が見たいのです」
彼女は、自分の内なる獣を放つよりは、肉体的、精神的に安定した状態にとどまるのを好むようです。
マイズナー選手は、彼女は午前8時50分から午後2時半までのあいだリンクにいて、そのあと昼食を詰め込み、トレーニングジムやピラティスのクラスにいきます。週末には浜辺や映画、レストランで休息。ときおり、NHLのフロリダパンサーズのメンバーとおしゃべりをすることもあります。彼らは同じリンクで練習しているのです。
「わたし、キャラハン先生と練習するのが好きです」と、マイズナー選手は言います。「先生はとても素晴らしい人です。わたしがそういうふうに言うのを、きっと望まれないとは思うんですけど……わたしのために、得がたいことをしてくださいました」
この言葉にこたえて、キャラハンコーチは
「私は、あの子に、自分がどれくらい素晴らしいかについて自覚して欲しいと思っています。自分を好きになって欲しい」と言います。
「しかし…」キャラハンコーチは真剣な顔で付け加えました。「私は、結果ももとめています」




昨季、不調脱出のため、長年のコーチであったパム・グレゴリー氏から、リチャード・キャラハン氏のもとに移ったキミー・マイズナー選手。トッド・エルドリッジ氏のアシストもうけて、フロリダ生活もすっかり軌道にのっているのだな、というのが、うかがえる記事です。
ジャンプの調子は、完全には上がってはいないようですが、大崩れした昨季からしたらかなりの回復を見せているようでもあり、良かったです。
なにより、エルドリッジさんの尽力で、スケーティングがきれいになったというのが、楽しみだなあと思います。
エルドリッジさんといえば、アメリカフィギュアスケート界きってのスケーティングの名人。複雑なステップも、まったくよどみなく流れるように滑っていく姿には、惚れ惚れします。
直伝のフットワークで、どれほどキミーのエッジさばきが洗練されたのか、それによってスピードが上がったのか、ほんとうに楽しみです。
この記事を読んで、灰原は、ただキミーのことだけでなく、芸術性を兼ね備えたスポーツであるフィギュアスケートに携わる選手全般の問題としての、メンタルコントロールのありかたの難しさ、というものを、感じました。
テニスもメンタルスポーツと言われますが、テニスの目標とする最上の精神状態と言うのは非常にシンプルです。すなわち、冷静と集中。闘志はもちろん大切ですが、闘志のコントロールも求められます。大きすぎず、小さすぎない闘争心を懐におさめて、かつ冷静、というのがベストです。
一方のフィギュアスケートでは、当然、冷静さというか、平常心は、エレメンツの手堅い実施などのために大切ですし、闘争心も大切。でも、それだけでは勝てない。
冷静で闘志もありながら、どこかでガードを下げて、なにものにも鎧われていない本物の心を、ジャッジと観客に見せつけなければならない。「心の内なる獣」を解き放たつことが求められてくるのです。
安全な「平常心」のエリアから出て、「心の内なる獣」を呼び出すのは、選手にとって危険なことです。獣に振り回されて、自滅することもある。ですが、獣が解き放たれ、ほんとうに自由に氷の上での表現がなされたとき、そこに感動と勝利が残ります。ジェフリー・バトル選手のイエテボリのように。
自己表現、魂の底からの叫び、芸術分野でもとめられるそれらのことがらが、勝敗にかかわってくる。そこがフィギュアスケートの面白さであり、難しさでもあるなと思います。
キミー・マイズナー選手は、やさしく誠実な人柄であるために、闘争心に薄い。そして、自身の弱さや醜さをも引きずり出しかねない「内なる獣」をなかなか解き放とうとしないと、エルドリッジさんも、キャラハンコーチも、考えているようです。
いつでも着実でさわやかな、そんなキミーが灰原はとても好きだけど、そうですね。たしかに、心の獣を放ったキミーを見てみたいとも思います。それがバンクーバー五輪でみられたら、とてもうれしいと思う。
GPS緒戦はスケートアメリカ。全米女王として、期待されて登場した去年とはまた違う緊張が、彼女を包むでしょうけれど。変わったという彼女の演技、楽しみにしたいです。
頑張って!




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