昨日から日本語書き取りにチャレンジ中のトマシュ・ベルネル選手インタビュー。本日は後編です。
原文はこちら→ http://www.figureskating-online.com/pageID_6277610.html
さて、いつもの言い訳にいくまえに、昨日の記事についてお詫びがひとつあります。
前回、ベルネル選手について、「NHK杯では、SP首位の高橋大輔選手のセーフティリードを、あわや逆転するかという素晴らしい演技も見せてくれました」と書きましたが、これは灰原の勘違い。ベルネル選手はNHK杯ではSP1位。FSでは高橋大輔選手が逆転、総合優勝を飾りました。
メッセージで勘違いを教えていただきました。ありがとうございました。
NHK杯でのベルネル選手の演技は、非常に素晴らしかった。とくにFSについては、昨季一番の演技だったと思いますが、高橋大輔選手の超高難易度プログラム『ロミオとジュリエット』をまえに、逃げ切りが叶わなかったのですよね。
勘違いを書いてしまい、申し訳ありませんでした。昨日の記事にも、追記で訂正させていただきます。
というわけで、さて、いつもの言い訳です。
灰原は英語ができません。これからお目にかける文章は、機械翻訳を日本語らしく整えただけのもので、間違いは大いにありえますし、わからないところは飛ばしていたりもしています。よろしければ、原文もお読みください。
それでは、本文にお進みください。
【トマシュ・ベルネル選手インタビュー 於 オーバースドルフ 後編】
インタビュアー:
ヨーロッパ選手権で優勝したあと、母国チェコではいままで以上に人気者になったのではありませんか?
新しいスポンサーがついたり、取材を受けたり、いままでと違うことは起きたのでしょうか。町で人に名指されたりしますか?
ベルネル選手:
ドイツやスイスのスポンサーからお声はかけていただきました。たしかに、以前より人気者になったかなと思います。
ヨーロッパ選手権の金メダルが最後にチェコにもたらされたのは、1995年のことです(ペア競技優勝:ラドカ・コバリコーワ&レニー・ノボトニー組)。今回の優勝で、応援してくれる人は確かに増えたと思いますけど、いまでも、テニススターたちほど人気があるわけじゃありません。でも、一部の人たちに、町で見つけられるようにはなりました。
とはいえ、僕、そんなに外出しないんですけど。
学校での僕の人気はうなぎのぼりです。なにしろ僕が通ってるのって体育大ですからね。学校では、スポーツ科学を勉強しています。
インタビュアー:
人気が出てきて、良かったと思いますか? それとも、ちょっと戸惑ったりしていますか?
ベルネル選手:
戸惑ってはいません。みんなに応援してもらえて、ほんとうに素晴らしいです!
いまのところ、以前より有名になったことでプライバシーが損なわれたりはしてないし、人気者であることを楽しんでいます。
インタビュアー:
来るシーズン、どの試合に出場する予定がありますか?
ベルネル選手:
ネーベルホルントロフィと、カール・シェーファー記念、ウィーンの。それから、グランプリシリーズでは中国杯とロシア杯に出ることになりました。もちろん、ファイナル進出を目指します。昨シーズンは行けなくて、悔しかったので。
それからもちろんヨーロッパ選手権と、世界選手権があります。バンクーバーオリンピックの枠を取るためにも、今季のワールドはとても重要です。自分自身のためにも上手くやりたいです。
練習の本拠は、ずっとここ、オーバースドルフ(ドイツ)です。僕はチェコにはめったに帰らないんですよ。大学でどうしても出なきゃいけない授業があるときとかだけ、戻っています。ふだんはオーバースドルフ、アイスドームのチームの一員です。ここは練習環境もなにもかも完璧なんで、僕は幸せです。
インタビュアー:
アイスショー出演の依頼はあるのですか?
ベルネル選手:
オファーはいただいています。でも、とにかく、競技のための準備が、僕にとってはより重要なんです。いまも僕は完璧に仕上がっているとは言えないんだけど、できるだけ完全な状態に近づいておきたいと思うんです。
いつか競技から引退したあと、それでも誰かが僕のスケートを見たいと思ってくれたなら、ショーで演技をする機会もあると思います。いまは、僕は競技に集中します。
インタビュアー:
大学の勉強の進み具合はどうですか?
ベルネル選手:
そうですね、僕は、コーチの免許をとるために、スポーツ科学を現在勉強しています。プラハの体育大学の、2年生です。自分にとって身近なスポーツということで、専攻は体操とフィギュアスケートを選びました。
練習も競技も、氷の上で起きているすべては、僕にとっていい勉強でもあります。勉強にも、練習にも、僕はベストを尽くしているし、すべてうまくいっています。大学生活について、僕には不満はありません。教授たちも僕に不満がないといいんですけど!
インタビュアー:
どれだけのあいだ、あなたはカロリーナ・コストネル選手のスケート靴の手入れをしてたんですか?
(灰原注:カロリーナ・コストネル選手とトマシュ・ベルネル選手は、国籍は違いますが、同じくオーバースドルフ/アイスドームのミハエル・フースコーチ門下生です。ふたりは同じ試合に出るとき、成績で負けたほうが相手の靴の手入れをするという賭けをしています。イエテボリワールドで、ベルネル選手が賭けに負けたので、インタビュアーさんはこの質問をしています)
ベルネル選手:
まだ義務続行中です…。
少なくとも、つぎの試合まで、僕はカロリーナの靴の手入れをしつづけなきゃいけません。おそらくグランプリファイナルまで、義務は続くような気がします。
インタビュアー:
つぎのシーズン、プログラムは新しくするのですか?
ベルネル選手:
はい。フリーは新しくします。ショートは続行です。多少エレメンツを入れ替えたり、手直しは予定していますけど。新しいフリーの、音楽は、まだ秘密です。
インタビュアー:
お話をお聞かせいただいて、ありがとうございました。
つぎのシーズンがあなたにとって、いいことばかりでありますように!
はい、ここでおしまいです。お疲れさまでした。
彼ほどのキャリアの持ち主なら、もっとたくさんアイスショーなどに出演があってもおかしくないのに、不思議と、アイスショー出演情報が見つからなかったベルネル選手。
日本からでは調べられないのかな、と、以前思ったことがあるのですが、練習優先ということで、ご本人が、あまりアイスショーには出演しない意向だったのですね。そうだったのか。
ダイナミックで、コミカルで、エンターテイメント性あふれるスケーティングが魅力のベルネル選手ですが、じっさいには、きわめてストイックな性格のようですね。完璧に滑りたい、完璧に仕上げたい、と繰り返す姿は、どこか、求道者のようです。
オーバースドルフのリンクでは、ムードメーカーとして、リンクメイトたちを和ませ、雰囲気を盛り上げていると言われるベルネル君。相当気を使う性格でもあるのではないかと思いますが、あんまり根をつめすぎずに、たまには気楽な演技で、アイスショーにも出演してくれるとうれしいなと思います。新しい発見があったりもしそうですよね!
ベルネル選手は、SPは今季も続行。『ジプシー・スウィング』は、ダイナミックでコミカルでもあり、ちょっと可愛らしさもある、ベルネル選手のいいところが引き出される素敵なプログラムだと思います。続行、うれしいです。
フリーはいまのところまだ秘密だそうです。気になりますね~。
カロリーナ・コストネル選手との靴のエピソードには、笑ってしまいました。「ずーっと義務が続く気がする」とか、気の弱いことを言っていないで、まずはネーベルホルンとカール・シェーファー記念、頑張って!
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