ウィンブルドン初日。
日本期待の錦織圭選手は第6コートに登場。格上、ATPランキング53位のマイク・ジケル選手相手に一歩も引かない戦いを見せましたが、惜しくも第3セットで腹筋の故障で棄権となりました。
☆スポニチアネックス:「もったいない」錦織、デビュー戦途中棄権
http://www.sponichi.co.jp/sports/flash/KFullFlash20080624004.html
ご本人は相当悔しいようです。
たしかに残念だと灰原も思います。
でもねえ、灰原、錦織選手のこの試合、見ていてとても「楽しかった!!!」んですよ!!
錦織選手は現在ATPランキング103位です。ランキングを見る限り、ジケル選手は「勝てて当然」な相手ではまったくありません。というか、はっきりいって相当格上ですよね。
日本男子として5年ぶりのウィンブルドン出場の快挙のためか、なんとなーく「錦織選手は勝てて当然」みたいな雰囲気が、戦前からあったみたいな気がするんですけど、灰原は正直「苦戦するだろう」と考えていました。
男子の場合、やはり18歳だと体力的にも体格的にも成長途中で線が細いので、先輩選手のパワーにどうしてもしてやられてしまうことが多いんです。女子には10代後半のトップ選手も多いですが、男子がトップに上がって来るのは20歳前後が多いんですね。トップに上がってくる年齢にズレがあるのは、性差による成長期のズレのせいだと思います。
というわけで、まだ18歳の錦織選手のウィンブルドンは、ホロ苦デビューになるんじゃないかなあ~と勝手に思っていたわけですが。
いやいやとんでもないことでした。ぜんぜんホロ苦くなかったですよ!
錦織選手のプレイ、すごい面白い!
解説の福井さんによると、錦織選手は、相手から見てラケットが体の影になるあいだにインパクトするという独特のフォームの持ち主で、つまり、ボールがいつ打たれたか見えないため、相手が対応に惑うそうなのですね。そしてこれは素人観戦者の灰原が思ったことなんですけども、テイクバックがかなり小さめな気がします。コンパクトに振り切る感じだから、なおのことインパクトの瞬間がわかりにくいのではないんでしょうか。
そして、天性のフォームが生み出す一瞬の間隙を、錦織選手のボールコントロール力は無駄にしません。体の動きとまったく別の方向にいとも簡単そうにボールを打ち込んで! ジケル選手棒立ちのウィナーが何本もありました。
錦織選手は、アンディ・ロディックだとかのように、すごいパワーヒッターというわけではありません。なのに棒立ちになっちゃうのは、ひたすらコースが読めない。対応ができないんですよ。
ウィンブルドンの芝のサーフェスは、初日にしてすでにライン際が荒れています。イレギュラーも多く思うにまかせないはずなのに、すごく丁寧にコースを打ちわけていて、まるでフェデラーみたいだった! 芝が得意なのかな。
抜群の制球と、独特のタイミングで組み立てられていくゲームは、「おおっ、そこに打つの!」「そうだ! いけいけ相手をコートから追い出しちゃえ!」「いやあ、そんなところに決めちゃって!」みたいに、ワクワクの連続でした。
もちろん、相手のサービスにたいする対応とか、課題が見えた試合だとは思いますし、たしかに棄権は惜しかったです。
でも、いいデビューだったと思いましたよ! ほんと、錦織選手のテニスは面白いなあ! もっとたくさん見たいです。灰原すっかりファンになってしまいました。
今回の試合では、錦織選手のもうひとつの特徴、ジャンピングショットが控えめで、あんまり見られなかったしね。
試合前から腹筋に痛みがあったそうで、サーブなどは抑え目のプレイだったのでは、と、解説の福井さんが語っておられました。
腹筋を直して、できるなら、北京五輪や全米オープンで雄姿が見たいです。
いやー、わくわくしてきちゃったなあ~。
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