さて、四日間にわたって続けてきた、シュピルバンド氏&ズエワ氏インタビュー、日本語書き取り、本日最終日です。
締めくくりはズエワさんのコメント部分。来シーズンに向けた豊富なんかも語られています。
……ここでいつもの言い訳を書こうと思ったけど、なんだか飽きちゃったー(はっはっはっ)。
昨日の言い訳をコピペしますねー。
灰原は英語ができるわけではなく、機械翻訳を日本語らしく整えているだけで、間違いは充分ありえます、というかないはずがないので、よろしければ、ぜひ元の記事もご覧ください。
Ptichkaさんの有志英語翻訳→ http://ptichkafs.livejournal.com/31853.html
ロシア語元記事→ http://www.velena.ru/skating/comp/2008/WCH2008_ZSH.html
そんなわけで、本文にお進みください。
【マリナ・ズエワ氏インタビュー その2:
滑走することまたは医師のこと】
インタビュアー:
シーズンが終了したいま、つぎの目標はなんですか。
ズエワ氏:
わたしたちの教え子のうち1組は、スターズ・オン・アイスのツアーに参加します。教え子たちみんなのスケジュールを把握しているんですよ。
いま、わたしたちのチームは新しいプログラム作りのためにも、いくらか休みましょう、それで少々遊びをしましょう、というところなの。
インタビュアー:
あなたがたには、休暇という考えがあるのですか。
ズエワ氏:
もちろんです。
でも、イゴール(シュピルバンド氏)とわたしが、同時期に20日間もリンクを離れたら、きっと教え子たちはみんな、べつの先生のところに行ってしまうでしょうね。
だから、わたしたちは別々の時期に休まなければいけないの。休暇は通常、1週間より長いということはありません。
インタビュアー:
多くのコーチたちが、新採点法が選手の故障を多くもたらしていると洩らしています。
事実なのでしょうか?
ズエワ氏:
故障の多少は、アスリート本人の柔軟性に、多く依拠します。ですから、わたしたちは柔軟性を高めることに、多くの時間を割いて取り組みます。
じつをいえば、規定のせいで選手が怪我をさせられてるなんてことはないんですよ。柔軟性が充分でない選手が、難易度の高いリフトやエレメンツに無理して取り組んだ結果、そうなることはありますが。
コンパルソリーも、故障とは無縁でありません。フリーダンスと同じようにね。というか、フリーダンスよりも怪我しやすいんでないかしら。とくにテンポの遅い課題は、選手のフィジカルに負担である、と、わたしは思っていますね。足首と膝の負担は半端ではない。
柔軟性に欠ける選手たちといえども、表現力ゆたかに滑らなければなりません。さまざまなコンパルソリー課題に含まれている、足を後ろに曲げるポーズは、人体にとって不自然であり、脊椎に無理を強いています。
インタビュアー:
選手たちのフィジカル管理のために、専門家を雇っていらっしゃるのでしょうか。
ズエワ氏:
もちろん。彼らは、リハビリの計画を練る立場ですね。
フィジカル管理を軽視するには、わたしはあまりに長くフィギュアスケートに携わっていすぎています。
イゴールと組んで、コーチをはじめた最初から、わたしは、教え子たちは、常勤の医師、理学療法士やトレーナーのもとでトレーニングするべきだと主張してきました。そして、教え子が必要とするなら、栄養士も紹介することができます。
わたしたちがお願いしているお医者さまやトレーナーの方、多くは、NHLデトロイトレッドウィングスの仕事も請け負っています。
わたしたちの教え子がトリノオリンピックに出場を決めたころ、わたしは、アメリカスケート連盟肝煎でスポーツ医学を研究しているセンターを訪ねました。
そちらの先生方とお話して、わたしたちの生徒に助けが必要なときには、すぐにもセンターで受け入れていただけるよう、お約束をいただくことができました。
わたしたちの携わる競技は、なりゆきまかせで続けるには、あまりに危険な競技なのです。
はい、ここまでです。お疲れさまでした。
これにてシュピルバンド&ズエワコンビインタビューは終了です。いやあ、長かった。
おふたりのコメントを読んで灰原、シュピルバンド&ズエワ組のコーチ成績のかなりの部分が、ズエワ先生の愛情深さとか、聡明さ、ものごとをポジティブにとらえる精神力、などに拠るのではないか? と感想を持ちました。
「ミスは起きるが、悲劇ではない」
「新採点法が故障させているわけではない。柔軟性を高める努力を怠るのが問題」
「スケートは危険な競技だからこそ、メディカルな環境づくりはつねに周到に」
ズエワ先生の聡明さが伺える発言の数々ですよね。
もちろん、シュピルバンド先生の手腕を疑うものではないですよ!
でも、ズエワさんの功績も、もっと評価されていいんじゃないかなあ。シュピルバンド先生は、アメリカスケ連の表彰を受けたことがあるそうですが、ぜひズエワ先生にも授賞していただきたいなと思いました。
ズエワさんに、灰原がお願いしたいのは、スピンの前後の振り付けが、わりとみんな似ているので、テッスコとメリチャリ、それぞれで個性がはっきりわかる振り付けにして欲しいってこと、だけですね。
「シェルブールの雨傘」は名作でした。
テッスコ、メリチャリ、ともども、来季はどんな踊りで攻めてくるのかなあ。早く見てみたいです。
ズエワ先生、シュピルバンド先生ともども、今後も頑張ってください!
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