きのう、更新しようと思ったら、アメブロがメンテ中でした~。
とゆーわけで、日にちがあいだ、あきましたけども。
さーて、3日めに入った、シュピルパンド氏&ズエワ氏のインタビュー記事日本語書き取り。つづきです。
じつはこの記事
1:シュピルパンドさん
2:ズエワさん
3:シュピルパンドさん
4:ズエワさん
というカタチで、変わりばんこにおふたりのインタビューが重なっている構成なんですね。
というわけで、本日、日本語書き取りに挑むのは
3:シュピルパンドさん
のコメント箇所です。
昨日までと同じに、書き取りには、Golden Skate Forumで発表されたPtichkaさんとおっしゃる方の有志英語翻訳と、ロシア語の元記事からの機械翻訳を使わせていただいています。いつもの言い訳ですが、灰原は英語ができるわけではなく、機械翻訳を日本語らしく整えているだけで、間違いは充分ありえます、というかないはずがないので、よろしければ、ぜひ元の記事もご覧ください。
Ptichkaさんの有志英語翻訳→ http://ptichkafs.livejournal.com/31853.html
ロシア語元記事→ http://www.velena.ru/skating/comp/2008/WCH2008_ZSH.html
それでは、本文にお進みください。
【イゴール・シュピルパンド氏 インタビュー その2:
ロッカー&ツィズル】
インタビュアー:
いままで、あなたの生徒がよそに引き抜かれるなどというお話はなかったのでしょうか。
シュピルパンド氏:
ありました。
5~6年まえのことですね。それについて、あまり話したくはないんですが。
引き抜き話があったのは、ベルビン&アゴスト組にたいしてでした。彼らは私に、誘いがあったと話してくれました。タニスとベンは自分たちだけでその問題について考え、話し合いました。私のもとにとどまる決断をしてくれたときはうれしかったですね。
インタビュアー:
マキシム・シャバリンは、ヴァーチュー&モイア組は、アイスダンスのまったく新しい世代だと語っています。
他国のトップ選手たちも、あのふたりにたいして、心穏やかではない。
シュピルパンド氏:
そうですね。マキシムには、たしかに警戒されていると感じます。
インタビュアー:
彼らはほんとうに新世代なのでしょうか。
シュピルパンド氏:
そうとも言えるでしょう。
テッサとスコットは、いわゆる新採点方式の中で育った選手です。新採点方式が提唱されてから4年ものあいだ、彼らはジュニア選手でした。
以前のアイスダンスの規則では、両回転でのツィズルやロッカーは必要ありませんでした。選手たちは、いまほど多くのスピンやステップ……たとえば、ロッカーやカウンターといった……を練習する必要はありませんでした。
インタビュアー:
多くのコーチたちが、新採点法についてこもごもの思いを持っています。
数人は、公然と、現在のルールを非難します。あなたはいかがでしょうか。
シュピルパンド氏:
腹立たしい規定もありますよ。
とくに腹立たしいのは、コンパルソリーが毎回変わるということですね。
来季のコンパルソリーの課題は、パソドブレとウィンナワルツで、ISUからすでに発表されています。大会ごとの課題は、事前抽選によってランダムに決定されます。コーチとしては、いまのこのシステムを飲み込むのはなかなか難しい。
教え子たちの勝敗のゆくえがコンパルソリーに左右されるとき、なにが良かったのか、なにがいけなかったのか、理解しようとつねにつとめています。
コンパルソリーの意義は、出場全チームを比較するためにあるんですよ。ですから、そこでなにが滑られるのか? といった、表現は重要ではありません。
しかし、パソドブレとウィンナワルツ、こんなに隔たったふたつのダンスを同格の基準とすることに、なんの意味があるのでしょうか。リンゴとオレンジを同格の単位とみなすようなものでは?
インタビュアー:
ISUは近い将来、コンパルソリーを廃絶する方向だという噂もありますね。
シュピルパンド氏:
コンパルソリーはフィギュアスケートの発展に大きな役割を果たしました。
けれど、いまとなっては時代遅れです。すでに、シングルではコンパルソリーは競技から外されています。
アイスダンスが観客たちにとって興味深いコンテンツとして生き残り、今後も振興していくためには、ISUにはコンパルソリー廃止以外の道はないと思います。
はい、今日はここまで。お疲れさまでした!
いやあ~、なんか今日の書き取り部分は濃いですね。濃い!
以前に書いていますけれども、このインタビューは、イエテボリワールド直後、ベルビン&アゴスト組が手元を離れる直前になされているはずです。
ベルアゴがリニチュク門下に去ったいま、このコメントを見るに、うーんうーんそうかというかんじ。願わくは、教え子の前途を祝福しての別れであって欲しいのですが。
しかし、その部分よりも強く衝撃的なのは、今回書き取り分の後半、コンパルソリー廃止論ではないでしょうか。
ISUがコンパルソリーを廃止する、という流れは、ほんとにあるんですかね。灰原にはよくわからんのですけども。先日新しいダンスが追加されたりもしましたし、リフトの規定を難しくしてODやFDでもステップ重視、ダンスは足元、という方向にISUは動いている気がするんですけど。まあ、理事にもいろんな人がいるから、廃止論者がいても不思議ではないですけどね。
シングルでコンパルソリーがなくなったのは英断であるかのようにシュピルパンド氏は語りますが、コンパルがなくなったからスケーティングのレベルが落ちたという論議も事実ありますよね。スケートはスケートであってダンスじゃないですから、スケーティングの美しさもスケートの価値だよな、と、まあ、灰原は思っているので、シュピルパンド先生のこの意見は、正直いって微妙。
グリシュク&プラトフ組のアルゼンチンタンゴとか、びっくりするくらいブレードが近い。あの、足と足が絡みそうに思える危うさも、タンゴの世界を表現し、魅力を生み出すものだったと思います。派手に背を逸らしてフィニッシュするとか、リフト入れるとか、それだけがダンスの表現じゃないと思うんだけどなー……。
ただ正確に滑るのだけがコンパルだ、と思っちゃうと、選手も楽しくないと思うんですよ。
先輩たちが、長い時間をかけて練り上げてきたステップを、どうしてこのステップなのか? はじめに踏んだ人はどうしてここでターンを入れたのか? 踏みながらステップの流れから読み取って、自分なりの物語を絡めていければ、けしてつまらないものではないと思う。
ただ、コンパルソリーは、もちろん、まったく知識のない観客が見て楽しいものでは、どうしてもないとは思うので……。
難しいです。
とりあえず、まだ、いまのところコンパルソリーはあるので、ヴァーチュー&モイア組とデイビス&ホワイト組については、きっちり指導していただきたいなと願います。
さて、長いインタビュー記事、明日はラスト、ズエワさんのインタビュー部分を書き取りしたいと思います!
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