フィギュアスケート世界選手権チャンピオンとして、スタースケーターとして、振付師として、そして、辛口コメンテーターとしても知られた、カート・ブラウニングさんのインタビューが、先月のおわりに、icenetwork.comに掲載されていました。
原文はこちら→ http://web.icenetwork.com/news/article.jsp?ymd=20080425&content_id=47949&vkey=ice_news
タイトルは「Catching up with Kurt Browning」。日本語にすると、「カート・ブラウニングをつかまえて」とかかな。
こいつを、ちょっと日本語にしてみようかな、と、思います。
長めの記事ですので、いっぺんはちょっと難しいので、分割で頑張ってみますね。
いつもの言い訳ですけど、灰原は英語ができません。これからお目にかける記事は、自動翻訳を日本語らしく整えただけのもの。間違いもありえますし、ダイジェストもするつもりですので、よろしければ、原文もご覧くださいね。
それでは、本文にお進みください。
【icenetwork.com:カート・ブラウニングをつかまえて その1】
カナダの伝説的スケーター、カート・ブラウニング氏は、当年とって42歳。スコット・ハミルトン氏とともに『スターズ・オン・アイス』に参加した彼は、演技のキャリアも終盤にいたったいま、いまだ氷上で輝いています。北米ツアー中のブラウニング氏に、彼の長いキャリアについて、お話をうかがいました。
ブラウニング氏は、いつものように気さくに答えてくれました。
――『スターズ・オン・アイス』の立ち上げメンバーで、現在もツアーに加わっているのはあなただけですね。1991年から18年間ショーで滑っていて、いまだにあなたの演技のレベルは非常に高いままです。どうやってレベルを保っていらっしゃるのでしょうか。
ブラウニング氏:
私のスケートは、最近は、あんまり良くはないです。
最近、自分は、スケーターっていうよりも、カンパニーの父親的存在になってたなと思うんです。
今年は、何人かのコーチの協力を得ることができることになってて、期待されるレベルにこたえ続けるために、夏にはいろいろと練習計画をたててるんですよ。
自分のスケートに自分自身が期待できる、満足できる、そして、氷の上で幸せに滑れるレベルに、とどまりたいですね。
やっぱり年はとってるし、最近練習も足りなかったしね、少しずつ、衰えていってますね。
20年も現役でできたっていうのは、『スターズ・オン・アイス』にたいして、やっぱりそれだけの愛があったからだと思います。それに、コレオグラファーのサンドラ・ベジック先生みたいな立派な指導者のひとたちが回りにいてくれたことも、続けてこられた理由のひとつですね。
私は、ショーで演技するのが好きです。観客のみなさんを愛してます。私は、生計のために働いてる、世界でいちばん幸せな人のひとりだと思います。
――2010年には、プロになって20周年を迎えられますが、なにか計画はありますか?
ブラウニング氏:
とくにないですね。先のことあれこれ考えないんで。でも、20周年にはなんかしたいですね。20って数に、まず、記念すべき感じがするし。
――今年のツアーで、あなたは、ジェフリー・バトル選手を、新しい世界チャンピオンとして観客たちに紹介することになります。
あなたがはじめて世界チャンピオンとして紹介されたときにことを思い出されますか?
ブラウニング氏:
1989年のパリワールドのエキシビジョンのときに、はじめて世界チャンピオンって紹介されたんですよ。そうやって言われたのを覚えてるな。フランス語だったけど。「世界チャンピオン」というタイトルとともに自分の名前が呼ばれたのは、衝撃的でした。
ま、ほかの場所で世界チャンピオンとして紹介された瞬間を思い出すのは難しいけどね(灰原注:ブラウニングさんは、世界選手権で4度の優勝経験があり。チャンピオンとして紹介された機会が多すぎて、もう覚えてないよ、という意味だと思います。かっこいー)。
『スターズ・オン・アイス』のツアーがカナダで始まったときにも、世界チャンピオンだったんだよね。
――いまや男子シングルは混戦模様で、誰がチャンピオンになってもおかしくない状況です。あなたの現役時代とは、全然違いますよね?
ブラウニング氏:
いやあ。1989年のパリワールドには、ペトレンコやファデーエフ、それに、クリストファー・ボーモンもいたしね、みんなにチャンピオンになれる見込みがありましたよ。でも、ジャッジは俺の味方になってくれるんじゃないかなーと思ってたけど。
いまの新採点方式は、とにかくミスのダメージが大きいから、滑り終わるまで、陣営の心労は終わらないよね。それにライバルが大きなミスをするっていうのも、あんまり期待できないし、とにかく自分がノーミスの素晴らしい演技をして、5人から6人の優勝候補のライバルたちに先んじるしかない。他力本願では勝てない、とにかく自力でポイント稼がなきゃいけない感じですよね。
はい、今日はここまでです。
辛口コメントで知られるブラウニングさんですが、「あれも、これも」と求められる、新採点時代の後輩たちにたいして、ちょっと同情的な口ぶり……のような気がするのは灰原だけかな。旧採点方式は、6点満点方式でもあるんですけどもっと重要なのは順位点だったんで、あらかじめジャッジたちから有力とみなされた選手が得点的に有利、という側面が、まあ、新採点方式でもないわけじゃないんですけど、旧採点だともっと顕著だったと思うんですね。
新採点だと、過去の実績とか関係なくて、ひたすらポイント、ミスも引かれてしまうから、リラックスできない。公平なシステム……とはいえ、キャリアの評価があんまりつかないのは、キャリアを重ねた選手には逆に「不利」なことでもあり。大変だよね、でもみんな頑張ってるよね、とゆーよーなニュアンスを、コメントから感じました。
2010年、ショー出演20周年を迎えるというブラウニングさん。せっかくオリンピックイヤーでもありますし、バンクーバーでなんかイベントとかやっても楽しそうですよね。いまのところ「そんな先のことはわからない」みたいですけど(ブラウニングさんの有名プログラムは「カサブランカ」でしたっけ)。ファンは期待していると思うので、ぜひぜひ計画してほしいです。
そんでは、後半は、また明日にでも!
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