やっとここまで来ました! ジャパンオープン感想、女子シングル編突入です。
大会からずいぶんたって、もう忘れちゃったよ! というお方も多かろうかと思いますが(ははは)、まあ、なんとなーく思い出しながら読んでいただけるとうれしいかなっと。
今回は前半3選手のぶんを。
☆キーラ・コルピ選手
「ファンタジア」。この曲懐かしいなあ。高橋大輔選手の去年のFSと音源がいっしょですよね。
冒頭からジャンプにミスが出てしまいましたが、スケーティングは綺麗だしつなぎの演技も優雅。スパイラルのポジションも綺麗だったと思います。ジャンプがうまく跳べなかったのは、キーラの能力の問題ではなく、たぶん練習不足じゃないのかなー。シーズオフですしね。スタミナが足りてない感じがすごくしました。
スピンのポジションはものすごく綺麗だったし、軸もきっちりしてましたね。昨季は回りながら動いちゃう感じだったので、これは今季の成長ポイントだなあ(そういやキーラ、たしか昨季のヨロ選では、SP、フィニッシュスピンの出口を間違えて、ジャッジに背中を向けてしまったんですよね。恥ずかしそうに向きを直していたのも可愛かった)。たしか、ミーシンキャンプでスピンを見てもらってから自信がついた、と、なんかの記事で読んだんですけど、ミーシンコーチ、ジャンプ教えるのが上手いだけではなかったんですね(ひどい言いよう)。
キスクラで得点を見て顔をしかめていたのが可愛かったです。あんな変な顔をしてもやはり美人だ、キーラ! 去年のパステルグリーンの衣装も可愛かったけど、今年のピンクの衣装も可愛いですね。なんとジャパンオープン、いままで全大会に出場のコルピ選手。来季もこの大会が行われるのであれば、ぜひ来て欲しいです。
☆ミライ・ナガス選手
ミライちゃん色白いなあ! 水色の衣装が映えて可愛いです。しかし衣装が、今季のはじめに見たときより小さく見える。たぶんまた背が伸びましたね…。たしか全米選手権まで履いてた靴が、世界ジュニアでは履けなかったんじゃなかったでしたっけ。昨季は、ちっこくて可愛い、という感じでしたが、もはやまったくちっこくないですね。キャロライン・ジャン選手はあんまり背が伸びた感じがないから、けっこう身長差ができたんでないかな。
冒頭のスパイラルからの2Aはほんとうに高くて綺麗。3Lz+2Tコンビネーションは、ルッツの着氷がぐらついて、無理せずセカンドをシングルに。そのほかにも、ジャンプにちょっとミスが出たかな。でも、成功しているジャンプは、軸がコンパクトでやわらかく降りていて、綺麗だったと思います。
中盤の人形ぶりのところ、解説の佐藤有香さんが「かわいいですね~」とおっしゃってましたが、たしか、JGPSレイクプラシッドで解説してらしたナンシー・ケリガンさんも、あそこで「かわいい、かわいい」と連発していた覚えが。つくづく、ローリー・ニコル女史は、滑り手の魅力がよくわかっていますよね…。かわいいミライちゃんが、あそこの演技で、よりかわいく見えます。得なプログラムだなー。
終盤の3Fからの3連コンボなど、ジャンプは回転がちょっと厳しい感じではありましたが、根性でよく降りた。スピンはもう、素晴らしいですね。柔軟性が素晴らしいのももちろんなんですが、ポジションチェンジするあいだでさえ姿勢が素晴らしい! 変な姿勢になる瞬間が一瞬たりともないんですよ。あれすごいと思う。サイドウェイズからビールマンに移るところなんか、一瞬でしたもんね。マジックのよーでした。
バレエ音楽で、かわいらしいプログラムだということで、浅田真央選手の2005-06FS「くるみ割り人形」を、どうしても思い出してしまうのですが、跳ねるような元気さと軽やかさが魅力だった真央ちゃんの「くるみ割り」と、美しいスピンとメリハリの効いた踊りが魅力のミライちゃんの「コッペリア」は、違った素敵さがありますね。
来季からシニアエントリーですね。NHK杯に来て欲しいなあ。楽しみです!
☆中野友加里選手
「スペイン奇想曲」。情熱的な音楽は、スペインの作曲家の手になるものではなく、じつはロシア人作曲家コルサコフのもの。北国の人が、南国の太陽を思い描いてつむぎ上げた「奇想」曲なんですね。だからかな、じっさいにスペインで作られた「アランフェス」や「アルハンブラの思い出」とかに比べると、哀愁みたいなものが少なく、ただひたすら、南国の太陽への無邪気な憧れに満ちているように思います。演じる中野友加里選手の晴れやかな笑顔も素敵でした。
お遊び大会だし、冒頭のジャンプは2Aにしてくるんじゃないかなと思っていたのですが、跳んできましたね、3A! 結果は回転不足がとられ、得点は2Aを下回ることになりましたが、中野選手はこれで2007-08年すべての試合で3Aにチャレンジ、着氷に成功、ではないでしょうか。今シーズンは、3Aで回転不足がとられることが多かったですが、筋力トレーニングの結果がだんだん現れてきているようなので、来季はきっちりとってもらえるんじゃないかな。あとちょっとですよね…。逃げない姿勢は素晴らしいと思います。カッコイイです。
来季から3Aの基礎点が上がるので、成功すれば大きい。中野選手の場合、2Aで確実に加点を稼ぐという方法もあるし、勝負の選択肢が広がりますよね。
得意のスピンでは、加点が1点越え。いやー、素晴らしい演技でした。どこにも「お遊び」など匂わない、バリバリの競技プログラム。会場も一気にテンション上がってましたね。トリノGPFでもイエテボリでも、今季は、中野選手の演技で会場がすごく盛り上がったと思います。
2位に入ったサラ・マイヤー選手との得点差はどこにあるんだろうとプロトコルをよくよく見たんですけど、ジャンプですね。中野選手のトリプルジャンプの構成は、ルッツとフリップが1回ずつにトゥループが2回を、マイヤー選手はルッツ2回にフリップは1回、得意のサルコウを2回跳んでる。バリューアップの後半に入れているジャンプも多いですし、見かけはさほど派手ではない、優しいプログラムなのに、もともとベースバリューが高くなるように組んである。振付師サロメ・ブルナー女史の戦略勝ちもあるなと思いました。さすが、ランビエール選手を世界一にしただけはあるなあ。策士です、サロメ先生も。
ジャパンオープンに限らず、今季中野選手は、惜しいところで得点が伸びないことが続いたと思うんですが、今季の印象は来季に生きてくると思いますし、来季が楽しみです。
素晴らしい笑顔でフィニッシュ。中野選手はこういうメリハリのあるプログラムが、ほんとによく似合いますね。
よーやく女子半分まで来ました、ジャパンオープン感想…。次回で終わりです。
カーニバル・オン・アイスの感想も、最終回にはちょろちょろっと、書かせていただきますね!
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