やや遅いニュースですが、フィギュアスケート、ISUから正式なルール改正がアナウンスされましたね。
communication 1494と1496。まだ、日本スケ連に翻訳版は上がっていないので、英語版を読むしかないわけですが……うわあああ、今年はずいぶん配点が変わるなあ!
いままでさんざん物議を醸してきた、ジャンプの配点問題ですが、3A以上のジャンプの得点が、軒並みグーンとアップしました!
えーと、とりあえず配点表はこちらをご覧くださいまし。こっちがシングルとペアの規定→ http://isu.sportcentric.net/db//files/serve.php?id=934
アンダーラインが引いてあるところが、今年得点が変わったところです。
今回はジャンプの得点、上がるかなあと思っていましたけど、予想以上に上がりましたね。これで男子は、メダル獲得に4回転が避けられない状況になってきたかも……。一方で、3Aが2度入れられるかどうかも、かなり勝負の分かれ目になりそうに思います。
失敗による減点も大きくなってるみたいなんですけど……簡単には読み取れない(ははは)。日本語版が出るのを待つかなあ。ダウングレードは、いままではダウングレードだけだったと思うんですけど(なんとなくGOE減点もあったとは思うけど)、ベースバリューダウンのうえ、最大-2ポイント落とす計算になっていて、回転不足が多くとられた選手は要注意ですね。いままで以上に得点が辛くなる。
今回はほんとに大規模に配点に手が加えられていて、スピンにしても、レイバックの得点が上がっています。レベル4の得点が2.7。単独スピンとしては、全種類中最高の配点が与えられていますが、それも道理で、レイバックのレベル4は、ビールマン姿勢が必要なんですよね……。実質これはビールマンボーナスなんじゃないかな。若手ミラクルスピナーたちには有利な材料。シットスピンよりキャメルスピンの得点が上がっているのも、灰原的にはうれしいかな。ここ数シーズン、なんか男子はやたらシットスピンが増えてて、キャメル減ってるかんじだったんですけど、これで少しはキャメルが増えてくれるかもー。
今回のcommunicationで、灰原がいちばん注目しちゃったのが、ステップシークエンスです。ストレートライン、サーキュラー、サーペンタインとも、レベル3、4の得点が上がっているのもさることながら、これまで得点的に差がなかったスパイラルシークエンスと、その他ステップシークエンスが、レベル3で0.2、レベル4で0.5ポイントの得点差がつくことになりました。
しかも、スパイラルシークエンスは難易度がアップ。いままでの規定に加えて、どれかひとつの姿勢を6秒間キープしなきゃなんないって……どええ、どこまで難しくする気じゃ。
6秒なんていったら、カロリーナ・コストネル選手とか、下手すりゃスパイラル終わっちゃうんじゃないかと思うんですが(ねえ)。
これで、スパイラルシークエンスが、女子の必須要素じゃなくなり、男女とも好きなステップシークエンスを選べるようになると、女子でもスパイラルではなくてステップ2本を選択するケースが増えたり、男子でもスパイラルに挑戦する選手が出たり、面白いと思うんだな。スパイラルの場合、ビールマンもしくはキャメル姿勢からのキャッチフット、Y字姿勢のキャッチフット、あたりができないと、レベルが上がらないので、体が硬い男子がレベル4を出すのはかなり難しいと思うんですけど、柴田嶺選手とか、羽生結弦選手とかだったら挑戦できると思うんですよ。
女子必須規定の撤廃をお願いしたいなあ。
ペアのエレメンツも、リフトが、トゥラッソー、ステップインラッソー、リバースラッソーというカテゴリーが新設されてるみたいですね。得点は、現在はアクセルラッソーと同じ。トップチームでラッソーリフトがあたりまえになってきたから、ふつうのリフトと差別化していこう、ということなのかなあ。どんどん難しくなりますね、ペアも。
ちょっと日本人ペアスケーターに嫌なニュースとしては、スロージャンプ、スロートリプルアクセル以上、スロークワドにたいして、失敗時のマイナスGOEの幅が広くなった=失点が大きくなった、という点でしょうか。スロークワドのベースバリューじたいは変わらないので(なんでだろー。いままで、ソロジャンプとスロージャンプのベースバリューは同じだったんですが、来季、トリプルアクセル以上のスロージャンプの得点はソロジャンプより下がることになります)、けっこう厳しくなった印象ですね。川スミ組、頑張って欲しいです。
全体的に、スピンもステップもジャンプも、エレメンツにたいしてポイントが上積みになり、そのかわりレベル認定の難易度が上がり、失敗時のGOE減点の幅が大きくなった、というイメージですね。決めれば大きく、外しても大きい。
いままで以上に安全策に寄るだろうとも思えるし、逆に、安全策は無効化したとも思える。いろんな指導者の方が、この改訂をどうとらえるか、聞いてみたいです。
うわさにあった、ジャンプ5種類跳びわけボーナスというのは、今回のcommunicationには掲載がないみたいなんですけど、提案が流れたのか、今後別のcommunicationが出るのか? まだまだ興味は尽きないですね。日本語版が出たら、もういちどきちんと読み直したいと思います。
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