声が出ないよー。
先日から風邪気味の灰原、なんだか、声が出なくなってしまいました。
昨日は、ついに寝込んでしまい、久々にブログをお休みいたしました。すいません。
なんか耳まで詰まってるかんじで、聞こえが悪いんですよね。
鼻とか口とか耳とか、中で繋がってるからなあ。困るなあ。月曜日までには直るといいんだけど。
薬局のおじさんに勧められたとおり、風邪薬だけじゃなくて喉スプレーも買っとけば良かった~。
さてと。今日はですね、ちょっとばかし古いarticleの日本語書き取りにチャレンジしてみようと思ってるんですよ。
昨年の東京ワールド直前に発表されたarticleで、面白かったので、ワールドのまえにはブログにしよう……と思っていたのに結局取り紛れてですね。書けなかったんです。
それでも未練がましくずーっと、書き取りのしかかりが手元にあって。
古いarticleだけど、内容的に、いま読んでも充分に面白いものなので、書き取りに再チャレンジしてみようと思います!
タイトルは『Hidden Edge』。日本語にすると『隠されたエッジ』。コレオグラファーたちの仕事について取材した記事です。
元URLはこちら→ http://www.cbc.ca/sports/indepth/feature-skating-choreography.html
それではいつもの言い訳です。灰原には英語力がなく、これからお目にかける文章は、機械翻訳を日本語らしく整えただけのもので、間違いはとってもありえます。わからない部分を飛ばしたり、ほかにも記事をダイジェストしている場合がありますので、よろしければ、原文もごらんいただけると、うれしいです。
それでは本文にどうぞ。
【CBC Sports:隠されたエッジ 前編】
競技者たちは、いつでも、群れから抜きん出るきっかけを探しています。
フィギュアスケートにおいても、事情は少しも変わりません。トッププレイヤーたちにとって、技術的な優秀さは当たり前であって、さらに上を目指す者たちは、ライバルたちに水をあける方法を必要としています。スケーターたちの偉大な成功のために、振り付けは不可欠な要素のひとつです。
それって、われらカナダにとって、喜ばしい事実ではありませんか?
カナダスケート連盟のMike Slipchuk氏は語ります。
「カナダは、世界最高レベルのコレオグラファーを、数人輩出しています。素晴らしいことです。カナダの選手たちは、テクニック的には、世界のトップ選手たちと同等のレベルにあり、勝敗は、演技内容、つまりは、振り付けにかかってきているのです」
彼自身のお気に入りプログラムとして、Slipchuk氏は、カート・ブラウニング選手の『カサブランカ』を挙げました。振り付けを担当したのはSandra Bezic氏です。
「『カサブランカ』は、物語を紡ぎ出し表現するプログラムでした。すべてのエレメンツが、お話に添うように配されていたのです」
カナダでもっとも有名なフィギュアスケートコレオグラファーになる以前、Sandra Bezic氏は、競技スケーターのひとりでした。リンクの真ん中にただひとり立って、音楽が始まるのを待つ選手の気持ちと立場とを彼女は経験しています。それが、彼女の仕事の助けとなっているのです。
「私自身の国際競技会への参加経験が、選手たちの心を開かせて、彼らの必要としているものを引き出す役に立っていると感じています」と、語るSandra Bezic氏。彼女はカート・ブラウニング選手や、1984年に世界チャンピオンとなったアンダーヒル&マティーニ組や、最近では、カナダの有力選手、ヴォーン・チッパー選手などの振り付けを担当しています。
一方で、デヴィッド・ウィルソン氏は、彼は振付師に「気がついたら、なっていた」と、語ります。
「僕は振付師になりたいなんて、思ったこともなかったんですよ。建築家になろうと思ってたんで」と、ウィルソン氏は言います。彼は現在、カナダのスタースケーターたち……ジェシカ・デュベ&プライス・デヴィソン組、シンシア・ファヌフ選手、ジョアニー・ロシェット選手、そして、ジェフリー・バトル選手、などの振付を担当しています。
「Ice Capadesで5年働いたあと(灰原注:調べたところ、Ice Capadesというのは、かつて北米で興行を行っていたアイスエンターテイメント集団のことでした。1940年旗揚げで、1950年代にはテレビ放映もされていたとゆーからすごい。ミュージカル的な出し物をやったり、アイスホッケーの前座をつとめたりもしていたみたい)、僕は、フィギュアスケートのコーチになるためにモントリオールに住み着きました。生徒たちのプログラムをまとめる手助けもするつもりでした」
モントリオールの町でウィルソン氏は、自分の情熱がどこに向かっているか理解し、世界的振付師への道を歩み始めます。
「僕が振付師になりたかったんじゃなくて、振付師って仕事のほうが、僕を選んだみたいに感じるんですよ」
ウィルソン氏は現在トロント在住です。
「デヴィッドは、スケーティングスキルと、エッジワークについて深く理解しています」
と、語るのは、ブライアン・オーサー氏。元世界チャンピオンであり、オリンピック銀メダリストであるオーサー氏は、教え子(キム・ヨナちゃんのことですね。去年の記事なので、このころはまだ就任間もなかったと思われますが)にウィルソンプログラムを滑らせた経験があります。
「彼の振付は、氷の上になにかを立ち昇らせます」
さまざまな運命的なできごとのすえ、ローリー・ニコル氏は、振付師という天職に導かれました。
「小さいころ、私は、アイスリンクに流れていた音楽に勝手に合わせて、踊りながら滑っていたものです。きっとほかのスケーターたちには迷惑だったと思うんですけどね」と、ニコル氏は語ります。彼女はかつて、ソルトレイクオリンピックチャンピオン、ジェイミー・サレー&デヴィッド・ペルティエ組の振付を担当、現在ではパトリック・チャン選手のプログラムなどを振付けています。
「私のコーチ(ドン・ローズ氏)は、私のそういう面を伸ばそうとしてくれました。
思い出すわ。私、かなりの時間を、音楽を聴いて、それにぴったりの選手の動きを考えることに費やしていたんですよ」
振付師という職業にいたるまで、それぞれが異なる道程をたどってきたのですから、振付のしかたについても、たぶん、おのおの違うやり方があるに違いありません。
いったいどんな振付が、表彰台への道を助け、振付師へのスケーターの信頼を高めるのでしょうか。そしてまた、時の試練に耐え抜いて、その演技が行われてから30年たったのちも、You Tubeで再生される演技を生み出しうるのでしょうか。
ブライアン・オーサー氏は、こう言います。
「振付師は、音楽の語りかける物語と、そのうねりとをじっくりと感じ取って、プログラムに生かせなければなりません」
Bezic氏、ウィルソン氏、ニコル氏、ともども、振付は音楽選びから始まるといっています。しかしもちろん、彼らが考慮に入れなければならないのは音楽だけではありません。振付する選手の技術力、身体的、感情的な成熟度、知性、年齢、そして、彼らの短期目標と長期の目標についてなど、すべてに目配りが必要なのです。
「私はスケーターに光をあてる音楽を探します」
と、Bezic氏。
「音楽は、プログラムの動力源だと僕は思ってます。音楽とスケーターと振付、この3点がうまくかみ合えば、エナジーがあふれ出てくるのです」
と、ウィルソン氏。
「私の音楽へのアプローチ方法は、一定ってわけじゃありません」
と、ローリー・ニコル氏。彼女はこう付け加えました。
「音楽にたいして、選手がどんな反応を見せるのか知りたくて、私はときどき、選手とクリエイティブな運動プログラムを行うことがあります。振付の役に立ちます」
はい、今日はここまで。後編は明日アップしますね~。
デヴィッド・ウィルソン氏とローリー・ニコル氏、そして、世界初のフィギュアスケートコレオグラファーとも呼ばれるSandra Bezic氏と、カナダの誇る世界的振付師たちの仕事へのアプローチが、対比させるみたいな形で取材されていて、わりと珍しい記事です。面白い。
しかし英語がですね、わりと難解なんですよね、灰原にとっては…。何度も記事にしようと思いながら挫折してきたんですけど、今回も挫折しそーになりました。「だいたいこんなもんかなあ」で日本語にした部分も多数ですので、よろしければホント、原文もご覧ください。
今回日本語にした部分で、灰原が「おや」と思ったのは、ローリー・ニコル氏がコーチについて触れたところ。ドン・ローズ氏門下だったんですね! ドン・ローズ氏といえば、パトリック・チャン選手の、現・おじいちゃん先生ではありませんか。パトリック君はニコル氏の弟弟子にあたるのですね。
「そのへんに流れている音楽で、勝手に踊りながら滑っていた」という自分の資質を、とがめることなく伸ばしてくれたコーチの存在なくしては、現在の自分はありえない、と、語るニコル氏。この世にローリー・ニコルを生み出すとは、ある意味、世界チャンピオンを育て上げるより偉大な業績だと思います。ありがとう! ローズコーチ!
後編では、コレオグラファーそれぞれの「振付観」が語られます。とても興味深いので、できるだけちゃんと意味が取れるよう、書き取りがんばります。
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