フィギュアスケート、6月のISU総会で提案されるであろう、ルール改正案について、報道があったようですね。こちら→ http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/sports/news/CK2008032802098906.html
アクセルをのぞく5つのトリプルを揃えた選手にボーナスポイントって、ああ、これは、4回転や3+3で得点を稼いで、5つのトリプルを揃えなくても上位に来る選手が増えてきたための規制ですね。もし本式に試行になったら、打撃を受ける選手もいるだろうな。
ロシアのセルゲイ・ヴォロノフ選手とか、ルッツの完成を急ぐ必要がありますね。男子は5種のトリプルを入れられない選手がむしろ珍しいので、ボーナスは入って当然という展開になるでしょうし、そこでルッツの得点が足りないうえにボーナス得点も取りこぼすとなると、いままでの、ルッツ(と、場合によってはフリップ)を入れなくても、クワドと3Aで得点稼いで上位に食い込む、という作戦が、あまり有効ではなくなります。
まあ、策士ウルマノフコーチが、教え子のルッツ対策に無策とは思えないので、来季はヴォロノフ君もルッツ跳んでくるんじゃないかな。
たしかに、浅田真央選手もプログラムにサルコウ入れてませんね。村主章枝選手は今季から苦手のサルコウにチャレンジしてますけど、もしかして、このルールのうわさは前々からあったのかな。村主選手はフリップがロングを取られがちですけども、こちらも修正中だと思うので、サルコウが安定してくれば、さほど問題はないですね。もともと、村主選手のトウジャンプはフォームが綺麗だから(トウが伸び切ってから回る。回りはじめが早い選手に比べるとたいへん見栄えがします)、フリップも、エッジが治ればわりとあっさり加点がつくと思うし。
安藤美姫選手はフリップ修正終了、ほかのジャンプはもともと問題なし。中野友加里選手はそもそもエラーエッジトラブルを抱えていません。武田奈也選手は、フリップが不得手で、ルッツはまだ完成してないんですよね。しかし若い選手ですから、これからの課題として頑張ってるはずですし「だから不利」とは、あんまり思えません。
一部に、現状の選手の得意、不得意を見て、「このルールは日本選手に不利だ」というふうに心配するむきがあるのはわかるんですけど、人間って成長するものです。あれだけ死に物狂いで練習している選手たちが、来季も今季と同じ能力しかないという状況はありえないと思うし、選手をもうちょっと信頼してもいいんじゃないかな、と、思ったりもしました。
今回の報道のようなルール変更が、もしあるとして、どこの国が有利だとかいうのはありえないんじゃないかなあ、というのが、灰原的な見解です。さきにも書いたとおり、ロシアは、次代のエース、ヴォロノフ選手にけっこうな影響がありますし、フランスのジュベール選手も、現状ではフリップにエラーを抱えています。トマシュ・ベルネル選手も、ジョニー・ウィアー選手もフリップがエラー。日本の小塚崇彦選手も、イエテボリでは、フリップでエラーをとられてましたね。ステファン・キャリエール選手も、イエテボリではエラーついてないけど、NHK杯ではフリップがエラーでした。いま修正中なのかもしれないですね(つーか、いま、イエテボリの男子FSプロトコル、ちゃんと見て震撼したんですけど、今回って、すごいザヤックルール大会だったんでない? 高橋大輔選手もだけど、キャリエール君もパトリック・チャン君もザヤック!)。
ジャンプでミスをしやすいランビエール選手だって、新ルールで有利になるか? といったらわからない感じですよね。アメリカの恐るべき3人娘のうち、キャロライン・ジャン選手とミライ・ナガス選手にもエラーエッジがあります。
もともと、ジャンプのルール変更については、今季がエッジの峻別化による減点、来季はエッジの峻別化によるザヤックルールの導入、という方向性だという噂があって、もし、ザヤックが導入されれば、エラーエッジを抱える選手たちにとっては、ボーナスポイント導入よりもダメージが大きいと思うんですね。5種類揃えたらボーナスポイント、というのは、むしろ温情措置じゃないですかね…。
ジャンプの点数が見直されるという噂も、根強いですね。
とはいえ、正式決定がない段階では、あくまで、噂は噂。
なんだかんだ言って6月の総会まで、結論の出ることでもないので。新ルールが発表されてから、あらためていろいろ、ファン的に、ミーハーに(!)思いを致してみたいなあと思います。
今季の総会で、もしかしたら確実に採択されるんじゃないかな、と、灰原が勝手に予測している改正は、全米選手権男子、衝撃の2人同点の原因となった、小数点以下の得点の集計、数字丸めルールの規則化です(詳しい内容についてはこちらの記事で書いてますのでどうぞ~ http://ameblo.jp/haibaran/entry-10071301657.html
)。
ま、地味~な問題点ですけど、問題点が現実に存在しているのは事実なんで、改正も簡単なことですし、誰が改正に反対するとも思えないし(反対する意味ないもん)、ツルッと改正されるんじゃないかな。こういう、集計とかの問題がしっかりしてるかどうかで、選手のルールへの信頼感も違ってくると思いますし、派手な改正ばっかり話題になりますけど、地道に、システムの足腰についても整えていって欲しいです。
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