25日からブルガリアで始まる世界ジュニア選手権。女子シングル優勝候補のひとりである、ミライ・ナガス選手のかわいらしい記事をFSUで拾ってきましたので、今日はこれを日本語にしてみますね。
原文はこちら→ http://www.iht.com/articles/ap/2008/02/15/sports/FIG-Nagasu-New-York.php  掲載はヘラルド・トリビューン。タイトルは『US figure skating champ Mirai Nagasu tours NYC after clinching title』。全米フィギュアチャンピオン、ミライ・ナガス選手、ニューヨークに行く、ってとこでしょうか。
いつもの言い訳です。灰原は英語力に乏しく、これからお目にかける文章は、機械翻訳を日本語らしくととのえただけのもので、翻訳と呼べる精度はありません。間違いは充分ありえますし、わからないところは想像で補っていたり、もっとわからないと飛ばしていたりします。記事そのものをダイジェストしていることも。よろしければ、原文もご覧いただけるとうれしいです。
それでは、本文にお進みください。



【ヘラルド・トリビューン:全米フィギュアチャンピオン ミライ・ナガス選手、ニューヨークに行く】


14歳の全米フィギュアチャンピオンは、跳ね上がって転びました。
ミライ・ナガス選手は、ポニーテール、ピンクのスパンコールで飾られた衣装に身を包んでいました。金曜日、はじめてやって来たニューヨーク、ロックフェラーセンターのアイスリンクで、演技していたのです。彼女はリンクのまわりの群集の拍手にあわせて、大きな微笑を浮かべて起き上がりました。そして、シットスピン、スパイラルを披露して、優雅に一礼しました。
「コンタクト入れてなかったもんだから、なんにも見えなくって」
裂けたタイツの下の打撲傷をアイシングしながら、ナガス選手は言いました。
「ここは、わたしがいままでスケートした中で、いちばん小さなリンクですね」
木曜日に、彼女はタイムズ・スクエアでお寿司を食べました。彼女の母親、イクコさんは、ロサンゼルスで寿司レストランを営んでいます。ナガス選手は赤いイヤリングを手に入れて、演技のあいだじゅう、身に着けていました。
24時間しかない、あわただしいニューヨーク滞在のなかで、彼女の「やることリスト」のトップは、ティファニー、セントラルパーク、FAOシュバルツ(5番街で有名な高級おもちゃ店です)、そして任天堂ショップへの訪問でした。
その日、彼女は、新しいスケート靴に履き替えて4日めでした。セントポールで全米タイトルを獲得してから3週後、スケート靴が小さくなってしまったのです。
全米選手権、ショートプログラムでみなを魅了したあと、ナガス選手は、彼女のいうところ「衝撃的で」「おっかない」リードを得ました。フリープログラム、はじめのジャンプでの転倒は、彼女の怯えを和らげる役目をはたしました。
「どんな野放図な夢のなかでも、わたし、一番になるなんて思ってもいませんでした。ダブルアクセルで失敗したとき、このジャンプをいままでどんなに一生懸命練習してきたかってことを思って、わたし、ちょっと腹を立てました。それで、いつもみたいに、すべての恐れをなくして、楽しんで、攻めて滑れるようになったんです」
彼女はすばやく立ち直り、3+3を着氷させると、そのあと5つのトリプルジャンプをものにしました。得点が出たとき、ナガス選手は眼鏡をかけていなかったので、コーチは、彼女が初のシニア大会参加で全米タイトルを獲得したと説明しなければなりませんでした。
全米スケート連盟は、ミライ・ナガス選手は、1937/38チャンピオンのJoan Tozzer以来はじめて、ジュニアカテゴリーからのシニア参加で、全米タイトルを獲得したスケーターとなったと発表しました。
ナガス選手の演技は、参加した7つの試合のうち、6つで優勝したこの12ヶ月をしめくくるものでした。2007年世界ジュニアでは、彼女は2位で終わっています。
彼女の演技スタイルは進化中です。彼女は非常に軽々と、たやすそうに演じます。
「スピンとおなじくらいジャンプも好きで、楽しいです。スケートのすべてが楽しみです。だからこんなに、好きなんだと思います。わたしは、どんな領域も平等に伸ばしたいです。ショートプログラムでは、明るくて若々しいかんじを見せて、ロングプログラムでは、シニアみたいな表現力を見せて。どっちも愉快です」
スピンのとき、目が回るのを防ぐために、彼女は工夫しています。
「氷を見下ろすと、なんだかジェットコースターに乗ってるみたいな感じになるんで、いつも上を見上げるようにしてます」
日本生まれの両親を持つナガス選手は、カリフォルニアのアルカディア高校の1年生です。14歳である彼女は、今季の世界選手権には、まだ、出場資格がありません。彼女は今月、ブルガリアで世界ジュニア選手権に出場します。
全米ナショナルの2位、レイチェル・フラット選手と、4位のキャロライン・ジャン選手も、年齢制限のために世界選手権出場資格を得られず、アメリカは世界選手権代表に、5位、そして7位の選手を選出しなければなりませんでした。
ナガスは、年齢ゆえにジュニアに留めおかれることを、不足に思っていません。故障がスケーターたちをしばしば早期引退に追い込むことを思えば「いまのやりかたが賢い」と彼女はとらえているのです。
「わたしたちには、体を成長させる時間が必要なんだから、いまの規制はいいと思います。ちゃんと成長したら、わたしたちのフィジカルはもっと強くなって、シニアの大イベントでも、もっとよく戦い抜けるようになると思うんです」
彼女は、日本の浅田真央選手を賞賛します。昨季ワールド銀メダリストは、全米ナショナル直前、ナガス選手に励ましのFAXを送ってくれたのでした(GANBATTE! って書いてあるFAXですね。icenetworkに一時写真が載ってましたね。灰原も見た見た)。浅田選手は、2004年に、国際大会で3Aを降りた初のジュニア選手となりました。
そしてナガス選手は、ミシェル・クワン選手を「美しいスケーター」と呼びます。
「わたし、彼女とおんなじくらい偉大なスケーターになりたいです」と、ナガス選手は言います。
2010年バンクーバー五輪は迫ります。しかし、ナガス選手はまだシニアへは飛び立てぬままです。
「バンクーバーに行けたらきっと楽しいでしょう。でも、わたしは一度にひとつずつの経験を積み重ねて生きていて、だからこそ、すべての体験は、忘れがたいものなんです。たとえば、今日……」
彼女は笑って付け加えました。
「わたしは人生最高の転倒をしました」




はい、書き取り終了です。お疲れさまでした!
短い記事なんですけど、正直今回は梃子摺った。誤訳上等! な灰原の書き取りですけども、いちおう大切なとこは抑えたいと思ってはいるんですよ(思うだけは)。ミライちゃんの、若い……というか、まだ幼いといっていいのに、森の賢者みたいに含蓄ぶかい発言を、できれば正確に伝えたいものだなあ……と頑張ってみたんですけど、やっぱり難しかったです。これで合ってるかどうかもわかんないし。
灰原がとくに感動したのは記事の終盤のここです。


"It would be really nice to go," she said. "But I'm taking each event one at a time, to have a lifetime experience at each of them, so they all become memorable."
"Like here today," she added, laughing. "I had the best fall of my life."


なんて賢い子なんでしょう! それにとってもいい子だ! このあたりの言葉を、ミライちゃんがニコニコ笑いながら言ったんだなあと思うと、なんつーか、大人なんですが灰原、「弟子にしてください」と言いたくなりますね。すごいと思う。
灰原、中学生のころ、もっと馬鹿だったもん。「今日の晩ごはんはロールキャベツがいいなあ」とか「宿題やりたくないなあ」とか、そんなことしか考えてなかったもん。
栴檀は双葉から芳し……っていいますが。
さすがに、トップまでのぼりつめる人だなあ。
ずっとずっと応援しつづけたい選手です。うん。ジュニアでムリして競技人生縮めるなんてもったいないですよ。
こんな大人びたミライちゃんですが、でも、ニューヨークでお買い物にいったところは、年相応なのが、ほほえましいですね。おもちゃ屋さんとティファニーか。いったいなにをお買い物したんでしょうか。今回は24時間の強行軍でのニューヨーク滞在だったようですが、シーズンが終わったら、いずれもっとゆっくり、ご褒美の旅行とかできるといいなあ~と思います。
世界ジュニア選手権において、最大のライバルはおそらく、同じアメリカのレイチェル・フラット選手と、キャロライン・ジャン選手ですね。来年からはたぶん、シニアに上がってくるミライちゃん、最後のジュニア戦を「楽しんで」頑張って!




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