※この記事は、「四大陸選手権男子FS感想・その1(http://ameblo.jp/haibaran/entry-10073270975.html )」のつづきです。
よろしければ、まえの記事から、ご覧いただけるとうれしいです。


・FS3位/総合2位 エヴァン・ライサチェック選手
『トスカ』。今日は白いシャツブラウスのエヴァン君。SPのまっくろくろすけより、灰原、こっちの衣装のほうが好きだなあ。ドラマティックな音楽にのせて、演技が始まります。
冒頭の4Tで転倒!
ちょっと驚いてしまいました。今季、ライサチェック選手はほぼ4Tを降りていて、転倒したところは見なかったんですが。ディフェンディングチャンピオンということで、緊張してしまったかなあ。続く3Aは、高さも幅も迫力もあってとっても良かったんですけどね。
中盤に跳んだ3Aにコンボをつけなかったせいで、減点幅が大きくなってしまったエヴァン君、本人的には「今日の出来栄えは最悪だった」とコメントしてましたけど、それでも230点を越えてしまうのが実力かもしれませんねー。もともとスピンは上手かったけど、このところとくにポジションが冴えてきたし、ステップも見違えるほど上達しています。
いつもは見せ場になる終盤のストレートラインステップは、今回はちょっとスピードが落ちたかな、という印象はあったものの、丁寧な出来栄え。フィニッシュも音楽ピタリで良かったです。
灰原の勝手な憶測ですが、エヴァン君は、3Aに迷いが出ていたように思えました。以前はそんなことなかったんだけど、3Aの助走に入るとき、一瞬スピードが落ちる気がするんですよね。3Aのフィーリングが悪かったのかな。
世界選手権では、ぜひ、もっとカッコイイところを見せて欲しいです。頑張って!


・FS2位/総合2位 ジェフリー・バトル選手
『アララトの聖母』。冒頭の3A+2Tは高くて完璧な出来栄え! そのつぎの3F+3Tもお見事。素晴らしいです。ステップは、2本ともレベル3で加点つき、スピンは全部レベル4(すごい)。ここまで頑張ってエレメンツの質を高めてきたのに、演技最終番の3Lzで転倒。……ううう、もったいない!
しかし、ほぼ、完璧な『アララト』を見せてもらえたと思います。良かったです。このプログラムには、昨年からほんとうに梃子摺っているように見えたのですが、ついにものにできたのですね!
オーラス、打楽器の音にあわせてステップを踏むあたり、エッジワークの正確さとともに、身ごなしの優雅さに思わず見入ってしまいました。
ジャンプコンボを全部前半に跳んじゃう構成は、バトル選手の背中を気遣ってのことかな。並みの選手なら、ジャンプを跳び終わったあとの演技時間をもてあましてしまうと思うんですけど、ジェフリー・バトル選手に限ってはそんな心配は無用でした。つなぎのスケーティングを見ているだけで飽きることが無い。スピンは最後までスピードも落ちずお見事。演技もとっても良かったけど、フィニッシュ後の笑顔は100点満点中100点の素晴らしさで、なお良かったです。
キスクラでバトル選手が微笑むたび、客席から歓声がすさまじかったです。
キスクラにはリー・バーケルコーチのみ。ジェフ・バトル選手と、浅田真央選手と、教え子がふたり出てきてるのに、アルトゥニアンコーチは帯同していません。なぜなんでしょうね?


・FS1位/総合1位 高橋大輔選手
『ロミオとジュリエット』。素晴らしい演技でした。
プロトコルを見ていたので演技構成は知っていたのですが、それでも、4T+2Tを見た瞬間、鳥肌が立ちました。全日本選手権のときは、セカンドジャンプはやっとつけた、みたいな印象だったのに、ぜんぜんちがう。セカンドジャンプも高く跳べています。
3F+3T、3A、あんまり簡単に跳ぶので、難しくないことだと勘違いしそうになります。後半ボーナスタイムのジャンプラッシュのスタートは、3A+2T+2Lo! トリプルアクセルからのコンビネーション、とても綺麗だったです。
ループでちょろっとオーバーターンがあった以外は、ほぼノーミスの素晴らしい演技でしたね。世界最高得点おめでとう!
いやー、しかし、日米対抗ではじめてこのプログラムを見たときは、振り付けが遅れたせいで練習不足で、わりとボロボロだったんだよなあ、とか、思い出して、遠い目になってしまいました。あのとき、灰原は、極限までエレメンツを詰め込んだこのプログラムに驚愕し「もしや、今季のうちには滑りこなしきれんのでは」と危ぶんだのでした。
余計なお世話でしたね。
去年のいまごろも「オリンピックシーズンの高橋選手とはもう別人だなあ」と感慨深かったのですが、いまの高橋大輔選手は去年の高橋選手とすら別人です。上達速度がすごく速いので、見ていてワクワクします。きっと、そらおそろしいほど練習しているのでしょうね。
イエテボリでは、これ以上の演技をする、とコメントしてくれた高橋大輔選手。頼もしい限りです。頑張って!



男子はFSも比較的得点が出ましたね。ちょっと甘いかなあ~?
とはいえ、今回FSの高橋大輔選手の得点は、かなり渋く見積もったとしても、いまの得点からマイナス10点くらいじゃないかなあと灰原は思います。充分、オリンピックレベルの得点です。
プルシェンコ選手のレコードを抜いてしまいましたね。
まあ、プルシェンコ選手のすごいところは、オリンピックという、極限まで緊張する場所で、当時の世界最高得点を出したってとこです。いつもはできることもできなくなるのがオリンピックの魔力なのに、プルシェンコ選手は、自分の実力を充分以上に発揮して、金メダルを掴んだのです。すごい偉業だと改めて思います。
いい演技満載だった四大陸、女子もすごく良かったんですよね。明日感想を書きます。
今季四大陸は、ヨロ選よりも確実にレベル高いよなあ。





ダイナバナ
女神幻想ダイナスティア は乙女のためのコミュニケーション重視のMMOオンラインゲーム。

争いのない世界にあなたも遊びに来てね。
今なら無料で遊べます!


お買い物バナ

※乙女なショッピングモール「乙女のおかいもの」でもうきうき情報紹介中!


ダイナ情報バナ

※メルマガ「ダイナスティア情報局」登録はこちらから!