『Skate Today』に上がっている、フランスのヤニック・ポンセロ選手の新しいarticleのタイトルがちょっとヒドいです。
こちら→ http://www.skatetoday.com/articles08/020808.htm  なんですけどー…。
『World Champion of Training』……練習では世界チャンピオンっていったい!!
まあ、あの、ご本人がそのようにおっしゃってるんですけどもね。
フランスナショナルでは、SPで80点越え、ブライアン・ジュベール選手に迫る得点を叩き出した、ヤニック・ポンセロ選手。類稀な才能はみなが認めるところなのですが、いまいちブレイクしきれないんですよねー。今回のヨーロッパ選手権でも、期待されたのですが、結果的に壮絶な自爆となったようなのでした。
そんなヤニック・ポンセロ選手のarticle。本日はこれを、日本語にしてみたいと思います。
それでは、いつもの言い訳です。灰原は英語力がなく、これからお目にかける文章は、機械翻訳を日本語らしく整えただけのもので、翻訳と呼べる精度はありません。読み取り間違いはおおいにありえますし、わからないところは想像で補っていたり、もっとわからないと飛ばしていたりします。記事そのものもダイジェストしている場合があります。よろしければ、原文もお読みいただけると、うれしいです。
それでは、本文にお進みください。



【Skate Today:練習では世界チャンピオン ~ヤニック・ポンセロ選手~】


「僕、練習では世界チャンピオンなんですよ」
フランスのスケーター、今年21歳のヤニック・ポンセロ選手は、自分自身をそう表現しました。彼は、素晴らしい才能を持ち合わせているにも関わらず、そこそこのスケーターにとどまっています。「練習中なら完璧なジャンプを跳ぶことができます。だけど、試合になっちゃうと、自信を失ってしまうんです。僕の目標は、練習中と変わらない演技を試合ですることです。そうすれば結果はついてくるはずです」
ポンセロ選手は素晴らしいジャンパーです。「9歳くらいのとき、僕は2Aを降りられるようになりました。そして10歳か11歳のときに3Sと3Tと3Loと3Lzを降りたんです。14歳のときには、4Sと3Aを降りました。現在、僕はクリーンな4Tを飛べるようになっていて、4Sには滅多に取り組みません。4Lzもちょっと練習してみたことがあるけど、いまはまったく。クワドは、僕の一番の武器です。2004年のジュニアワールド出場のときから、クワドを演技に入れていたはずです。……ただ、僕のすべてのトリプルジャンプが、安定しているわけではありません。ひとつのプログラムにふたつのクワドに挑戦するよりも、全部のトリプルとひとつのクワドを確実に決めたいです。僕は今年、FSとSP両方で、4T+3Tに取り組んでいます」
今季プレシーズンに行われたニース杯でチャンピオンとなったとき、ポンセロ選手は、必要とし続けてきた「演技の信頼性」を身に着けたかとみえました。けれど、スケートカナダSPで、ブライアン・ジュベール選手に次ぐ2位というスタートを切ったとき、彼のメンタルは彼自身の期待を裏切りました。結果、総合6位に終わりました。
ポンセロ選手の履歴は印象的です。僅差までブライアン・ジュベール選手に迫り、フランスナショナル銀メダリストとなって初出場した先日のヨーロッパ選手権では、12位に終わっている。昨年初出場した世界選手権では、14位に終わっています。
ジュニア時代には、世界ジュニア2005で銀メダル、世界ジュニア2006で銅メダルを獲得しています。演技が安定しさえすれば、金メダルだって取れるはずなのです。
「僕、はじめはスキーをやってたんです」と、ポンセロ選手は言います。「スケートで競技会に出るようになるまえに、スキーでは競技会に出てました。12歳までは平行してやってたんです。主に出場してたのはスーパー大回転。それからスケートのほうに重きをおくようになって、いまはスキーは遊びでやります」
ポンセロ選手は、Didier Lucineコーチのもと、Sophie Golazコーチ、Claudia Lucineコーチらの指導を受けながら、アヌシーの町で訓練しています。
「僕の所属するスケートクラブには、いい先生とスタッフがいます。僕には4人の先生がついていて、手助けしてくれます。ストレッチから練習をはじめて、氷上練習は3時間、1週間に6日と45分は練習します。ほかに、ダンスレッスンも。夏にはサーキットトレーニングとか、とにかく走り込みをします」
彼の今年のプログラムは、SPが、Muriel Zazoui氏振り付けの「秋に寄せて」、FSは、Camerlengo choreographed振り付けの「ダヴィンチ・コード」と「トリスタンとイゾルデ」のリミックスです。エキシビジョンプログラムはふたつ。ひとつは、ベルギーの歌手、Jacques Brelの曲を使ったもの、もうひとつはビーチボーイズの曲を使ったものです。
「プログラムの曲はコーチといっしょに選びます。コーチは僕のことをよく知ってくれてますしね。僕たちは映画の『ダヴィンチ・コード』を見て、振り付けに使いたいサウンドトラックを発見しました。僕はスケートの演技で、物語を表現したい。最初に表現したい物語を考えます。それから、イメージに合う音楽を探すんです。
古い音楽でも、新しい音楽でも、なんでも聴きます。特定のスタイルはありません。ロックもクラシックもR&Bもみんな好きです。自分自身でも、ギターをやるんですけど、あんまり上手くはありません」
ポンセロ選手は、理学療法士になるための勉強をはじめて3年目になります。
「あと2年は勉強を続けなきゃいけないんです。でも、勉強時間を確保するのが、だんだん難しくなっています。僕、バンクーバー五輪に行きたいので、いまはスケートが最優先で、そのあと学校です。バンクーバーのあとなら、学業優先できると思うんですけど。いまはアヌシーで学校の勉強もできるんですけど、来年、進級できたら、リヨンに移って勉強しなきゃいけないんです。僕、ほんとに理学療法士になりたいです。でも、そのためにスケートのキャリアを終わりたくはありません。僕はたくさんの人を助けたい。ほかのアスリートたちのために、僕にはなにかができると思うんです」
ポンセロ選手は、また、こんなふうにもコメントします。
「スケートのほかのスポーツも、僕は楽しむことがあります。スキーのほかにも、スノーボードとかマウンテンバイクとかやりますよ」



はい、書き取り終了です。お疲れさまでした!
はあー、たしかに本人おっしゃってます。「I am now the world champion of training」。しかし、それ、まんまタイトルにするってどうなのよと思わなくもない。内容的には、いままであんまり知ることのなかったポンちゃんことポンセロ君のいろいろがわかって、灰原には興味深い記事でした。
子どものころはアルペンスキーと両方練習してた、ということなんですが、これは、お土地柄もあるかな。ポンセロ君のホームタウン、アヌシーは、アルプスのたもとにあるんですね。ジュネーブとかに近いんです。ウィンタースポーツがそもそも盛んなお土地柄かなあと思います。
スーパー大回転をやってたんですね。灰原、スーパー大回転も見るの好きなんですよ。なかなか日本のテレビだと放映してもらえないんだけど。山の中を、どひゅーっ、しゅばーっ、と疾走していくの、ホントかっこいいですよね! 岩を、じゃしゃーっ、と跳んだり! ああ~また見たくなってきた。
小さいころからアルペンスキーやってたなら、たしかに、スピードやジャンプにたいする恐怖心はないかもしれないですね。
ちなみに、ブライアン・ジュベール選手&アルバン・プレオベール選手のホームタウン、ポワティエはフランス西部の町で、アヌシーからはけっこう離れています。平野部なので、こちらはウィンタースポーツがさほど盛んなお土地柄ではないと思われます。じっさい、近縁にスケート施設は少ないと、以前ジュベール選手のインタビューで読んだことあります。
さて、ポンセロ君が、何歳でどのジャンプを習得した、とかいうくだりは、ほんとうに圧巻のひとこと。11歳でトリプル5種類、14歳で3Aと4Sを習得。4Tをいつ習得したのかはわかりませんが、ジュニア時代には習得していたのはたしか。ジュニア男子の勝敗ポイントは、基本的に3A跳べるか跳べないか、だというのに、早熟!
驚くべきジャンプの才能は、ジュニア時代から注目を集めていただろうと、想像に難くありません。フランススケ連では、オリンピックメダル候補だと思って期待してるんじゃないかなあ。
12歳からスケートに絞った、というのは、おそらく、トリプルが全部揃ったからかなあと思います。たしかに、10歳そこそこでトリプル全種って、凄いですよね(エリザベータ・トゥクタミシエワ選手はトリプル全種跳べるって、ミーシンコーチが自慢してたなあ)。
しかし、これほどのジャンプの才能がありながら、演技が安定しない、というのが、ポンセロ君の泣きどころ…。ほんとに、安定さえすれば、ワールド表彰台、金メダルも夢ではない才能の持ち主なのにもったいない。メンタルトレーナーとかついているんですかね。
ご本人、バンクーバーのあとは、理学療法士の勉強にもっと注力したい意向もあるようなんで(もちろんそれと競技を続けるか否かは別問題だと思います)、とにもかくにもバンクーバーで悔いなく力を発揮できるように、メンタルトレーニングとか、コーチングとか、それこそ瞑想でもなんでも、精神的に安定する方法が見出せるといいなと思います。
才能的にもったいない位置にいるポンセロ君ですが、もうひとつもったいないと思うのが衣装…。記事に添えられたのは今季の衣装なんですが、灰原にはこれ、どうしても、海苔巻きに紅ショウガがついてるようにしか見えません!
ファッションの国フランスの代表として、もっと滑り栄えのする衣装を探求して欲しいと思います。クリスチャン・ディオールも、アメリカのエヴァン・ライサチェック選手に衣装協力してるくらいなんだから、発祥の地フランスの選手に貢献してもいいと思うんですけどね、ほんと。


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