※この記事は「全日本選手権 女子FS感想 その1(http://ameblo.jp/haibaran/entry-10062882632.html )」の続きです。
よろしければ、まえの記事からご覧いただけると、うれしいです。




FS1位/総合1位:浅田真央選手
ぎょえええ。いきなり第一滑走が真央ちゃんですか。籤運の妙とはいえ。ある意味ほかの選手にもプレッシャーだなあ。
『幻想即興曲』。冒頭の3Aがパンクしたほかは、ほぼノーミスの出来栄え。今季はほんとうにFS安定してますね。
というか、じつは幻想でもチャルダッシュと同じくらいのミスが発生してるんですけど、真央ちゃんがあんまりひとつひとつのミスにナーバスにならなくなったみたいですよね。ミスが多少あっても、きちんと最後まで気持ちを繋げられるようになった。とても強くなったなあと思います。
しかしすごい得点ですね。200点超えて。参考得点とはいえ、もはや男子の得点です。
こんな宇宙人レベルの選手が日本にふたりもいるなんて驚きます。ワールドはもちろんですが、四大陸でも思いっきりいってほしいです。頑張って!


FS13位/総合11位:水津瑠美選手
真央ちゃんのあの、恐ろしい演技のあとに演じることになった瑠美ちゃん。うーむ緊張しちゃいましたかね。冒頭の3連コンボはとても良かったんですけど、3Lo、3Sと転倒してしまいました。波に乗り切れなかったかなーという印象はあります。
でも、とにかく演技時間の長いシニアで、よく頑張ったなと思います。バテる後半にジャンプコンボをいくつも入れている攻撃的構成で、ジュニアといえども勝つ気でプログラムを組み替えてきている風情なのは頼もしいです。
ジュニアワールドには強力なライバルもたくさんいますが、瑠美ちゃんらしい演技で、ぜひ戦ってきて欲しいと思います。それがいちばん、得点も出る気がするんですよね。頑張って!


FS6位/総合4位:村主章枝選手
ぐわー。この、氷に立った瞬間から発生する猛烈なドラマツルギーは、さすが村主選手としかいえないですね。『オブリビオン』。冒頭のルッツは思いっきり跳んでいて素敵でした。
そのあと、ジャンプにちょっとミスが出たのが残念なんですが、スピンやスパイラル、ステップなどではかなり高いレベルをとっていて、実力を示しました。音楽の世界を表現するというポイントにおいても、抜きん出ていたと思います。
あの難しいストレートラインステップをこなし、レベル3獲得しているのも、見事です。
四大陸代表決定、おめでとうございます。ジャンプが決まらなかったから、というコメントが演技後にありましたが、逆にいうと、ジャンプが決まらない中でこれだけの得点を出せたということなんで、このうえにジャンプの上積みがあれば、余裕で世界トップレベルの数字は出ると思います。なんだか、見るたびに関節の稼動域が広がっている気がするのですが、きっと努力の賜物ですよね。
無理をしすぎないように、四大陸、頑張ってください!


FS3位/総合3位:中野友加里選手
顔に気合が入りすぎていたので、ジャンプ突っ込んじゃうんじゃないかとちょっと心配しましたが、そんなこともなく。3Aがちょっと回転が足らなかったほかは、すべてのジャンプを危なげなく跳んでいて良かったです。
得意のスピンもほんとにフォームがきれいで、どんどん加点が出てましたね! ステップもレベル3取れてて、さすがです。
世界選手権代表おめでとうございます。今季はインカレの連覇もかかると思うんですが、そちらも頑張って欲しいです。お疲れさまでした。


FS5位/総合5位:鈴木明子選手
『タイタニック』。頑張りましたね! ジャンプの調子が、いまひとつだったみたいなのですが、その中でもひとつひとつ頑張って降りて、ミスを極力少なく。得意のステップやスピンでは、これでもかと表現を重ねて。とても素晴らしい演技だったと思います。
とくにステップはほんとうに良くて、情感たっぷり。なんで1本しかないのと。男子みたくサーキュラーも踏んで欲しいと、無茶な夢を見てしまうほどでした。スピンもほんとうにどれも美しくて最高だったです。
5位入賞おめでとうございます。じわじわと昨年からも順位を伸ばしてきてて、まだまだ伸びている、来年はどこまでいっちゃうのかと、ほんとうに楽しみです。
スパイラルのときの手の動きとかも、振り付けというよりは、自然にそう動いているように見える動かし方が上手ですね!
表彰台にはあとちょっとの距離です。頑張って! お疲れさまでした。


FS1位/総合2位:安藤美姫選手
美姫ちゃん、やったっ!
フィニッシュポーズが出たとたん、テレビのまえで手を打ってしまいました。いままでの安藤選手のスケート人生の中でも、最高の演技だったんではないでしょうか。恐ろしいほど美しかったです。
冒頭の3Lz+3Loは、セカンドのループがものすごく高く上がってて、国際競技会でもガンガンに加点のつく出来栄えだったと思います。エッジを直しているフリップは丁寧に。コンボスピン、スパイラルシークエンス、力強くエレメンツが決まっていきます。
圧巻はクライマックスのストレートラインステップ。「あたしに惚れる勇気あんの?」みたいな、カルメンの妖艶なところがほんとうによく出てました。コンボスピンはちょっとぐらつきましたが、フィニッシュの表情までバッチリ決まった! これはすごい!
ほんとうに素晴らしい演技で、何度もビデオで見返してしまいました。これからも灰原はフィギュアスケートファンをずっと続けていきますけども、何年たっても絶対に、2007年の安藤選手のカルメンは良かった、と思い出すと思います。ほかの名プログラムを思い出すように。ほんとうにおめでとう。銀メダルもおめでとう。四大陸では4回転の封印を解く意向だそうですが、とにかく、いけるところまで行っちゃってください!
そしてまた安藤選手もたいへんな得点なんですよねー。200点超えですよ。もはや呆然としちゃう。すごすぎます。




今回の全日本は、どの選手も全力を出し切って戦ったというか、失敗した選手についても、けして失敗してペースをつかみきれずに終わったとかそんなことはなく、みんな見せ場を作れていて、ほんとうに良かったと思います。
灰原の中で、いままでの全日本フィギュアベストバウトは、トリノ代表選抜のあった2005年の女子でしたが、今回の2007年女子もそれに迫る素晴らしさでした。
これにてシーズンも前半は終了。GPSを追っかけてた前半に比べると、静かな生活になると思いますが、相変わらずフィギュアスケート愛炸裂で、シーズン後半もブログ頑張りたいと思います!
ああ、ほんとうにいい試合だったな!





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