フランス国内選手権について、もーちょっと詳しい記事が出ました。
こちら→ http://www.artonice.it/?q=it/node/4392
原文イタリア語。比較的自動翻訳でも意味が通りやすいんですよねイタリア語。なぜか。フランス語とかロシア語とか、ときどき壊滅状態なのに。なんでだろ。
さて、内容ですが、昨日リンクした記事には、フランス国内選手権の表彰台にペシャラ&ブルザ組の名前がなく、どうしたことかと心配していたのですけども、グランプリファイナルに出場するブルザ選手の膝のようすを考慮して、国内選手権は回避したもようです。いまの時期に故障再発棄権とかいうことになったらあまりにも気の毒なので、気がかりだったのですが、良かった、安心しました。
ただ、フランス選手権2位のキャロン&ジョスト組と、ペシャラ&ブルザ組、どちらをヨロ戦代表にするかで、フランススケ連内で議論が始まっているもよう。つまり、ペシャブルのファイナルの成績ですべてが決まるってことだと思うんですが、どうでしょうか? キャロン&ジョスト組も素敵なんですけど、今年のODのペシャラさん、胸の谷間から扇を出し入れするあたりの振り付けとか滅茶苦茶素敵なので! ファイナル頑張って、なんとかヨロ戦、ワールドと道を繋いで欲しいです。
一方、フィンランドも国内選手権が終わったもよう。最近強豪を多数輩出しているフィンランド女子、今季のチャンピオンはラウラ・レピスト選手です! 
SPでもFSでも3T+3Tは降りておらず、3T+2Tに自重したもよう。クリーンな出来栄えで2本そろえて、これが初優勝なんじゃないかな?(去年は準優勝だと思った)ほんとうにおめでとうございます。
フィンランドが世界に誇る絶世の美女、キーラ・コルピ選手は、SPトップに立つも、惜しくも逆転されて総合2位。シーズン序盤、スケートアメリカを病気で欠場したときにはどうなることかと思いましたが、着実に上げてきていますね。とくにステップの安定ぶりはすごいと思う。国内大会とはいえ、SP、FSともにレベル3ですから。
余談ですけど、今年、ステップのレベル3って、昨年よりたくさん出ている気がします。灰原の素人考えでは、いままでステップって自由度の高いエレメンツであっただけ、かえってレベルが出なかった、まあまあいい、という出来栄えでレベル2、すごくよくてレベル3、神演技でレベル4、みたいに位置づけだったと思うのですが、今季、ターンどっちの方向にいくつ入れてステップいくつ入れて、と細かい規定ができたために、エレメンツの自由度は失われた代わりにレベルが出しやすくなったんじゃないかと思います。もちろん、規定が振り付けの指標となったためでしょう、今年は見ごたえのある難しいステップが多いな、とも思いますよ。
ただ、こうガンガンレベル3が出るようになってくると、規定をいじくりまわすのがISUの常なので……来年、またステップの規定変わるんじゃないの~? と疑惑を抱いてしまうのでした。逆にスパイラルのレベルが今年は出にくい気がしますよね。
さて、フィンランド3位は、スザンナ・ポイキオ姉さんです。SP後半にミスが出て崩れ、FSでも流れをつかめなかった感じ。うーん、残念ですね。ワールドでポイキオ姉さんの味わい深い滑りを見たかったんですが……って、まだ代表漏れ決定したわけじゃないけど。
昨日、JGPFのプロトコルを見たときに思ったことなんですけど、今日、フィンランド選手権のプロトコルを見て、あらためてまざまざと感じたのは、ジャンプが勝利の必需品でなくなっている、という感覚でした。
それは、新採点法に変わったころから言われてはきたことなんですけども、それでもいままでは、女子なら5種のトリプル、男子なら6種のトリプルにクワド1種類か2種類、なければ勝てない、という状況は、それなりに続いてきたと思うのです。しかし、ジュニアグランプリ男子を制したアダム・リッポン選手は3Aがありませんし、強豪ひしめくフィンランドを制したラウラ・レピスト選手は、跳べるジャンプの種類が、トリプルで確実といえるのはトゥループ、ループだけであり、サルコウでちょっと危ない、ルッツはかなり危ない、フリップは矯正中かもわかんないけどいまのところ跳べてない、という感じだと思われるのです。
それでも、ジャンプが揃わない選手でも、2Aを含めたジャンプの使い方によって、また、ほかのエレメンツの実施によって、高難度ジャンプを揃えている選手に、いまのシステムならば勝つことができる……。
多くのジャンパーを育てたアレクセイ・ミーシンコーチは、この風潮を「不公平だ」と言いました。ミーシンコーチがそう言いたくなるのは、わかります。門下生に際立ったジャンパーが多い方ですしね。
ただ、ジャンプが、スピンやステップなどのほかのエレメンツにたいして、危険度が高い=難しいのに、点数差があまりないから不公平だ、というのは、灰原はちょっと違うかなと思います。いまのところ、ジャンプの配点というのは他に抜きん出て大きいわけですし、それに、もしスケーターにとって、スピンやステップやスパイラルが、ジャンプよりずっと簡単なものならば、ジャンプが跳べるスケーターなら、ほかのエレメンツの習得に苦しむはずがない理屈ですもん。苦しむなら、ほかのエレメンツは、ジャンプより簡単という理屈は成り立たないって思うんですよ。
ジャンプによらずして勝つ方法論が残されている、いまの新採点法って、けっこういいかもね、と、灰原、リッポン君のプロトコルを見直しながら思いました。表現競技としてのフィギュアスケートが、選手の多様性をどんどん認める方向に開いていくのは、悪くない感じです。
まあ、最後は、ジャンプにしろ、ほかのエレメンツにしろ、取りこぼしが少ない選手が有利だってことになっちゃいますけどねー。やっぱり、トリプルもクワドも揃ってたほうがいいわけだしな、結局。





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