さて、佐野稔先生も激賞の爪先を持つ、パトリック・チャン選手の新しい記事をFSUで発見しました。
こちら→ http://www.cbc.ca/sports/indepth/feature-patrickchan-qa.html
エリック杯で金メダルを獲得した直後の、採れたて新鮮! という趣の記事です。
あんまり長くないので、ざっと日本語に書き取ってみます。
さて、いつもの言い訳です。灰原には英語力はほとんどなく、日本語書き取りは、機械翻訳を日本語として読みやすく整えたていどのものであり、読み取り間違いも充分にありえます。記事を省略していることもありますので、ぜひ、原文もお読みいただけると嬉しいです。
それでは、日本語書き取り文にお進みください。
【CBSスポーツ パトリック・チャン選手 Q&A】
カナダのパトリック・チャン選手は、先日のGPSエリック・ボンパール杯で優勝しました。カナダ国内選手権を5位で終えてから、まだ1年足らずのうちに、まだ10代にも関わらず、ヴィバルディのメロディでフリースケーティングを制覇しました。
チャン選手は、グランプリファイナルに向けての見通しと、最近の成功について、CBSスポーツに語ってくれました。
インタビュアー:
パリでのあなたの優勝は、多くの人を驚かせました。あなたはどうですか?
チャン選手:
もちろんびっくりしました。
2位に入れるチャンスはあるかなと思ってたんです。きっと、アルバン・プレオベール選手が、ふつうに勝つだろうと考えてたんで。プレオベール選手の得点が伸びなかったとき、ぼくは驚きました。
インタビュアー:
あなたは、FSの前半に6つのトリプルジャンプをものにしました。でも、後半はジャンプについてはいまひとつでしたね。トリプルサルコウがダブルになってしまった。そして、最後にスピンで転倒しました。なぜ、そのようなミスが起きたんでしょうか?
チャン選手:
バテちゃったんです。6分間練習から出番までにあいだがあって、ぼくは疲れてしまっていました。待ち時間のあいだ、うまくペースがつかめなくて、うろうろ歩き回ったり、立ったり座ったりしてたんです。ムダに消耗してしまいました。
インタビュアー:
今回みたいなミス防止のために、対策を考えていますか?
チャン選手:
いいえ。なんにも。
まあ、待ち時間に歩き回ったって、しょうがないんだし、競技会でじっと出番を待つことに慣れなきゃいけないと思います。
待ち時間の練習をしたっていいけど、練習でどうにかなるものでもないかなあ。
インタビュアー:
トリノのグランプリファイナルで、優勝したいと思っていますか?
チャン選手:
優勝については、考えていません。そもそも、トリノグランプリファイナルに出場できるとも思っていなかったので。
ぼくは、少なくともひとつのGPS大会で表彰台に上がれるかな、と思っていました。スケートアメリカでは3位になれて、表彰台に乗れました。ぼくはそれで満足です。それ以上の結果は、ラッキーなオマケみたいに思っています。
ファイナルにたいするぼくの抱負は、クリーンな演技をして、すべてのトリプルジャンプを降りること、そして最後のキャメルスピンでコケないことです。
インタビュアー:
あなたは、昨季のジュニアワールドで銀メダルを獲得しました。
あなたの獲得したメダルは、ジュニアワールドで、1984年以来、久々にカナダ男子が獲得したものでした。
銀メダルは、あなたのスケート界での立場を変えたでしょうか?
チャン選手:
とくになにも変わらなかったですよ。
ただ、ほかのスケーターたちに、ちょっぴりですけど、一目置いてもらえるようになった気はします。ほかのスケーターと行き会ったとき、みんな、ぼくに話し掛けに近づいてきてくれます。
インタビュアー:
ジュニアワールドでメダルをひとつ獲得しただけで、あなたはシニアに上がりました。なぜ、それほど早くシニアデビューしたのでしょうか。
チャン選手:
ぼくは、もうジュニア競技会で得られるすべてを得たと思っていますし、長くジュニアに留まっても、あんまり意味はないと思いました。なんだか、ジュニア競技会に出てるときって、シニア競技会に出てるときより神経を使ってしまうんです。
インタビュアー:
スケーターとしてのあなたの強みを教えてください。
チャン選手:
ぼくのプログラムのエレメンツのひとつひとつが、ぼくの強みです。人には、エッジワークが滑らかだと、よく言われます。
インタビュアー:
今後の課題はなんですか?
チャン選手:
スタミナ作りですね。滑走順が、グループのうしろのほうになっても大丈夫なようにすることです。コレオグラファーの先生とは、もっとうまくやれるように、少し振付を変える相談をしています。
FSで2回のトリプルアクセルを降りる確率が上がってきたら、そろそろクワドジャンプの練習についても考えたいと思っています。チャンピオンになるためには、クワドは必須ですから。
インタビュアー:
あなたのキャリアのゴールを、どこに設定していますか?
チャン選手:
少なくとも1回、できたら2回以上のオリンピックに、出場したいと願っています。出るからにはメダルを目指したいです。大変でしょうけど。
インタビュアー:
パリから帰宅して、まず、なにをしましたか?
チャン選手:
深呼吸しました。ずいぶん長いこと家を空けていたんで。
ぼくは、ことさら旅行好きってわけじゃありません。パリはとっても綺麗な街だけど、なんにせよ、自宅がいちばんです。
はい、書き取り終了です。お疲れさまでした。
「トリノGPFでの目標は?」と聞かれて「最後のスピンでコケないようにすること」と答えるパトリック君。やっぱりあのキャメル転倒は、本人的にもかなり、忸怩たる思いだったんですね。たしかに、あれさえなければ、ほぼ完璧だったもんなー。
昨季もシニアGPSに出ているパトリック君、いまさらシニアの30秒の壁でもないでしょうが、セカンドグループにいた去年と違い、トップグループの最終に近い滑走ということで、緊張のせいもあってかなり消耗したみたいですね。フィジカルなスタミナとともに、これからはメンタルのスタミナも必要になってくるのかな。本人の予想を超えて成績と評価が先行してしまってる、パトリック君のとまどいも読み取れるインタビューでした。
スケーティングでは、16歳とは思えない老練さを見せてくれるパトリック君ですが、いきなり最終組に入る立場になってしまって、待ち時間の過ごし方がよくわからない、なんて困惑しているあたりは、まだ16歳のあどけないところがありますね。
トリノGPF出場は「ラッキーなおまけみたいなもの」ととらえている、というパトリック君。案外その無欲さが、大きい成果を引き寄せるかもしれませんよ?
GPFでも台風の目になりそう。楽しみですね!
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