スケートカナダ、アイスダンスで事故。フリーダンスの6分間練習中に、メリッサ・グレゴリー選手がリフトから落下。救急車で病院に搬送される事態となったようです。
詳細記事はこちら→ http://sportsillustrated.cnn.com/2007/winter_sports/wires/11/04/2080.ap.fig.skate.canada.1st.ld.writethru.0330/index.html
アメリカのアイスダンスチーム、グレゴリー&ペチュコフ組は、ジョニー・ウィアー選手と組んだトリオのガラプログラム『フォーリン・エンジェル』でも有名。ペチュコフ選手は、今季のジョニー・ウィアー選手のフリープログラムの振付も手伝っているはずです。ジョニーも出場するロシア杯に出場することになっており、双方が入賞できたら、ロシアで『フォーリン・エンジェル』を披露したい、と、以前語ってましたよね…。
いつも軽々と演技を見せてくれている選手たちですが、アクロバティックな演技は、じつはとても危険と隣り合わせなんですよね。昨季四大陸でも、ペア競技、サイドバイサイドのキャメルスピンでジェシカ・デュベ選手が大怪我。競技続行も危ぶまれましたが、東京ワールドにも出場してくれて、ホッとしたものでしたっけ。
そのデュベ&デビソン組は、ペア競技でスケカナ銀メダル、今季GPF進出1番乗りを果たしています。
記事によると、グレゴリー選手の容態は安定したようなのですが、パートナーのデニス・ペチュコフ選手の心理状況のほうも心配です。プリシラ・ヒルコーチがケアしてくれてるといいんですけど…。メリッサ・グレゴリー選手の1日も早いご回復をお祈りします。



さて、スケートカナダ男子FS。残念ながらまだ映像は見られないので、プロトコルと、海外メディアやファンボードの情報を突合せながら、ちょろちょろと、感想? みたいなものを書いていこうと思います。



男子総合3位:ジェフリー・バトル選手
転倒があって3位でSPを折り返した、カナダチャンピオン、バトル選手。地元カナダのお客さまは、大逆転を期待したと思うんですけども、惜しい! あと1歩及ばず、銅メダルとなりました。
プロトコルを見ると、冒頭に3A+3Tという大技を決めて、つぎのサルコウはダブルに。スピンは全体にレベルが取れていて、オーラスのコンビネーションスピンがレベル2のほかは、すべてのスピンがレベル4。さすがあ~。プロトコルを見ただけで、ため息が出てしまいます。
跳びたいと言っていたクワドは、今回は入らず。加点を狙って演技最終盤に入れていたコンビネーションジャンプのセカンドが、全部抜けてしまったのは、やはり体力的に厳しかったのかな。前半のサルコウがすっぽ抜けダブルになったため、後半の3Sコンボのセカンドが抜けたのが単発ジャンプ扱いになり、いちばん最後に跳んだ3Lzがシークエンス扱いになってザヤックにならなかったのは瓢箪からコマでした。もし前半のサルコウがトリプルになってたら、ルッツの得点が丸っぽ抜けちゃうとこだったー。
中盤のフリップがダブルになっちゃったのは、これはエッジ迷ったみたいですね、ロングエッジ(エッジ不正。LongじゃなくてWrongです)がついています。
浅田真央選手もコメントしていましたが、やっぱりエッジ補正って一筋縄ではいかなくて、そもそもジャンプってタイミングで跳ぶものだから、一瞬の迷いが命取りになるというか。今年は、かなりの選手にとって試練のシーズンかもしれませんね…。
ジェフリー・バトル選手、昨季の故障から、完全完治と言えない状態で、とにかく表彰台に上がってくるのは立派です。GPF出場に気持ちが繋がったと思います。次戦ロシア杯、頑張って!


男子総合2位:ケヴィン・バンデルペレン選手
うわあやった! ケヴィンが化けた! FS1位です! ジュベール選手に勝ちましたよ! ジュベール選手が本調子でなかったとはいえ!
昨季欧州選手権で銅メダルを獲得したバンデルペレン選手。昨季末には競技引退のウワサも流れていたりと、なかなか心配だったのですが、元気に競技を続行してくれて、緒戦でこんなに素晴らしい演技をしてくれたなんて、うれしくてなりません。
ヨーロッパのファンたちからは《ジャンピング・ビーン》なんても呼ばれているらしいバンデルペレン選手、高くて豪快なジャンプの技術は一級なのに、スピンとステップがいまいち、つーかいまさん(ごめんなさい。しかしいままで、ジャンプには加点がついていても、スピン、ステップとなると煙突さんとアヒルさんばっかり並んでいたんだー!!)で、ずーっとなかなか得点が出なかったのですが、今回は違った。スピンでみっつもレベル4取ってる!! ステップも2本ともレベル2。得意技の4Tには加点もついて。ああほんとうにいい演技だったのですね。オフアイスシーズン中、どんなに努力したのかわかります。大逆転、すごいすごいおめでとう!
ファンボードに上がっている写真を見ると、今年のフリー衣装は、なんとキラキラの金色で、なかなかインパクトが強いです。FSの曲は『アラビアのロレンス』だって。これって、タラソワコーチとヤグディン選手がタッグを組んだ初期のころのプログラムで使われた曲じゃなかったっけ。
ヤグディン選手のイメージが強い曲に、あえて挑んできた気概は買いだと思います。次戦はフランスのエリック杯。ブライアン・ジュベール選手と、トマシュ・ベルネル選手と、バンデルペレン選手と、エリックには昨季欧州選手権3強が揃います。いい試合になるといいですね。頑張って!


総合1位:ブライアン・ジュベール選手
SPでは、磐石の強さを見せつけたチャンピオン、ジュベール選手ですが、FSはちょっと思わしい滑りではなかったよう。冒頭の4Tを転倒、3Fを2回ともロングエッジで減点されています。うわ。今年は本当に厳しい…。
9月ごろのインタビューで、ちょっとトリプルアクセルに苦労している、とコメントしていたジュベール選手、SPでは見事な3Aを見せてくれて「アクセルの調子が悪いってのは勘違いだったのかなー」と思ったのですが、やっぱりちょっとフィーリングが合っていないのかな? 最初に跳んだ3Aでも減点がちょっとだけあり、演技最終盤のアクセルも1Aとなり、コンビネーションもつきませんでした。
ただ、多少のミスはあっても表彰台のてっぺんに乗ってくるのが、さすがジュベール選手の底力。ダイナミックな滑りは健在だったようで、PCSは72.10と驚きの高さ。スケーティングに定評のあるジェフリー・バトル選手をも上回り、TESで後塵を拝したケヴィン・バンデルペレン選手にたいしても、なんとPCSは10点以上も上回っています!!(すごい!!)
長いシーズン、こういう底力があとあと効いてくるんですよねー…。
次戦はエリック杯、ホーム開催になりますし、調子は完璧に合わせてくるんではないでしょうか? スピンなどで、ちょっとレベルが取れていないところなども、調整されてくると思います。どれだけ演技を研ぎ澄ませてくるのか? フランスでの演技が、ほんとうに楽しみです。頑張って!
予断ですが、灰原は、ジュベール選手のコーチ、ジャン・クリストフ・シモンズ氏のファンです。いつもシックなスーツ姿で、かっこいい! 
エリックでは地上波放映がばっちりあって、シモンズコーチのお姿を拝見できるとうれしいんだけどなあ。



いろいろあったスケカナも終了。アイスダンスでは、地元カナダの希望の星、テッサ・ヴァーチュー&スコット・モイア組がみごと優勝を果たしています。
次戦は中国杯。放映予定を考えると、いまから少し憂鬱なんですが。せめて回顧コーナーをなくして欲しいです。と、控えめに主張してみたり…。
あ、ヤニック・ポンセロ選手のSP衣装、ちょっと見ましたが、なにがどうなってるのかわからないくらい面白い衣装でした。なんかこう、海苔巻きに紅ショウガついてるみたいな。紅ショウガひらひらしてるみたいな。
…ファッションの国フランスの代表なのに、なぜにこの衣装なの、ポンセロ君…。





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