び、びっくりしたー!!!
こちらのスケートアメリカの特集記事、タイトルは《Good start to season for Meissner, Belbin and Agosto.》なんですけども、添えられた写真が高橋大輔選手の『白鳥』です。なぜだ。
記事の中身は、タイトルどおりキミー・マイズナー選手とベルビン&アゴスト組、それからキャロライン・ジャン選手なんですけどねー。高橋大輔選手のことなど、1パラグラフくらいしか出てこない(笑)。
で、この記事ですが、タイトルどおり「キミーとベルアゴ、いいかんじでシーズンのスタート切れて良かったね」なのかなーと思って読んでみたんですが、さにあらず、おおむね、今回スケアメ女子シングルでのジャンプ、及びエレメンツのレベル付けについての、ジャッジの情け容赦ない厳しさを報じるものでした。
そのあたりの文章を抜粋して日本語に書き取ってみます。
《原文》
The callers are a lot more strict with everything," Meissner said of the technical specialist who determines which moves a skater has done. "On jumps, and especially on the sit spins if they are not at a certain degree. You have to be sure about what you put in the programs.
"I was surprised to see how much they downgraded all the skaters."
《灰原不正確訳》
「コーラーはすべての競技者に厳格です」
と、マイズナー選手は、テクニカルコーラー……スケーターの動きをジャッジするテクニカルスペシャリスト(技術審判)について語りました。
「ジャンプ、それからとくにシットスピンについては、わたしたち選手は、規定に正確でなければいけません。
審判がどれほどすべてのスケーターをダウングレードしたか見て、わたしは驚きました」
たしかに、シットスピンは、ポジションも回転数もエッジもかなり厳しく取られているようです。レイバックはそこまで規定が変わってる感じしないんだけどな。女子よりもシットポジションが多用される男子のほうが、スピンの規定変更によるベースバリューの低下の被害が大きいような気がします。
スケートアメリカで、エヴァン・ライサチェック選手は、新スピン規定に対応できているところを見せてくれましたが、高橋大輔選手はちょっとレベルをまだ落としてましたよね。まあ、スピンのレベルを取りこぼしても、転倒しても、それでも勝っちゃったというのもすごいですが。
男子のスピン巧者の双璧と言えば、中国杯で初戦を戦うステファン・ランビエール選手、そして、次戦スケートカナダに登場するジェフリー・バトル選手じゃないかな、と、灰原は思っています。
スケカナでのテクニカルコーラーのジェフ・バトル選手への評価、興味深いです。演技とともにプロトコルも、楽しみです。
さて、キミー・マイズナー選手よりダウングレードによる被害が甚大だったのがキャロライン・ジャン選手。ジャン選手関連の文章を抜粋してみましょう。
《原文》
She wowed everyone with a dynamic short program on Saturday, and while the 14-year-old world junior champion wasn't quite as good in the free skate, she is someone her competitors must take note of.
The judges took note of Zhang's sloppiness by marking down five of her seven triple jumps, which stunned the junior high school student from Brea, Calif.
"I'm surprised by that," she said. "I didn't really expect it, but I'll get to work harder and try to get it cleaner."
Her coach, Ming Zhu Li, said Zhang never lost points for her under-rotating jumps in the past.
《灰原不正確訳》
キャロライン・ジャン選手は土曜日にダイナミックなショートプログラムで誰をも感嘆させました。フリースケーティングでは思ったほど良い得点ではありませんでしたが、依然として、14歳の世界ジュニアチャンピオンは、ライバルたちにとって手ごわいライバルのひとりです。
審判員は、彼女の7つのトリプルジャンプのうち5つをダウングレードすることによって、ジャンのジャンプの不正に注意しました。カリフォルニアの中学生は卒倒しそうになりました。
「(ダウングレードが多かったことには)すっごく驚きました」と、彼女は言いました。「考えもしてないことだったんで。もっとたくさん練習して、ジャンプをきれいにしようと思います」
ジャン選手のコーチ、ミンチュー・リー氏は、彼女は過去にジャンプで減点されることはなかった、とコメントしています。
たしかに、スケートアメリカのときのキャロライン・ジャン選手のプロトコル見て、ほんとに情け容赦なくジャンプがダウングレードされててびっくりしたんですよ。
彼女のフリーのジャンプのスコア見ると、
3F<+3T<
3Lz+2t e
3S<
2A
3F
3Lo<+2T+2Lo
3Lz< e
ってなってます。『<』は回転不足、つまりダウングレードの印で、『e』はエッジ不正の印ですね。こーやって見ると、エッジ不正もなくダウングレードもなく取ってもらえたのは3Fだけだったのがわかります。うわっ、えげつなー!
開幕ご祝儀相場の都市伝説がいままであったスケアメですが、今回はむしろ、新ルール施行の開幕相場で、かえって厳しかったんじゃないかとも思えますね。
キャロちゃん、たしかに、フリーの得点見たとき、「えっ」て顔してましたわ。こんだけダウングレードされてたら、予想外の低得点だったことでしょう。とくにルッツが両方ともエッジ不正ってのは痛い。
とはいえまだ14歳なんで、吸収力もある年齢ですし、中国杯までっていうのは無理でも、全米選手権までには修正が間に合うといいですよね。
この調子でいくと、スケカナもジャンプとスピンの判定厳しそうですが、選手のみなさん、頑張って!
スケアメで2位に入った安藤美姫選手が、肩の治療に専念するため、日本に帰国するそうです。
☆スポーツ報知:美姫、緊急帰国 NHK杯向け右肩治療専念
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20071031-OHT1T00070.htmhttp://head
日本での治療で、どうか痛みが快方に向かいますように。
1ファンとしてはお祈りすることしかできませんが……美姫ちゃん、頑張れ!
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