いよいよスケートアメリカが直前。
女子シングルでは日本の安藤美姫選手、浅田舞が、アウェイ(とはいえ練習地)アメリカに乗り込みますが、迎え撃つ地元アメリカのエース、清楚で可憐なキミー・マイズナー選手の新しい記事のリンクをFSUで見つけましたので貼っておきますね。
こちら→ http://www.baltimoresun.com/sports/olympics/bal-sp.meissner24oct24,0,2068742.story?page=1
動画つきの記事で、キュートなキミーの動く姿を堪能できる……のはうれしいのですが、あたりまえですが英語です。なに言ってるのかわかんない。
今年のキミーのプログラムは、こちら→ http://www.usfigureskating.org/AthleteBio.asp?id=2308
のアメリカスケ連のバイオによると、SPが、映画「パッション」から『奇跡の始まり』、FSが映画「エバーアフター」サウンドトラックから、となっています。
重厚で神秘的な雰囲気のある「パッション」のほうは挑戦ですね。昨季、エヴァン君もこの映画の曲を使っていましたが、よその国の選手がたくさん使うわけでもないよなあ。アメリカ人的には、グッとくるなにかがある曲なのかな。あ、映画「パッション」のサウンドトラックは、かのピーター・ガブリエルが手がけています。
「エバーアフター」については、デヴィッド・ウィルソン氏が振付に携わっているということで、曲もキミーにすごく合うと思うし、灰原、楽しみにしていたのですが……驚きの展開が記事後半に。
関係ないけど、キミー、バイオの写真、変わりましたね。これ、キミーがオリンピックシンボルアスリートとして、スポーツメーカーのポスターに出たときのと同じ写真だと思うんですが、去年までのお花を髪にくっつけてる写真のほうが可愛かった…ってこれは灰原の好みですが。なんかすごくこの写真、強そうです。
まあじっさい、キミーったら、動画や写真で見受ける限り、もはや清楚で可憐なかつてのイメージより、もっと強い、アスリーティックな感じに成長を遂げているように思います。衣装になったらまた印象が変わるかもしれないんですが、体つきがすごく、「鍛えてる!!」って感じに変わりましたよね。トリノのころは、すんごい華奢だったのに。いつもニコニコしてるけど、ファンの見えないところではきっととてつもない努力をしているのですね、キミーは。
《Fresh start for Meissner》……マイズナー選手のための新しい始まり、と題されたこの記事の中で、キミーのコーチのパム・グレゴリー氏は「群集が浅田真央選手の勝利をもとめて悲鳴のような声を上げているあの東京で、ディフェンディングチャンピオンとしての戦いに挑むプレッシャーは大変なものだった」と語ります。「あの場での世界4位という結果を、粗末なものだとは思っていません」とも。うん、たしかに。大変なプレッシャーだったというのは、すごくわかります。
もちろん、群集の期待に包まれた浅田真央選手、安藤美姫選手、そして中野友加里選手にも違う種類のプレッシャーがあったわけで、彼女たちが耐えたのと同じ、自国開催だからこそのプレッシャーを、キミーはおそらく、来季のロサンゼルスで味わうことになるんだろうなー。2009年世界選手権はロサンゼルスで行われるのですから。自国開催のうえにバンクーバー五輪出場枠がかかるときては、いまから考えてもプレッシャーは並大抵ではありません。東京での体験は、きっとキミーの糧になるだろうなと思います。
さて、今季、はじめてデヴィッド・ウィルソン氏と組んで、FS「エバー・アフター」に取り組んでいたキミーですが……なんと!! シーズン開始4週間前に、「エバーアフター」はお蔵入り!!
以前から組んでいた振付師ローリー・ニコル氏と組んで「Nessun Dorma」つまり、歌劇トゥーランドットから「誰も寝てはならぬ」で、新しいプログラムを作成しなおしたそうです! うそーーー!!!
「エバーアフター」では、なぜダメだったのか。シーズン直前になってプログラムを作り直すほどの賭けに、なぜ出なければならなかったのか。キミーはこのように理由を語ります。
"It wasn't me. It didn't inspire me. It didn't challenge,"
それは、わたしらしくありませんでした。インスピレーションも浮かびませんでした。挑戦もありませんでした。
……なにしろ「エバーアフター」を見ていないので、よくわからないのですが、キミーの目指す方向と、ウィルソン氏の振付にズレがあったのかな? と思います。よくも悪くも、コレオグラファーにはそれぞれカラーがあるので、キミーのカラーとウィルソン氏のカラーは合わなかった…ということかもしれません。それにしても、ちょっともったいない気はするなあ~。
せっかくのウィルソンの新作、いらないなら誰かほかのスケーターに譲るのはダメなのかなあ、と思いましたが、キンバリーさんのために作られたプログラムを滑れる選手って、地球上に5人くらいしかいないか。
で、作り直しのFS「誰も寝てはならぬ」ですが、キミー本人は非常に気に入っているもよう。トリノのオリンピックスタジアムで、パバロッティ(亡くなっちゃいましたね)が「誰も寝てはならぬ」を歌ったときのことを思い出すのだそうです。「この曲を聴くたびに、音楽は心でとらえなきゃいけないって、思うんです」と、キミーは語ります。「わたしはこの新しいプログラムに、幸福を与えたいです」とも。
グレゴリーコーチは、今回のプログラム変更について、こうコメントしています。
「いまのキミーは、グランプリシリーズのために最高の状態とは言えません(FSの滑り込みが足らないことを言っていると思われます)。でも、リスクを冒してなお、キミーにはプログラムを変更する価値がありました。もっとよく滑り込めば、新しいプログラムは彼女に勝利をもたらすはずです」
パバロッティが歌っていたように、私は勝利を手に入れます、と語るキミー・マイズナー選手。日本のスケートファンなら誰でも知ってるというかスケートファンでなくとも激しくたくさんの日本人が知ってると思います(荒川静香さんの偉業によって)が、トゥーランドット「誰も寝てはならぬ」の、最後の大サビのところは、日本語に直すと「夜明けとともに私は勝利を手に入れる」と歌っているんですよね。とっても縁起がいい歌詞。この曲で太田由希奈選手も世界ジュニアを獲りましたし、金メダル獲得率が高いとことでも知られた曲です。
……しかし、キミーが今年「トゥーランドット」かあ~。
キミーがトゥーランって、なんか予想外っていうか、あんまり考えなかった組み合わせですね。なんとなく。
努力家のキミーのことですから、スケートアメリカまでには、ずいぶん新プログラムを滑り込んでくることと思われます。トリノで荒川静香さんによって感動を与えてくれた曲、トゥーランドットと、安藤美姫選手、対決ですね。「サロメ」も「デリラ」も強い女の子の曲です。頑張って!
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