フィギュアスケートJGPS第5戦、クロアチア/ザグレブ大会が、競技終了しました。
男子シングルに日本からエントリーした、近藤琢哉選手は9位、佐々木彰生選手は13位。女子シングルにエントリーした、佐藤菜乃初選手は6位、延原友梨奈選手が9位に入りました。お疲れさまでした!
女子優勝はアメリカのミライ・ナガス選手。男子優勝はやはりアメリカのAustin KANALLAKAN選手。やっぱりアメリカジュニア強いなあ~。
……とはいえ、勝ったとはいえ、ミライちゃんの総合ポイントは143.52で、ミライちゃんにしてはかなり低い。なんかあったのかしらねーと思ってプロトコルを見たんですが……うーむけっこうポイントが厳しいですね。
SPは、ディダクションはないんですが、3Lz+2TでGOE減点あり。ルッツだけに不正エッジとられたかなあ。ステップインの3Lo、レイクプラシッドで失敗したところはきれいな着氷だったらしく、加点アリ。おつぎのレイバックスピンがレベル4。レイクプラシッドではスピンは軒並みレベル3で4を取り損ねていたので心配していたのですが、修正成功したようです。
しかしスパイラルシークエンスがレベル1っていうの、これなんだろう。秒数足らなかったのかなあ。よろけたんでしょうか。アメリカ女子はなにはなくてもスパイラルはきっちり押さえてくるのでちょっと驚きました。ストレートラインステップもレベル1でかなり渋い得点。ただPCSはさすがに高いですね。立派。
一方FS。『コッペリア』冒頭のスパイラルはきっちりレベル4。このあとの2Aはきれいに決めたんですが、そのあとの3Sが回転不足でGOEもかなりの減点。うーむこれは着氷相当乱れたみたい。
3Fはクリア。フライングシットはレベル3。つぎのサーキュラーステップはレベル2になってまして、レイクプラシッドよりこれは進化してきたかなと、伺わせるかんじです。
後半入って、3Lo+2Loはきれいに降りる。この構成どーもタラ・リピンスキー選手を思い出すなあ、彼女は3Lo+3Loだったけど…。そのつぎのルッツはおそらく転倒。回転不足もついてる。3F+2Tのコンボはクリア。そのあとの3Lzからのコンボは、セカンドジャンプをすっぽ抜けてしまい、しかもルッツに回転不足をとられています。
全体にジャンプに回転不足が取られているのが目立ちます。ジャッジ確認したんですけど、今回女子にはアメリカのジャッジが入ってませんね。だからかな、ちょっと辛めに点をつけられた感じはある。ただ、ミライちゃん本人も以前インタビューで「ジャンプがチートぎみになっちゃうときがあるから修正したい」と言っていたように思います。
今回の結果を検討して、今後の練習に役立てるんでしょうし、なにしろ伸び盛りですから、今シーズン中にも見違えるくらいまた上手くなるんじゃないかな。日米対抗にも出てくれるんですよね。楽しみです。頑張って!
入賞した日本の佐藤菜乃初選手は、昨季はダブルジャンプまでしか、競技会では降りていなかったように思うんですが、今回のプロトコルでは3Sと3Tを降りていて、おっ、トリプルが来ましたね! と、うれしくなりました。まあ3Tは回転不足取られちゃってますが…。
しかし佐藤選手で特筆すべきはスピン! スピンですよ!
SPオーラスのコンボスピン以外、SP、FS、すべてのスピンがレベル4!
ほとんどのジャンプはダブル、という構成で、6位に入賞しちゃうというのはすごいですよ。ほんと…。
ちょっと気になるのはスパイラル、SPでもFSでもレベル取りこぼしているところかな。スピンでこれだけ点数出せる選手が、スパイラルでレベルが取れないはずないんで(ちょっと強引ですかね)、もったいないと思いました。スパイラルはもうちょっと気を使って練習するだけで、多分すぐにレベル上がると思う。新規定に振付が対応できてないのかもしれませんが。おそらく佐藤選手には、トリプルジャンプよりもスパイラルのレベル上げのほうがすぐに習得できると思うので、ぜひそこは伸ばして欲しいです。
さて、いよいよシニアもシーズン開幕。日米対抗戦が間近ですね。
キャロラインの軟体スピンには、日本中の人々が度肝を抜かれるでありましょう。日本選手たちの新プログラムもいよいよ発表、楽しみです!
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