……むう。そんなこと言っても屁のツッパリにもならんのではないかしら。
本日、ロシア系スポーツサイト『SPORTCOM』で、ミーシンコーチの新しい談話を見た、灰原の最初の感想は、それでした。
ミーシンコーチの談話、というても、プルシェンコ選手関係の談話にあらず。先日のJGPSタリン大会での、アルトゥール・ガチンスキー選手の得点について、ミーシンコーチが不満を洩らしているようなんですね。
元記事はこちら→ http://sportcom.ru/sport/figurkat/news46f65bf2.htm
短い記事なので、全部の内容を日本語に書き取ってみます。灰原は語学力がほぼゼロで、ロシア語→日本語の自動翻訳と、ロシア語→英語の自動翻訳を見比べて書き取ったものですので、読み取り間違いはご容赦を。
「アレクセイ・ミーシン談:新採点法でのジャンプの評価は間違っている」
フィギュアスケートJGPS第4戦、エストニアタリン大会のあとで、フィギュアスケートコーチであるアレクセイ・ミーシン氏は「現行システムにおいてはトリプルアクセルの評価があまりにも低い」との見解をしめした。
ミーシン氏は、トリプルアクセルのない中国選手の優勝はアンフェアだと語る。
タリン大会で2位となったミーシン氏の門下生、アルトゥール・ガチンスキー選手は、SPでひとつ、FSで2つ、3つのトリプルアクセルをクリアにできた事実にとても満足している、初のJGPS参戦について、いいイメージで終えられたとコメントしている。
うーん。ガチ君は、自分の成果に満足しているっぽいんですが、ミーシンコーチは憤懣やるかたないというかんじですね。
気持ちは非常にわかるんですが、グワン君が勝ったのがフェアでない、というコメントは、このコメントこそがフェアでない、と灰原は感じます。
持ちワザの難度がライバルたちに届き得ない選手が、ルールを勉強し、自分の持つ最大限のワザを駆使したプログラムを作り上げて勝つ。すごいことじゃないですか。ジンリン・グワン選手本人も、グワン選手のコーチやコレオグラファーも、とてもとても頑張ったと思います。
新採点法が催行されてもう何年もたっているんですし、ダブルアクセルの得点が上がることについても、今年の6月には告知されていたはずです。選手たち全員が共通のルールの中で競う。それがスポーツのフェアプレイってもんであり、大会が終わったあとにルールにケチをつけたってしょうがないです。まあ愚痴が言いたくなるのもわかるんですけど、愚痴って満足されちゃうと、ちょっと困るなあって思うんですよね。
大国ロシアが復活するためには、ミーシンコーチの育成術って重要だと思うんですけど、同時に、レギュレーションに対応したプログラムの研究がもう絶対必要っていうか、急務! だと、灰原は考えます。いまさら新採点法がどうたら言ってられる状況じゃあもうナイよ!
ミーシンコーチ、いまは亡き旧採点法をいつまでも偲ぶのはやめてくれるといいんだけどなあ。ロシアスケート界に幸福な結果を生むとも思えないですよ。ミーシンコーチももうかなりのお年ですし、新ルールに対応するのが厳しい部分もあるかもしれない。たとえば若いウルマノフコーチなどが、新ルール対応についてはサポートするとか、ミーシンチームは少し本気で新ルール対応について考えたほうが本当にいいと思います。復帰してくるプルシェンコ選手のためにも。
スケーティング、ジャンプ、スピン、さらには芸術性。複雑に要素の絡み合うフィギュアスケートという競技で、どんな選手でも評価できる採点法にはたどり着くのはすごい難しいだろうなと思う。それでもより良い採点を目指して、技術委員のみなさんは誠実にルール改正と取り組んでいらっしゃると思うので、むしろ改良点があるならば、ロシアスケ連経由でISUの議題に上げていったら、有意義ですよね。
ガチンスキー選手は、JGPS、もう1戦出場があると思います。次戦までにプログラムを手直しすれば、ガチンスキー選手の能力をもってすればもっと得点を上積みできるはず。大変だと思うけど、頑張れ!
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