さて、お待たせしました。書く書くと言ってて延びていた、テッサ・ヴァーチュー&スコットモイアのネットインタビュー記事のご紹介です。
元記事はこちら→ http://www.goldenskate.com/articles/2007/091707.shtml
昨年のカナダ選手権で2位、東京ワールドで6位に入ったヴァーチュー&モイア組は、なんとまだ10代。今年もまだ世界ジュニア選手権に出場できる年齢……のはず。アメリカのデイビス&ホワイト組とは、同年代でコーチもいっしょ、ライバルになりますけど、軽やかなイメージのデイビス&ホワイトに比べると、ヴァーチュー&モイアは、やや重厚な感じがありますね。若いのに妙に渋いっつーか。
まあ、渋いのも当然というか、お互いが7歳&9歳のときに組んで以来、パートナー変更ナシでやってきたという熟練カップルなんですよね。低年齢のときに組んだカップルって、成長して体格のバランスが悪くなっちゃうことがあって、それで解散してしまうこともあるんですが(ホフマン&エレク組解散しちゃいましたねー…)、このふたりは体格のバランスも上々に成長してこられたようで、まさにベストパートナーなんだろうなって思います。
ネットインタビューとは、HPで集めたファンからの質問について選手に答えてもらうという企画です。ひとりのインタビュアーが担当するインタビューと違って、質問内容がとりとめもなく(ははは)、たまに突拍子もない質問が出てきたりするのが面白いところ。長いので灰原が興味をひかれたあたりを、いくつか抜粋して日本語に書き取ってみます(全部日本語にするのは諦めました…すみません)。
機械翻訳頼りのラフな書き取りですので、正確な中身を知りたい方は、ぜひ原文もお読みくださいね。
質問:おふたかたに質問します。パートナーのいいところはどこだと思いますか?
テッサ:スコットは、とてもきっぱりしていて、集中力があり、精力的で、正直な人です。練習熱心で、負けず嫌いですね。スケートに取り組むスコットの態度は、本当に賞賛に値します。わたしは彼からつねに学んでいます。おまけに、スコットは、わたしをいつも笑わせてくれるんですよ!
スコット:(テッサのいいところは)数え上げたらきりがないですね。なんとかやってみると……そうだな、テッサはすぐれた才能を持つアスリートで、その才能は、激しいトレーニングによって下支えされています。
さらに、とっても個性的で、ぼくは彼女との表現に飽きることがありません。
おまけに、ぼくに11年も耐えてくれたんだから。すごく親切な人だと思います。
質問:テッサにお聞きします。あなたがたが教わっている、シュピルバンド氏とズエワ氏のチームは、教えている女の子たちの体重を厳しく見張ってるって聞きました。
スリムな体型を維持しなければならないというプレッシャーは感じますか? 体型維持について、どんな対策をとっていますか?
テッサ:美を競うすべての競技において、好ましい体型の管理の必要は存在すると思います。プレッシャーはつきものです。
ただ、わたし自身の体型について、コーチたちからなにか言われたことはないですね。
女の子は、健康的で、自分にあった体のケアをしたほうがいいと思います。ダイエットするなら、科学的なフィットネスや栄養について、できればプロの助言を受けたほうがいいですね。
わたし自身も栄養学と体育学の専門家から助言を受けています。コーチの助言ではなくてね。
質問:シュピルバンド&ズエワコーチ以外のコーチに教わることはありますか?
テッサ&スコット:ダンスの種類にしたがって、専門の先生につきます。たとえばルンバならルンバの先生を呼んだり。バレエの先生にも、基本的な動きを習います。
質問:毎日どんなふうに訓練しているか教えてください。
テッサ&スコット:時期によってスケジュールは違いますね。ふだんは、わたしたちは1日4~5時間氷上練習をします。それから日によって、バレエを習ったりジムトレーニングを行います。ストレッチや、体の調整のためのエクササイズのクラスに出ることもあります。
質問:バンクーバーの表彰台を目指すあなたがたの最大のライバルは、デイビス&ホワイトとドムニナ&シャバリンの2組であろうと思います。古い世代のアイスダンサーたちのうち、何組がバンクーバー目指して競技に残ると思いますか?
テッサ:おっしゃるとおり、わたしたちには厳しいライバルがたくさんいます!
わたしは、タニスとベンはバンクーバーまで競技に残ると思いますよ。
スコット:ぼくらとほかの2組がライバル関係だってのは、たしかにそうですね。でも、タニスとベンが「古い世代」だとは、ぼくは思わないな。引退時期を憶測されうるカップルだとも思いませんね。
質問:いままで演じたことがなくて、滑ってみたいタイプの音楽はありますか?
テッサ:バレエ音楽でやってみたいですね! もちろん、チュチュを着て。それから、オードリー・ヘップバーンの映画音楽でも滑ってみたいです。
スコット:使いたい曲はたくさんあります。カントリーナンバーでもやってみたいなあ。カントリーミュージックのファンなんです。カントリーは、将来絶対に滑りたいですね。
質問:氷を離れても、ふたりはカップルなんですか?
テッサ:そうだったこともある、と言っておこうかな。わたしが7歳のとき、ふたりでデートしたことがあるんですよ。
スコット:そうだったらいいのにねえ……失礼、冗談です。
テッサとぼくは、独特の関係だと思います。テッサはぼくより年下なんだけど、どっちかというと彼女がお姉ちゃんみたいな感じですかね。
はい、書き取りここまで。お疲れさまでした!
アイスダンスとかペアの選手にたいしては、必ず、ふたりは付き合ってるのか、という質問がありますよね。まあ実生活でもカップルの場合も多いんですけど、ベルビン&アゴスト組なんかは、実生活カップルじゃありませんしね。……タニスちゃんとつきあってるエヴァン君は、ふたりで町を歩くとアゴスト君に間違われるそうですが(ははははは)。
おふたりとも、年の割りにさばけたかわしかたで、耳がタコになるくらいすでにこの手の質問を浴びてきたんだろうなとわかります。
彼らが最大のライバルと目すのはベルビン&アゴスト組のよう。まあ、そうですよね。問題はベルアゴは彼らと同門だってことじゃないかな。練習もいっしょ、プログラムも筒抜けの兄弟弟子どうしだと、なかなか情報戦もしにくそう。
上では日本語に書き取らなかったんですが、今年のISUのレギュレーション変更について、「ロシアのカップルを有利にするためだと思いますか?」という質問もあって、テッサちゃんは「技術委員会での各国委員の駆け引きもすでにアイスダンスの競技のうち」と答えているんですね。若いのにテッサちゃん悟ってるなーという印象とともに、どこの国のファンにも、ライバル国の有利にレギュレーションが変わっていく、という不満はあるんだなーと思いました。ロシアのファンたちは、ドムニナ&シャバリンの点数は低すぎると思ってるわけですからね。
身内の欲目、ってのも当然あるんだろうけど、アイスダンスのルールってやはりシングルに比べると難しいので、そういう思いも発生するんだろうなって思います。
そんなヴァーチュー&モイア組の今季ODは「黒い瞳」、FDは「シェルブールの雨傘」だそうです。
げっ、黒い瞳って、ロシア民謡じゃないですか。ご本家ロシアのドムシャバを向こうに回して、この選択は吉と出るか凶と出るか。ドムシャバのODコサックはわりと渾身の出来栄えっぽいので、激突するロシア杯、燃える展開になりそう。楽しみですねー。
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