女子テニス、出産して帰ってきたリンゼイ・ダベンポート母さんが、シングルス復帰戦のコモンウェルス・バンク・テニス・クラシックで、いきなり世界ランク３位のエレーナ・ヤンコビッチを撃破しました。おわっ、凄ッ。
長期休養から帰ってくると、どんな選手でも試合勘が鈍ってて、なかなか勝ちきれないものなんですけどね。
ＷＴＡのポイント計算では、グランドスラムってやっぱり大きいんで、全豪オープン準優勝のシャラポワや、ＵＳオープン準優勝のクズネツォワに、ポイント的には負けちゃってるヤンコちゃんですけど、実績的には現在２位のクズネツォワより、ＵＳオープン以前に２位だったシャラポワより、ヤンコちゃんのが安定していると思うんですよ。ちゃんとツアーに出ているし、勝っているし。シャラポワはかなり休んでいたんで。灰原は、今現在の実質的な世界２位じゃないかって思うな（あなたそんな勝手な）。
ダベンポートは、出産を理由に１回引退したんですけど、「やっぱりもうちょっとやるわー」と戻ってきてくれて、でも長いこと休んでたからいまの世界ランキングは２３４位なんですって。本来ドローでもシードは難しい順位ですけど、準々決勝でトップシードとあたったってことは、ワイルドカードでシードつけてもらったのかな。
ヤンコビッチは、敗戦後、「ＵＳオープンからこっち、練習不足になってたから…」と反省している模様。一方のリンゼイ母さん。言うことがカッコよくって「長いラリーはしたくなかったから、ミスが増える可能性はわかってたけど攻撃過多に、ポイントを短く取るようにしたのよ」とのこと。ずーっと現役張ってきた選手と、復帰後まもない自分が戦うとき、自分の最大に不利な点は体力だ、と見切ってたんですね。それで、思うとおりに試合をコントロールできるあたりが、ベテランの技術だなあ。
次戦準決勝で、リンゼイ母さんはＷＴＡランキング９０位のエラーニと対戦。ノーシードから勝ち上がってきたエラーニは、ホントにホントのダークホースみたい。
ご子息のジャガー君（リンゼイ母さんのお子さんはジャガー君といいます。ジャガー横田さんの息子さんと同じ名前ですね）は、まだ授乳期だと思うけど、大会に連れてきているのかな。カッコいいところ、見せてあげられるといいですね。
戦うお母さんリンゼイ・ダベンポート、頑張って！
昨日ブログで触れた、ヒュンダイスーパーマッチですが、なんと！ 会場が火災に見舞われ、中止になってしまったようです！
アイスショーのプレイベントとして、キム・ヨナ選手とステファン・ランビエール選手が地元のお子さんたちのスケートクリニックに出ていたり、盛り上げようと選手も尽力していただけに、残念なアクシデントですね。でもまさか火災が起きた会場で滑れないもんね。消火活動のときに、施設のあっちこっち水浸しになっちゃったでしょうし……。
残念ですね。ヨナちゃんの新プログラムのお披露目は、中国杯までお預けになるのかしら。
ところで、昨日、行方がつかめない、と灰原がボヤいていたプルシェンコ選手ですが、韓国に入国していたみたい。灰原がニュースを見つけられなかっただけみたいでした。
ただ、結局演技はしなかったみたいだし、実際の怪我の状況は結局わかんないんですよね。
とにかく、イベント開催以前の火事ということで、選手たちにも、観客のみなさんにも、怪我がなくて良かった！
一方、現在開催中のJGPS第３戦ウィーン大会。女子がフリーまで終わっていまして、アメリカのレイチェル・フラット選手が優勝です。
まだざざっとプロトコル見ただけなんですけど、フラット選手はフリーで3Lz+3Tを跳んだもよう。やっぱりトリプルトリプルあると強いなあ。総合得点も１５４．６５と、２位に２０点ほど差をつけてぶっちぎり。アメリカ女子、層が厚いなあ～。
JGPS初参戦の中村愛音選手は、表彰台こそ逃がしましたけど、３位とは４点差の４位。あとちょっとで表彰台でしたね！
ちょっぴり惜しかったですけど、今年からジュニアに上がった中村選手、国際公式戦緒戦としては、いい結果だったんではないかな。次戦も頑張れ！
一方の男子、ＳＰ終わって斉藤直人選手が６位、町田樹選手が７位。ただし７位の町田選手から、１位のArtem BORODULIN選手まで、わずか３．５点差。ＦＳでいかようにも引っくり返せる、僅差の勝負です。
町田選手は、たしか昨年の世界ジュニアでもＦＳで逆転したはず。とても表現力のある選手ですから、ＦＳのが得意なのかもしれません。
１０月の日米対抗にも選手として選ばれている町田選手。最終滑走グループ入りした斉藤選手とともに、ＦＳ、力を出し切ってほしいです。頑張れ！
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