灰原が精魂込めて食べ続けたために、愛する梅干の、残量が少なくなってきてしまいました。
あとちょっとしかないと思うと、食べるのもったいなくなってきちゃった~。
「置いといたって悪くするだけなんだから、食べちゃいなさいよ」
灰原母、談。食べちゃったら新しいの買えばいいっていうのよね。そうなんだけどさー。いま食べてるの、手作りの美味しい奴なんだもん。おんなじのは買えないんだもん。
「じゃ来年は自分で漬けたら」
また灰原母、談。……母よ、この狭い家のどこで土用干しをしろというのですか。
なんてブツブツ言いながら、ネットで、干さなくても作れる梅干の作り方を探している灰原です。やっぱり来年は漬けてみようかなあ。
さて、ここんとはロシアネタが多いこのブログですが、今日もロシアです(ははは)。
最近、ロシアの選手たちが活動するにあたって、どうもうまくいってないみたいな事例を、いくつも見聞きします。プロ、エリジブル、どちらに限らずです。
(エリジブルとは競技スケーターのことです。フィギュアでは最近アマチュアという言葉をあんまし使いません。アイスショーなどに出るアマチュア選手と、プロ選手を分かつとき、競技から収入を得ているか否かではなく、競技会に出場しているか否か、の区分のほうが、現在では実際的だから、だと思います。エリジブルスケーター=競技スケーター=古い意味でのアマチュアスケーターです。一般的に耳慣れないので、いままであんまし使ってこなかった言葉ですが、一周年を期にこれから解禁ってことで)
ロシアのスポーツマネジメント事情、どうなってんの? と思っていたところ、『Golden Skate』フォーラムで、興味深い記事へのリンクを発見いたしました。ロシアのイリーナ・ロドニナさんが、スポーツマネジメントについて講演したものを、まとめた記事です。
ロドニナさんは、世界選手権十連覇、オリンピック三連覇のロシアのペアの女王(すごすぎー)。同世代のペア選手であった、モスカヴィナ&ミーシン組につねに先んじていた、ロシアで唯一、かのミーシンコーチに「あなたもまだまだね」とか言っても許されるであろう、すごい実績の方。現役引退後は、スポーツマネジメントに携わってこられたそうです。
ロシア記事をよく有志翻訳してくださるPtichkaさんが、この記事を、ご自分のサイトで英訳してくださっています。英訳版はこちら→ http://ptichkafs.livejournal.com/25726.html
ロシア語原文はこちらです→ http://www.eurosport.ru/figureskating/sport_sto1232795.shtml
ロドニナさんは、昨今のロシアスポーツの失墜の原因のひとつは
「資金的に不透明な部分が多すぎるからだ」
と断じています。
記事によると、ロシアでは、公共スポーツ団体のほとんどすべての財源は、オリンピック協会からの支出金で賄われているそうです。そして、オリンピック協会の財政は、国家予算から支出されている。
にも関わらず、ロシアの公共スポーツ団体には、会計を公開する義務がありません。というか、積極的に、公開を拒否していいみたいなんですね。そういう法律がある。政府は公共団体の活動に干渉しちゃいけないんですって。つまり、中で悪い人がなにかをやったとしても、監査するシステムがない(!)のです!
うーんそれってちょっとどーなんだろー……。
また、ロシアのコーチの一部によくない風潮があることも、なかなかうまくいまのスケート界が回っていかない理由のひとつじゃないか、と、ロドニナさんは語っています。
ほとんどのコーチは競技選手ではなく、子どもたちを教えているのですが、一部には、あんまり子どもが上手くならないように仕向ける、というコーチがいるそうなんですね。なんとなれば、子どもが上手くなっちゃうと、自分のスキルでは教えられなくなってしまうから。生徒をほかのコーチに預けなければならなくなってしまうからです。生徒からのレッスン代が減るというのは死活問題ですから、逃げられないように、あえて上手くさせない、という人がいるっていうんです。……ひどいハナシだなー。ホントかしら。
また、ロシアのコーチの大半が英語を話せないのは非常に問題だとロドニナさんは語ります。英語が出来ないと、ルール変更などへの対応が遅れてしまうからです(素朴な疑問として、ロシア人が英語覚えるのって日本人が覚えるのより難しいんですかね?)。
新しいセンターを作ろうと計画しても、わけのわからない見積もりが上がってきたりして、思うに任せない。
記事からは、ロドニナさんのフラストレーションがいっぱい伝わってきます。
だけど、灰原が思うに、ロシアにいま、ロドニナさんがいるということは、ロシアスケート界の恩恵のひとつなのではないでしょうか?
なにもかもぐっちゃぐちゃのブラックボックスで、アタマが硬い人もたくさんいて、なってない! と思う。この、なってない、と思う人がいるということと、それを「そうだよねー」と納得して、記事にする人がいるということは、すごく大きいと思うんですよ。だっていままで誰もなんにも言わないまんま、監査もなくてずっときてたんだから。
さいわい、ロドニナさんには、誰にも真似のできない実績と、名声があります。
冬季五輪がソチで開催されることになり、ウィンタースポーツには、いまから国家の予算がたくさん注入されると思います。そこに、信頼できる人がひとりいて、流れをきっちり押さえてくれている、と思うことは、選手たちにとっても安心材料じゃないのかな。
偉大なチャンピオンにして、賢く、力強い、イリーナ・ロドニナさん。ロシアスポーツ界の建て直し、ほんとにほんとにほんとに大変だと思うけど、どうか、頑張ってください!!!!
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