今日、とてもとても素敵なことがありました。
じつは以前、フィギュアスケートの村主章枝選手へ、シークレットガーデンのほうで、本を、『天上の舞姫』を献呈させていただいていたのですが、お礼状のメールを返信いただいたそうなのです。
村主選手はとてもファンを大切にしてくださる方だとお聞きしていたのですが……感激です。お忙しいでしょうに、たくさんのプレゼントのひとつひとつにお礼状をくださるなんて、なんていい方なんでしょう。桃木先生もきみよちゃんも村主選手の大ファンなんですよ。
村主選手の、昨年のＮＨＫ杯、ＳＰ『ボレロ』はほんとうに素晴らしい、語り草の演技でした。ラフマニノフ、『月光』『ピンクパンサー』、ほかにもいろいろ、大好きな演技がいっぱいあります。新ＥＸの『シカゴ』も素敵でした。
今期も全念力で応援します！！ 村主章枝選手、頑張って！！！
現在はエヴァン・ライサチェック選手やべべ・リャン選手のコーチで、いままでほかにもティモシー・ゲーブル選手やミシェル・クワン選手たちを育ててきた、アメリカの誇る名コーチフランク・キャロル氏のミニインタビューへのリンクを、FSU（いつもお世話になっています。シーズン入ったらもっともっとお世話になるんだろーなー）で発見しました。元記事はこちら→ http://www.jsonline.com/story/index.aspx?id=648036
キャロルコーチは、初心者の子どもと大人のためのセミナーにいまでも参加しつづけているそうで、そうしたキャンプのひとつで、この質疑応答は採られたようです。
ワールドクラスの選手を何人も生徒に抱えるキャロル氏ですが、初心者セミナー参加は「自分の楽しみのため」とのこと。トップクラスの競技会は、コーチにとっても多大なプレッシャーであり、ときにとても疲れてしまうけれど、スケートを始めたばかりの人たちのきらきらした姿は、スケートの楽しみを思い出させてくれる……と、キャロルコーチは語っておられます。セミナー参加者のみなさんに、心から感謝しているそうです。
キャロルコーチといえば、やっぱり聞きたいのはミシェル・クワン選手とのこと。クワン選手は選手生活の後半、キャロルコーチの手元から離れましたが、いまだに良い関係があるそうです。キャロルコーチはこんなふうに語っておられます。
「ミシェルとは、先日、いっしょに夕食をとる機会がありました。私たちは楽しい気分で、昔話をたくさんしました。
彼女は、いまはまったくスケートをしていません。
ＵＣＬＡに通って、授業を受けています。国務省のためにも少し活動していて、あちこち訪問したり、忙しくしているようです。
私たちはかつて、素晴らしい瞬間と、残念な瞬間を共有しました。ミシェルと改めて友人となれたのは、素晴らしいことです（かなり大意）」
アメリカの大学カリキュラムは過酷だと聞きますから、大学で勉強して、なお文化使節として各国を訪問するなんていうスケジュールにあるミシェル・クワン選手が、スケートに携わる時間が減っているのは、しかたがないことだと思います。それでも、ちょっとは滑ってる姿を見たいと思うのが、ファン心理なんですよね。いまはお忙しいでしょうけれど、いずれショーにでもゲスト出演してくれると、いいなと思います。
ミニインタビューの締めくくりに、インタビュアーはこんなことをキャロルコーチに尋ねます。「ファンの知らないフィギュアスケートの側面について、少し教えていただけませんか？」。たいしてキャロルコーチいわく
「スケートでトップに立つために経験しなければならない痛みと苦しみは、そこに立ったことのない人には、けっして理解できないでしょう。フットボールや、バスケットボールや、陸上競技などと変わらず、訓練にはたいへんな持久力と体力が必要になります。
たいがいの人は、スケートの要求する厳しさに耐えられるだけの、決意と自制心を、持ち合わせてはいません（相当大意）」
空恐ろしいほどの訓練と体力を必要としながら、見た目には内情のすさまじさを微塵も感じさせず、美しく、華やかに、観客を魅了しなければならない競技、フィギュアスケート。トップランクにいたることのできた選手たちは誰もが、とてつもない精神力と克己心の持ち主だ……と、灰原は思います。
フランク・キャロルコーチの現在の弟子、エヴァン・ライサチェック選手は、師匠に悲願のオリンピック金メダルをプレゼントすることができるでしょうか？ （そういやエヴァン君、荒川静香さんの『フレンズ・オン・アイス』に出演しに来日していたんですよね）
サマーセミナーでスケートの喜びを再充電したキャロルコーチ、愛弟子たちの来期の活躍にも、注目ですね！
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