フィギュアスケート。昨日の日記に、ロシア発のヤグディン選手復帰ニュースについて書きましたが、たぶん同じ記事がソースになっていると思われる、インターナショナルヘラルドトリビューン紙の記事を発見しました。リンクを貼っておきます。こちら→ http://www.iht.com/articles/ap/2007/08/11/sports/EU-SPT-FIG-Yagudin-Return.php  ヘラルドトリビューンからニュースって国際配信されるから、そろそろ日本のメディアでも発表されてるかも……と思って検索したら、ありました。阪神ファン心の友デイリースポーツに日本語記事が。リンクはこちら→ http://www.daily.co.jp/newsflash/2007/08/12/0000532249.shtml
スポーツ誌の中でも、最近のデイリースポーツは、わりとフィギュアスケート系のニュースが多いですねー。ありがたい!
さて、元記事になるであろう、昨日のニュース http://www.sport-express.ru/art.shtml?143933  について、きのうはさらっと流しちゃった、ヤグディン選手以外の人のインタビュー部分、よくよく読んだら面白かったので、改めて日本語に書き取ってみようと思います。
まずは、ヤグディン選手を担当した整形外科医師、Sergei ARKHIPOV教授のコメント。


「ヤグディン選手の手術のポイントは、腰にチタン製インプラントを埋め込むことでした。それは、腰の上部が入るカップのような形状をしています。術後、骨細胞は再生し、インプラントの表面は覆われるでしょう。
ヤグディン選手が復帰を焦りすぎれば、細胞組織は損傷し、ジョイント部分が緩んで、リハビリはかえって遅れる危険性があります。
もちろん、ヤグディン選手はまたスケートをすることができると思います。しかしジャンプについて、いまのところ予測を控えたいと思います。フィギュアスケートのジャンプが与える衝撃は、インプラントに予測されたそれを超えているとも考えられるからです」


正直、少し厳しいコメントです。
ヤグディン選手本人はこの種の説明をはじめに受けていて、その上で決心して手術に踏み切った、と言っています。手術は賭けであると理解しているはずですが、賭けに負けるつもりはないということでしょう。
競技を離れてもう5年はたっているのに、負けず嫌いは変わらないんだなー。
つぎに、タチアナ・タラソワ女史のコメント。


「リョーシャ(ヤグディン選手の相性)から、もういちど自分のコーチになってほしいと電話が来たとき、私はなんにも悩まずにすぐにOKしました。
ヤグディンは、傑出した才能を持つスケーターではありません。
ただ彼は、競い合うために生まれた人です。
世界でもっとも優秀な競争者なんです。
リョーシャはわずかな年月、競技から離れていましたが、それは心理的な休養期間でした。
私はニコライ・モロゾフとはまだ話をしていませんが、彼も私と同様にヤグディン選手と働きたがっているだろうことに、疑いを持ちません。
もちろんコーリャ(ニコライの愛称。モロ先生はタラソワ先生からコーリャって呼ばれてるんですね)には、ほかにもたくさんの仕事があります。現在の世界最高のスケーターのひとり、本田武史選手のトレーニングにも、現在、彼は携わっています。
いちばん重要なことは、ヤグディン選手のフィジカルコンディションです。
彼の足がもはや彼を悩まさないならば、彼が再び成功するだろうことに、私は疑いを持ちません」


タラソワ女史って、手がけた教え子に、ものすごく濃い愛情を注ぐ人、というイメージがあります。
もちろんほかのコーチだってそうなんだけど、タラソワ女史って「特に」そういう感じがする。
教え子には、練習ばかりか生活態度まで、とても厳しくうるさく口出しするらしいですが、体調を崩したりすると必死で看病してくれたりもするらしい。ロシアのママってこうなのかもな、と、ちょっと思います。
濃い愛情で、オリンピック金メダリストを、数人育て上げたタチアナ・タラソワ女史ですが、その彼女にとっても、アレクセイ・ヤグディンという選手は、少なからず特別なのかもしれないな……というようなことを、この記事のコメントを読んで、灰原は思いました。
ロシアスケート連盟の顧問として、また、たくさんの生徒を抱えるコーチとして、とても多忙なはずなのに、「いっしょにやって欲しい」というヤグディン選手の誘いに、間髪いれず「いいわよ」と答えたというのは、普通じゃない。
しかしタラソワ女史、「コーリャが教えているほかのトップ選手」として、本田武史さんの名前を上げているのには、驚きました。本田さんて、たしかにモロゾフ振付でも滑ってたとは思ったけど、コーチとしてついているわけじゃないですよね??? タラソワ女史にとっては、振付=スポットコーチみたいな感覚なのかな。
高橋大輔選手も、ISUのバイオだとモロゾフ氏はコレオグラファーになってて、コーチは長光先生だけですもんね。安藤美姫ちゃんのバイオは、コーチのらんに、門奈先生とモロゾフ氏と連名になってるけど。
まさか、高橋大輔選手を、本田武史選手と混同してる? いやいや、タラソワ女史には高橋大輔選手も振付してもらったことあるし。まさかね~。
タラソワ女史は、ヤグディン選手の最大の才能は、ジャンプとか、ステップとか、スケート技術よりも、なによりもその精神性にあると考えているのですね。だからこそ、リハビリが順調に進めば、トップ選手に返り咲くことも難しくはないと言い切るのでしょう。
だんだん現実味を帯びてきた、ヤグディン選手復活。さすがに手術後間もないですし、9月のヒュンダイスーパーマッチには、ちょっと出場は無理っぽいかなー。挨拶には来るかもしれませんが。
ところで、プルシェンコ選手って、手術のあとどうなってるんだろ。最近、ミーシンコーチの談話はどっかでちらっと見たような気がするんだけど…。明日にでも、ちょっと探してみよう。





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