今日はガスレンジの五徳と受皿を煮洗いしました。
掃除用に使っている、元・テフロンフライパン(もはやテフロンは剥げている)に、石けんと酸素系漂白剤を入れて、そこに五徳と受皿を入れて煮ます。けっこう掃除をサボっていたので、溶液が気持ちいいほど真っ黒になりました。あははははははは。
20分ほど煮て1時間放置。金たわしで擦ると、鎧みたいな黒焦げがボロボロ落ちます。調子にのって擦ってたら、爪までボロボロになりました。とほ。
……素手でやるもんじゃない。
毎日少しずつやったほうが楽だということはわかっているのに、一気にすませようとするからこういうことに。
風水的には、レンジのお掃除は「火の気を高める」そうな。火の気は、直感とか文才をアップしてくれるそうです。どんどんアップして欲し~い。
きれいになった台所で作った、今日の夜ご飯はハンバーグとオクラのスープでした。沖縄に嫁いだ友人がパイナップルを送ってくれたので、ハンバーグの上にのせてみました。美味しかった!
『Golden Skate』に、東京ワールド・ペア銀メダル、サフチェンコ&ソルコビー組の記事が、掲載されていました。こちら→ http://www.goldenskate.com/articles/2007/071007.shtml
 
ウクライナ出身のアリオナ・サフチェンコ選手と、ドイツ国籍のロビン・ソルコビー選手のこのペアは、サフチェンコ選手がドイツ国籍を取得して、ドイツ代表としてトリノ五輪にも出場しています。
ところで、サフチェンコ選手の以前のパートナーは、現ウクライナペア代表のスタニスラフ・モロゾフ選手なんだけど、もともとはモロゾフ選手はロシア人なんですよね。サフチェンコ選手とコンビ解消後、ウクライナ出身のタチアナ・ボロソジャー選手と組んで、モロゾフ選手がウクライナ代表に残った形。ボロソジャー&モロゾフもすっごくいいペアで、東京ワールド4位。世界戦でもメダルが狙える位置につけています。本音言うたらロシアスケ連、このペアを欲しいんじゃ…。しかしいまさらウクライナも離すまい。ペアやアイスダンスって、けっこう国籍をまたぐチームが多いですよね。
で、サフチェンコ&ソルコビー組ですが、結成直後から、比較的順風満帆にキャリアを重ねてきた彼らに、トリノ五輪直前、危機的状況が襲います。日本ではあんまり報道されなかったそのあたりのことも、『Golden Skate』の記事にはまとめられているのでした。
記事タイトルは『Mission accomplished』。日本語訳にすると『機は熟した』とかかな。
記事はこんなふうに始まります。
The 2006-07 season was a very successful one for Germany's 2007 European Pair Skating Champions Aliona Savchenko and Robin Szolkowy. It was their best season so far, but it was also their toughest season.
They skated and competed, winning medals in each event they entered, but they also stood in the middle of the political conflict between their coach Ingo Steuer, the German Ministry of Interior Affairs, and the German Skating Federation.
【灰原不正確訳】2006 -07シーズンは、ドイツのサフチェンコ&ソルコビー組にとって、いままでで最高のシーズンでした。同時に、もっとも厳しいシーズンでもありました。
彼らは数々の競技会でメダルを獲得しましたが、しかし、その影で、彼らのコーチであるインゴ・シュトイアー氏とドイツスケート連盟の対立に巻き込まれていたからです。【大意】
サフチェンコ&ソルコビー組のコーチ、インゴ・シュトイアー氏は、東西ドイツ分裂時代に東ドイツのスケート選手として活躍しました。選手時代の彼が、シュタージ、つまり、ドイツ秘密警察に協力したことがあると告発されたのは、トリノ五輪直前のことです。
告発を受けてドイツスケ連は、シュトイアーコーチをトリノ五輪代表団から除外します。シュトイアー氏は無実を主張。ベルリン地裁の裁定によって、トリノへの同行を認められました。ドイツ国内メディアの報道が加熱する中でのトリノ五輪、サフチェンコ&ソルコビー組は、6位に入賞しました。
シュトイアー氏の問題はこれでおさまったのか、と、灰原はなんとなく思っていたのですが、じつはおさまってなかったんですね。記事を読んで、サフチェンコ&ソルコビー組が、この問題と向き合いながら昨シーズンを過ごしたと知って、びっくりしました。
トリノオリンピック後、ドイツスケ連は、シュトイアー氏の追放を決定、サフチェンコ&ソルコビー組に、コーチ変更するよう命じます。
シュトイアーコーチから離れないなら資金援助を引き上げると警告しますが、彼らはコーチのもとに留まりました。結果的に、サフチェンコ&ソルコビー組は、自力での資金調達を余儀なくされます。
2006年GPS、彼らは中国杯とロシア杯にエントリーします。ドイツスケ連はシュトイアー氏のコーチ公認を拒否。
ドイツ国内選手権。メディアにも追われ、精神的にも追い詰められた中で、サフチェンコ&ソルコビー組はベストな演技をし、ドイツナショナルチャンピオンとなります。ここにいたって、とうとう状況は変わり、ドイツスケ連は、シュトイアー氏と和解、ふたたびサフチェンコ&ソルコビー組のコーチとして公認したのでした。
……旧東ドイツ秘密警察が関係するスキャンダル。難しい問題ですね。
日本に届いてこないだけで、いまだに東西冷戦時代の影は、ドイツの日常にときおり、顔をのぞかせるのかもしれません。ベルリンの壁崩壊から、もう20年なのか、まだ20年なのか……。サフチェンコ選手とソルコビー選手は、たいへんな覚悟をもって彼らのコーチを信じると決断したのですね。
厳しい状況から脱しはしましたが、サフチェンコ&ソルコビー組は、資金的なことを連盟一本に頼る方法は今後もとらずに、公式ウェブサイトを開き、企業や個人からの支援を募ることにしたそうです。たしかに、フィギュアスケートはとても費用のかかる競技だから、スポンサードの窓口は開いておいたほうがいいかもしれませんよね。今回のトラブルどうこうは関係なく。
そんなサフチェンコ&ソルコビー組の来期のSP使用曲は、インドの文芸映画「アショカ大王」のサウンドトラック! アリオナちゃんの衣装はインドの美姫めいたエキゾチックなもので、とってもユニークなプログラムだそうです。おおっ、見たい。
それにしても、ドイツの選手がインドの映画音楽って、かなりアバンギャルドな選曲だなあと思って調べたら、なんと! ドイツでここ数年、インド映画大人気なんですって。ふつーにシネコンとかでかかるんだそうです。ドイツ国内で売られている、インド映画=ボリウッドの専門雑誌まであるらしい。
なぜなんだドイツ。
今年は「昨シーズン果たせなかった成果を果たしたい」と語るソルコビー選手。つまり、GPFとワールドの金メダルが欲しいってことですよね!
アジアのシェン&ツァオ組、北米の井上&ボルドウィン組が続行に含みを残す一方で、ペトロワ&ティホノフ組やシュデク夫妻が引退したヨーロッパのペア戦線は世代交代の気配です。昨シーズンユーロチャンピオン・サフチェンコ&ソルコビー組、表彰台のてっぺん目指して、頑張れ!
 
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